〜は、
名詞 : × / だ + とされる
動詞・
形容詞:
普通形<ナ
形ー×/だ> とみなされる
(
注:
広く
句と
結びつき、
内容を「〜と」で
引用する)
李 :あの
大学に
入るのは
難しいとされているけど、
毎年数千人もが
合格してるんだよね。
良子:
神様って
不公平ね。
勉強しなくても
成績のいい
人はいるし、
寝る
間を
惜しんで
勉強しても
駄目な
人もいる。
李 :
学校の
成績がいい
者が
能力がある
者とみなされているけど、IQでは
計りきれないのが
人間だよ。
この
文型は「〜を〜とする(→
文型471)/〜を〜とみなす」の
受け
身文で、「〜は〜と
考えられている」と
同じ
意味を
表します。
一般にそうみなされているという
客観的表現で、
個人の
見解ではありません。
社会通念や
社会常識と
言えるでしょう。
用例的には
例文のように
疑問の
気持ちを
表していることが
多く、「〜とされているが、しかし〜/〜とみなされているが、しかし〜」のように、
後件で
逆の
事実を
表すことが
多いでしょう。
1.
猿は
人間の
祖先とされているが、
果たして
本当か。
2.
女は
男より
能力が
劣るとみなされてきたが、
今や
女たちの
方が
元気な
時代だ。
3.
民主主義は
独裁主義に
勝るとされるが、
一概にそうとも
言えないのではないだろうか。
4.
漢方薬は
副作用が
少ないとされているが、
実際はどうか。
5.
新聞は
真実を
伝えるものとみなされているが、
疑ってかかった
方がいいだろう。