131 *〜だけ/*〜のみ

名詞(めいし)(+(かく)助詞(じょし)):  ×        +   だけ
動詞(どうし)形容詞(けいようし)  :普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ーな>    のみ


♪ 会話(かいわ) ♪
() :やるだけやったんだから、(こう)試験(しけん)結果(けっか)発表(はっぴょう)()つのみだよ。今日(きょう)()きなだけ()みな。
(しょう)(まご):でも、もし()ちたらと(おも)うと、やっぱり心配(しんぱい)で。
() :その(とき)はその(とき)だよ。「(てん)(ひと)(みち)()ざさず」さ。
良子(りょうこ):あれだけがんばったんだから、きっと合格(ごうかく)するわよ。さあ、()めないうちに()()がれ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 限定(げんてい)「だけ」の()言葉(ことば)が「のみ」で、(たと)えば例文(れいぶん)1、2の「〜だけ」は「〜のみ」に()()えることができます。例文(れいぶん)3は「〜だけ」が程度(ていど)(あらわ)(れい)で、「これだけ=これほど=ここまで」は同義(どうぎ)なので、(かたち)正確(せいかく)(おぼ)えてください。
 例文(れいぶん)4、5は肯定(こうてい)では「〜ば、その(すべ)て〜」、否定(ひてい)では「〜ても、その(すべ)て〜」を(あらわ)慣用(かんよう)文型(ぶんけい)です。よく使(つか)われるのは以下(いか)(かたち)です。
  ほしければほしいだけ、どうぞ。
  ()べられるだけ、どうぞ。
  ()べたいだけ、どうぞ。
  ()うだけ無駄(むだ)さ。
 なお、「〜のみ」は限定(げんてい)する用法(ようほう)があるだけで、例文(れいぶん)3〜5や(じょう)(れい)のような「〜だけ」の慣用(かんよう)文型(ぶんけい)では使(つか)えません。

§ 例文(れいぶん) §
1.このことは(きみ)にだけ(⇔のみ)(はな)すよ。
2.口約束(くちやくそく)だけ(⇔のみ)では(しん)じられないね。
3.これだけ(⇔これほど/⇔こんなに/⇔ここまで)()っても、お(まえ)はまだわからないのか。
4.さあさあ遠慮(えんりょ)なく、この(いちご)、ほしいだけ()って()ってください。
5.その(きゃく)文句(もんく)()うだけ()って、(かえ)って()ったよ。

★ 例題(れいだい) ★
1) できる(だけ/のみ)やってみますが、もし期日(きじつ)(まで/までに)()()わなくても、(おこ)らない(でいただけ/でいただき)ませんか。
2) (かれ)( )なんかお(かね)()す( )( )無駄(むだ)よ。あの(ひと)はお(かね)があればある( )( )、全部(ぜんぶ)使(つか)ってしまうんだから。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) ()きたくない/からこそ(→文型(ぶんけい)050)/の(〜からこそ〜んだ)
2) ()しくない/ような(+N=()える恋愛(れんあい))/み


(ぜん)(ぺーじ)131(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)