208 〜と()うか〜と()うか/〜と()おうか〜と()おうか

名詞(めいし)    :     ×       + と()うか〜と()うか
動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ー×/だ >   と()うか、(なに)()うか
                     と()おうか〜と()おうか
                     と()おうか、(なに)()おうか
(ちゅう)(ひろ)()(むす)びつく。「〜だ」は省略(しょうりゃく)することが(おお)い)


♪ 会話(かいわ) ♪
() :今度(こんど)(はい)った新入(しんにゅう)社員(しゃいん)、どう(おも)う?
百恵(ももえ)(ひと)づきあいが上手(じょうず)()うか、調子(ちょうし)がいいと()うか、(たし)かに如才(じょさい)のない若者(わかもの)(たち)ね。
山田(やまだ)(まわ)りにあわせるのがうまいと()おうか、自分(じぶん)意見(いけん)がないと()おうか、(なん)となく(たよ)りない()もするなあ。
() :まさか、(きみ)(くち)からそんな言葉(ことば)()くとはねえ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「Aと()うかBと()うか/Aと(げん)おうかBと()おうか」は「Aと()っていいのか、それともBと()っていいのか、よくわかりませんが、〜」という意味(いみ)(あらわ)します。どちらも、どう表現(ひょうげん)したらいいのか、よくわからないときに使(つか)われる文型(ぶんけい)です。
 これらの(ほか)にも、「Aと()ったらいいか、Bと()ったらいいか/Aと()ったらいいか、(なに)()ったらいいか」、(ある)いは「Aと()えばいいか、Bと()えばいいか/Aと()えばいいか、(なに)()えばいいか」などの(かたち)使(つか)われますが、どれも同義(どうぎ)文型(ぶんけい)です。

§ 例文(れいぶん) §
1.(かれ)単純(たんじゅん)()うか素朴(そぼく)()うか、とにかく一本気(いっぽんぎ)性格(せいかく)だ。
2.(きり)()うか(かすみ)()うか、その竹林(ちくりん)(しろ)いもやに(つつ)まれていた。
3.よく()がつくと()うか(なに)()うか、彼女(かのじょ)(じつ)(こま)やかな(ほう)です。
4.(かれ)(あたま)()れると()おうか、才気(さいき)(はし)ると()おうか、(たし)かに優秀(ゆうしゅう)ではあるが、問題(もんだい)がないわけでもないね。
5.(やさ)しいと()おうか(なに)()おうか、まあ、(ひと)がいいのが(かれ)()()ですね。

★ 例題(れいだい) ★
1) (くや)しいと()うか(なに)()うか、あの(とき)(しか/ほど)(みじ)めな気持(きも)ち(になる/になった)こと(は/が)ない。
2) 彼女(かのじょ)(あたた)かみがあると()おう( )、愛嬌(あいきょう)があると(()う→    )( )、男性(だんせい)からの人気(にんき)抜群(ばつぐん)です。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) ともなると(→文型(ぶんけい)253)/という/(おお)われた(()Vの受身(うけみ)(ぶん)
2) 投下(とうか)された(受身(うけみ)(ぶん))/に/()らせた(()Vの使役(しえき)(ぶん):〜が→〜を)


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日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)