454 *〜わけだ

動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち) ーな> + わけだ


♪ 会話(かいわ) ♪
百恵(ももえ):どこかから、素敵(すてき)(かれ)(あらわ)れないかなあ。
山田(やまだ)(くん)って、白馬(はくば)()った王子(おうじ)(さま)()()がれているわけ?でも(あお)(とり)(はなし)()んだことある?
百恵(ももえ):すぐ(かたわ)らに王子(おうじ)(さま)がいるといいたいわけね。
山田(やまだ):そうさ、(きみ)のすぐ(ちか)くにさ。
百恵(ももえ)(わたし)()(くも)っているのかしら?(なに)()えないわ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜わけだ」は因果(いんが)関係(かんけい)事情(じじょう)過去(かこ)実態(じったい)状況(じょうきょう)などから(かんが)えて、当然(とうぜん)結果(けっか)だという気持(きも)ちを()べるときに使(つか)われます。「〜のは当然(とうぜん)だ」とほぼ同義(どうぎ)(かんが)えてもいいでしょう。
 例文(れいぶん)5のように(こう)から理由(りゆう)()って、「なるほど〜は当然(とうぜん)だ」と納得(なっとく)する「〜わけだ」の用法(ようほう)は「〜はずだ」も使(つか)えますが、(はなし)(しゃ)()()(かた)が「〜わけだ」と「〜はずだ」は(ちが)いますから、「〜はずだ」(→文型(ぶんけい)367)を参照(さんしょう)してください。
  「(かれ)英語(えいご)上手(じょうず)ですね」
  「ええ、(かれ)はアメリカに()(ねん)()んでいたんです」
  「なるほど、上手(じょうず)なわけですね(・はずですね)」

§ 例文(れいぶん) §
1.そんなことを()ったら、(かれ)(おこ)るわけだよ。
2.日本人(にっぽんじん)敬語(けいご)心理(しんり)(てき)距離(きょり)(かん)左右(さゆう)されているわけで、(つね)敬意(けいい)(あらわ)しているとは(かぎ)らないわけです。
3.例年(れいねん)ですと、この季節(きせつ)はスキー(きゃく)でにぎわうわけですが、今年(ことし)暖冬(だんとう)(ゆき)もなく、閑古鳥(かんこどり)()始末(しまつ)です。
4.よく()ているわけだよ。なんとあの二人(ふたり)双子(ふたご)だそうだ。
5.あれ?ご(はん)()けていない。なんだ!()けていないわけだ。スイッチを()れるのを(わす)れてた。<納得(なっとく)

★ 例題(れいだい) ★
1) 計画(けいかく)というのは、(つね)にゆとりを()って()てて(おく/おかない)と、(あと)(かなら)無理(むり)(が/を)(しょう)じる(はず/わけ)です。
2) 以上(いじょう)()べ(てくる→    )(ようだ→    )わけで、(残念(ざんねん)だ→ )ながら進学(しんがく)断念(だんねん)したわけです。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) だから(理由(りゆう)順接(じゅんせつ))/てくれる/わけがない(→文型(ぶんけい)455)
2) に(目的(もくてき)文型(ぶんけい)336)/(ゆる)され(受身(うけみ)(ぶん))/わけ(「はず」も()


(ぜん)(ぺーじ)454(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)