019 *()〜する/*()〜になる

()(お/ご)+  動詞(どうし):[ます](かたち)  +  する/いたす
                    になる/なさる
()(お/ご)+  動詞(どうし):[ます](かたち)  +  ください
                    (ねが)えませんか
                    なさい


♪ 会話(かいわ) ♪
() :部長(ぶちょう)田中(たなか)(さま)がお()えになりました。こちらにお(とお)しいたしましょうか。
部長(ぶちょう):うん、そうしてくれたまえ。
田中(たなか)突然(とつぜん)(うかが)いいたしまして、()迷惑(めいわく)ではなかったでしょうか?
部長(ぶちょう):いえいえ、そんなことはございません。さあ、どうぞ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「(お/ご)〜する/いたす」を謙譲(けんじょう)(かたち)、「()(お/ご)〜になる/なさる」を尊敬(そんけい)(かたち)とも()びます。敬語(けいご)場面(ばめん)相手(あいて)によって複雑(ふくざつ)変化(へんか)しますので、一言(ひとこと)説明(せつめい)することは困難(こんなん)ですが、(わたし)()げる(=謙譲(けんじょう)())、相手(あいて)()げる(=尊敬(そんけい)())と(おぼ)えておくといいでしょう。
 「()」は「お」とも「ご」とも()みなす。 「お約束(やくそく)する・お料理(りょうり)する」や「ご(あん)じになる・ご(あん)じいたす」などの例外(れいがい)がありますが、一般(いっぱん)和語(わご)動詞(どうし)には「お」、漢語(かんご)動詞(どうし)(「〜する」動詞(どうし))には「ご」がつくと(かんが)えればいいでしょう。

§ 例文(れいぶん) §
1.あのう、ちょっとお(たず)ねしますが、この(ちか)くに郵便(ゆうびん)(きょく)はないでしょうか。
2.(もう)(わけ)ございませんが、もう少々(しょうしょう)、お()(ねが)えませんか。
3.(わたし)がご案内(あんない)いたします。さあ、こちらへどうぞ。
4.では、ご主人(しゅじん)がお(かえ)りになられましたら、(わたし)(ほう)にお電話(でんわ)くださるようお(つた)えいただけませんか。
5.(とう)ホテルをご利用(りよう)のお客様(きゃくさま)には、特別(とくべつ)ディナー招待(しょうたい)(けん)()()げております。どうぞご利用(りよう)ください。

★ 例題(れいだい) ★
1) お()()げ(する/になる)かどうかはともかく、一度(いちど)お(()し/()()がり)(して/になって)みてください。
2) どうぞ、お((はい)る→    )ください。( )(()つ →     )しておりました。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) せいか((わる)結果(けっか))/に(変化(へんか)結果(けっか))/てしまいました(不本意(ふほんい)
2) で/で(理由(りゆう))/と(「お()(どく)です」が省略(しょうりゃく)感情(かんじょう)発生(はっせい)文型(ぶんけい)203)


(ぜん)(ぺーじ)019(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)