217 *〜と
言
(
い
)
えば/〜ってば/〜と
言
(
い
)
えば〜
名詞
(
めいし
)
: × + と
言
(
い
)
えば
動詞
(
どうし
)
・
形容詞
(
けいようし
)
:
普通
(
ふつう
)
形
(
がた
)
<ナ
形
(
かたち
)
ー×/だ> ってば<
口
(
くち
)
>
(
注
(
ちゅう
)
:
広
(
ひろ
)
く
句
(
く
)
と
結
(
むす
)
びつく。
相手
(
あいて
)
の
言葉
(
ことば
)
を
受
(
う
)
けて
使
(
つか
)
うことが
多
(
おお
)
い)
♪
会話
(
かいわ
)
♪
李
(
り
)
:
経費
(
けいひ
)
削減
(
さくげん
)
と
言
(
い
)
えば
聞
(
き
)
こえはいいけど、
人材
(
じんざい
)
育成
(
いくせい
)
への
投資
(
とうし
)
は
惜
(
お
)
しむべきではないよ。
佐藤
(
さとう
)
:
人材
(
じんざい
)
と
言
(
い
)
えば、
後発
(
こうはつ
)
の
当社
(
とうしゃ
)
がここまで
発展
(
はってん
)
できたのは、
人
(
ひと
)
を
重視
(
じゅうし
)
する
経営
(
けいえい
)
をしてきたからだよね。
李
(
り
)
:
目先
(
めさき
)
の
損得
(
そんとく
)
しか
見
(
み
)
えないとしたらおしまいだよ。それに
社員
(
しゃいん
)
がやる
気
(
き
)
をなくしてしまうよ。
♯
解説
(
かいせつ
)
♭
「〜と
言
(
い
)
えば」(
口語
(
こうご
)
形
(
かたち
)
が「〜ってば」)は
話題
(
わだい
)
提示
(
ていじ
)
で、「〜に
関
(
かん
)
して
語
(
かた
)
ると<≒は>」という
意味
(
いみ
)
で
使
(
つか
)
われる
点
(
てん
)
は「〜と
言
(
い
)
うと」(→
文型
(
ぶんけい
)
210)と
共通
(
きょうつう
)
します。しかし、「〜と
言
(
い
)
えば」はその
場
(
ば
)
の
話題
(
わだい
)
から
何
(
なに
)
かを
突然
(
とつぜん
)
思
(
おも
)
いだしたたり、
思
(
おも
)
いついた
別
(
べつ
)
のことを
新
(
あたら
)
しい
話題
(
わだい
)
として
持
(
も
)
ち
出
(
だ
)
すときに
使
(
つか
)
います。
どちらも
使
(
つか
)
える
例
(
れい
)
も
多
(
おお
)
いのですが、「〜と
言
(
い
)
えないこともないが、しかし〜」という
意味
(
いみ
)
を
表
(
あらわ
)
す「Aと
言
(
い
)
えばAだが、〜」という
形
(
かたち
)
があって、この
用法
(
ようほう
)
は「〜と
言
(
い
)
うと」にはありません。この「Aと
言
(
い
)
えばA」は
相手
(
あいて
)
の
見解
(
けんかい
)
に
婉曲
(
えんきょく
)
に
疑問
(
ぎもん
)
を
付
(
つ
)
け
加
(
くわ
)
えるときに
使
(
つか
)
われる
表現
(
ひょうげん
)
で、「
美
(
うつく
)
しいと
言
(
い
)
えば
美
(
うつく
)
しいが・
美
(
うつく
)
しいことは
美
(
うつく
)
しいが」のように「AことはAだが、〜」(→
文型
(
ぶんけい
)
092)を
使
(
つか
)
っても
表
(
あらわ
)
せます。(→
例題
(
れいだい
)
1)
§
例文
(
れいぶん
)
§
1.1945
年
(
ねん
)
と
言
(
い
)
えば、
日本
(
にっぽん
)
が
敗戦
(
はいせん
)
した
年
(
とし
)
ですね。
2.
李
(
り
)
君
(
くん
)
と
言
(
い
)
えば、
卒業
(
そつぎょう
)
して
建設
(
けんせつ
)
会社
(
かいしゃ
)
に
勤
(
つと
)
めたはずだが。
3.○○○○
市
(
し
)
と
言
(
い
)
えば、
治安
(
ちあん
)
が
悪
(
わる
)
く、
凶悪
(
きょうあく
)
犯罪
(
はんざい
)
も
多発
(
たはつ
)
していると
聞
(
き
)
いていますが。
4.
確
(
たし
)
かに
彼
(
かれ
)
は
勉強
(
べんきょう
)
ができると
言
(
い
)
えばできるが、
特
(
とく
)
に
秀才
(
しゅうさい
)
というわけではない。
5.この
病院
(
びょういん
)
は
設備
(
せつび
)
といい
医者
(
いしゃ
)
といい
申
(
もう
)
し
分
(
ぶん
)
ないが、
入院
(
にゅういん
)
費
(
ひ
)
が
高
(
たか
)
いことが、
不満
(
ふまん
)
と
言
(
い
)
えば
不満
(
ふまん
)
だ。
★
例題
(
れいだい
)
★
1)
麻雀
(
まーじゃん
)
という(の/こと)は
遊
(
あそ
)
び(と
言
(
い
)
うと/と
言
(
い
)
えば)
遊
(
あそ
)
びだが、
金
(
かね
)
を
賭
(
か
)
ければ
博打
(
ばくち
)
(この/その)ものだね。
2)
平田
(
ひらた
)
君
(
くん
)
って( )、いつ(だ→ )かな、
一度
(
いちど
)
一緒
(
いっしょ
)
に(
旅行
(
りょこう
)
する→ )ことがあったなあ。
(^^)
前
(
まえ
)
課
(
か
)
の
解答
(
かいとう
)
(^^)
1) と
言
(
い
)
えども/
用心
(
ようじん
)
する/に
越
(
こ
)
したことはない(→
文型
(
ぶんけい
)
309)
2) に/
通
(
とお
)
り/の(→
文型
(
ぶんけい
)
354)/だけ(〜だけでは→
文型
(
ぶんけい
)
134)
↑
前
(
ぜん
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
217
↓
次
(
つぎ
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
日本語
(
にほんご
)
駆
(
か
)
け
込
(
こ
)
み
寺
(
てら
)
参拝
(
さんぱい
)
口
(
ぐち
)
へ
戻
(
もど
)
る