動詞:[ます]
形 + にくい
づらい
李 :この
交差点、
右折していいの?
色々書いてあって
読みにくいし、
何言ってんだか、わかりづらいよ。
良子:
本当にわかりにくい
表示ね。
掲示責任者は
自分で
読んだことあるのかしら?
手前味噌もいいとこね。
李 :あーあ、そんなこと
言ってるから
行き
過ぎちゃったよ。さーてと、ここはUターンできるのかな?
「〜にくい」の
類義表現に「〜
辛(づら)い」があります。「〜にくい」は
客観的状態を
述べる
表現ですが、「〜づらい」は
話者の
肉体的・
心理的理由で「〜するのが
難しい」
事態を
表します。「〜にくい」は
対象に
原因・
理由があり、「〜づらい」は
話者自身に
原因・
理由があると
考えればいいでしょう。
(
黒板の
字が
小さくて)
読みにくい。ー
客観状態が
理由ー
(
眼鏡がないので)
読みづらい。 ー
肉体的理由ー
もう
一つの
類義表現に「〜
難い」(→
文型034)がありますが、
実際上は
不可能を
表す
表現です。
言葉では
表しがたい。<
困難で、ほぼ
不可能>
言葉では
表しにくい。<
困難だが、できないことはない>
1.
言いにくい(⇔づらい)ことなんだけど、
少々、
用立ててもらえないだろうか。
2.この
録音テープは
雑音が
入っていて、
聞き
取りにくい(⇔づらい)。
3.この
金属は
電気を
通しにくく(×づらく)、しかもステンレスより
強靭です。
4.
足に
肉刺ができて、
歩きづらい(×にくい)んだ。
5.
歳のせいか、
小さい
字が
読みづらく(×にくく)なった。