377 〜(かぜ)/〜ふうだ/〜ふうをする

名詞(めいし) :     ×      +  (かぜ)
                   (かぜ)の + 名詞(めいし)
動詞(どうし) :    普通(ふつう)(かたち)     +  ふうだ/ふうに
形容詞(けいようし):<イ(かたち)〜い/ナ(かたち)〜な>    ふうな + 名詞(めいし)
                   ふうをする


♪ 会話(かいわ) ♪
良子(りょうこ):このドレス、(えり)(あた)りが中国(ちゅうごく)(かぜ)ね。()()ったから()ってもいいかしら?それとも、こちらがいいかしら。
() :どちらでもいいから、(はや)()めてほしいなあ。
良子(りょうこ):「もうこれ以上(いじょう)つきあいきれないよ」といったふうね。あそこに和風(わふう)喫茶(きっさ)があるけど、ひと(やす)みする?
() :それは(ねが)ったりかなったり。ビールもあるかなあ?

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「(かぜ)」は名詞(めいし)直接(ちょくせつ)接続(せつぞく)して、「学者(がくしゃ)(ふう)(むかし)(ふう)現代(げんだい)(ふう)・ヨーロッパ(ふう)…」などの「〜の傾向(けいこう)・〜の様式(ようしき)」を(あらわ)(かたり)(つく)ります。
 「〜ふうだ」は例文(れいぶん)2、3のように、「〜のような様子(ようす)だ」という意味(いみ)助動詞(じょどうし)(つく)ります。「こういうふうに=このように」「(つか)れたふうだった=(つか)れたようだった」のように、様態(ようたい)の「〜ようだ」に()()えられますが、用例(ようれい)(かぎ)られています。なお、例文(れいぶん)2の「()いたふう」と()うのは「(なん)でも()っているかのような生意気(なまいき)態度(たいど)」を(あらわ)慣用(かんよう)()です。
 なお、例文(れいぶん)5の「〜ふうをする」は「〜様子(ようす)態度(たいど)をする」という意味(いみ)(あらわ)慣用(かんよう)表現(ひょうげん)ですが、「〜ふりをする」(→文型(ぶんけい)378)と混同(こんどう)しやすいので注意(ちゅうい)しましょう。→例題(れいだい)1)

§ 例文(れいぶん) §
1.その(ほう)一見(いっけん)して学者(がくしゃ)(ふう)(こう)紳士(しんし)でした。
2.()いたふうな(くち)をきくな。
3.これ、どういうふうに(=どのように)して(つく)ったの?
4.「それって、どこかで()いたふうな(=ような)セリフだね」「ばれたか。(じつ)はある雑誌(ざっし)にあった言葉(ことば)()()りなんだ」
5.あいつときたら、(なん)でも()っているといったふうをして、鼻持(はなも)ちならないったらありゃしない。

★ 例題(れいだい) ★
1) あの係長(かかりちょう)は、部下(ぶか)(にとって/に(たい)して)は(えら)そうな(ふう/ふり)をしている(わりに/くせに)、上役(うわやく)()るとゴマをする(いや)(やつ)だ。
2) Aさんは息子(むすこ)さん( )大学(だいがく)合格(ごうかく)したの( )(うれしい→     )たまらないといったふうだった。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) (ある)くと(→文型(ぶんけい)203)/(おも)えない/びた(〜ぶる→文型(ぶんけい)380)
2) (ふる)/している(過去(かこ)から(いま)までずっと〜)/から


(ぜん)(ぺーじ)377(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)