325 *〜について/*〜につき/*〜についての

名詞(めいし): ×        +  について(は/も)
助詞(じょし):〜か/〜かどうか     につき
                につきまして(は/も)
                についちゃ<(くち)
                についての + 名詞(めいし)


♪ 会話(かいわ) ♪
良子(りょうこ):ごみ焼却(しょうきゃく)(じょう)建設(けんせつ)について、住民(じゅうみん)アンケートがあったから、条件(じょうけん)つきで賛成(さんせい)しておいたわ。
() :ごみ対策(たいさく)は、どの自治体(じちたい)でも(しり)()がついているからね。それで、どんな条件(じょうけん)をつけたの?
良子(りょうこ)環境(かんきょう)アセスメントについての説明(せつめい)(かい)要求(ようきゅう)したわ。
() :そこが肝心(かんじん)だね。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜について」は()()げた対象(たいしょう)について具体(ぐたい)(てき)内容(ないよう)()べる用法(ようほう)で、ほぼ「〜に(かん)して」と同義(どうぎ)表現(ひょうげん)ですが、日常(にちじょう)会話(かいわ)では「〜について」が普通(ふつう)です。この「〜について」は「〜にとって」(→文型(ぶんけい)322)や「〜に(たい)して」(→文型(ぶんけい)331)と混同(こんどう)しやすいので、使(つか)()けに注意(ちゅうい)しましょう。→例題(れいだい)1)
  日本(にっぽん)について(かた)る。<〜のことを具体(ぐたい)(てき)に>
  日本(にっぽん)(かん)して(かた)る。<〜に関係(かんけい)することを(ひろ)()()げて>
 なお、「〜について/〜につき」には、例文(れいぶん)5のように割合(わりあい)(あらわ)用法(ようほう)があり、そのときは以下(いか)表現(ひょうげん)()()えが可能(かのう)です。
  時給(じきゅう)は1時間(じかん)  につき   1200(えん)です。
          について
          に(たい)
          あたり

§ 例文(れいぶん) §
1.この(けん)について、(きみ)率直(そっちょく)意見(いけん)()かせてくれ。
2.不都合(ふつごう)なことについては、(きみ)はいつも(くち)をつぐむんだね。
3.(くん)功績(こうせき)についちゃ、(ぼく)たちも十分(じゅうぶん)(みと)めているんだよ。
4.机上(きじょう)空論(くうろん)をもてあそばず、もっと()(あし)()いた実行(じっこう)可能(かのう)なことについて討論(とうろん)しないか。
5.(いち)(にん)につき(⇔について/⇔に(たい)し/⇔あたり)50(えん)参観(さんかん)(りょう)をいただきます。

★ 例題(れいだい) ★
1) ある宣教師(せんきょうし)から「人間(にんげん)(について/にとって)(しあわ)せとは(なに)か(について/に(たい)して)(かんが)えたことがありますか」と((たず)ねた/(たず)ねられた)。
2) この法案(ほうあん)参議院(さんぎいん)で(可決(かけつ)する→      )( )(いな)( )については、(いま)(なん)とも判断(はんだん)がつきません。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) ておいて(放置(ほうち)放任(ほうにん)の「ておく」)/が/()
2) の(→文型(ぶんけい)061)/だけ(〜だけあって→文型(ぶんけい)132)/()じない


(ぜん)(ぺーじ)325(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)