375 *〜反面(はんめん)(で)

名詞(めいし)    :    である        +  反面(はんめん)(で)
動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ーな/である>
(ちゅう):「半面(はんめん)」とも()く)


♪ 会話(かいわ) ♪
良子(りょうこ)(めい)っこさんのことだけど、()両親(りょうしん)としたら期待(きたい)()せる反面(はんめん)心配(しんぱい)でもあるでしょうね。一人娘(ひとりむすめ)でしょ?
() :(なに)のための留学(りゅうがく)か、目的(もくてき)がはっきりしてないと、時間(じかん)浪費(ろうひ)になり()ねないよ。(あそ)半分(はんぶん)じゃ(こま)るね。
良子(りょうこ)東京(とうきょう)での生活(せいかつ)誘惑(ゆうわく)(おお)いし、それに()しい(もの)(なん)でもある反面(はんめん)(なに)をするにもお(かね)がかかるときてる。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜反面(はんめん)半面(はんめん))」は(ひと)つの対象(たいしょう)対立(たいりつ)する側面(そくめん)(あらわ)すのが特徴(とくちょう)で、同一(どういつ)主語(しゅご)(ぶん)(もち)いられます。(るい)()表現(ひょうげん)に「〜(の)にひきかえ/〜(の)に(たい)して/〜(の)に(たい)し」(→文型(ぶんけい)340)がありますが、()主語(しゅご)(ぶん)(こと)なる対象(たいしょう)対比(たいひ)させるので、対照(たいしょう)(てき)となります。
  日本(にっぽん)給料(きゅうりょう)(たか)反面(はんめん)(×のにひきかえ)、物価(ぶっか)(たか)い。
  (ちち)無口(むくち)なのにひきかえ(×反面(はんめん))、(はは)はおしゃべりだ。
 なお、「一方(いっぽう)」(→文型(ぶんけい)011)にも(おな)じような用法(ようほう)がありますが、同一(どういつ)対象(たいしょう)(こと)なる(めん)でも、(こと)なる対象(たいしょう)対比(たいひ)でも制限(せいげん)なく使(つか)えます。

§ 例文(れいぶん) §
1.子育(こそだ)てというのは、()がかかる反面(はんめん)(たの)しみも(おお)い。
2.うちの(ちち)日頃(ひごろ)(やさ)しい反面(はんめん)(おこ)ると(こわ)い。
3.この仕事(しごと)収入(しゅうにゅう)(すく)ない反面(はんめん)時間(じかん)自由(じゆう)になるので、  (ぼく)()()っているんです。
4.(かれ)会社(かいしゃ)では仕事(しごと)(おに)とも()ばれている反面(はんめん)家庭(かてい)では子煩悩(こぼんのう)父親(ちちおや)でもある。
5.生活(せいかつ)(ゆた)かになる反面(はんめん)で、(ひと)(ひと)との(むす)びつきは(かみ)のように(うす)くなっている。

★ 例題(れいだい) ★
1) (かれ)責任(せきにん)(かん)(つよ)反面(はんめん)で、自分(じぶん)の((おも)い/(おも)う)(とお)りに(しない/ならない)と、すぐ癇癪(かんしゃく)を(()きる/()こす)。
2) 世界(せかい)はボーダレスに(()かう→    )つつある( )、( )( )反面(はんめん)少数(しょうすう)民族(みんぞく)独立(どくりつ)運動(うんどう)激化(げきか)(はじ)めている。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) まで/くれた(会社(かいしゃ)(わたし)(かんが)えての発言(はつげん))/(みと)めている
2) は/で/に(基準(きじゅん)の「に」)


(ぜん)(ぺーじ)375(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)