441 *〜(よ)うとする/*〜(よ)うとしたところに |
動詞:
未然形<〜(よ)う> + とする
とはしない
ともしない
とするところ/としたところ
とする
矢先に/とした
矢先に
山田:
食事に
行こうとしたところに、
社長のお
出ましだ。
課長:
社長、みんなでそば
屋にでも
行こうかと
思っているんですが、
御一緒にいかがですか?
社長:
外出しようとした
矢先に
先方から
断りの
電話が
入ってね。そば
屋とは
渡りに
船だ。
僕がおごろう。
山田:こりゃしめたぞ!
今日はついてる。
「〜(よ)うとする」は
何かの
動作をしようと
試みるという
意味で、
否定の
形は「〜(よ)うとはしない/〜(よ)うとはしない」です。そして、「〜(よ)うとするとき/〜(よ)うとするところ/〜(よ)うとしたところ」のように
時の
表現と
結びついたときは、
動作が
始まる
直前の
場面を
表します。
お
風呂に
入ろうとするところ <
服を
脱いで
風呂に
入る
直前の
場面>
お
風呂に
入るところ <
入浴準備をしているかどうか
不明>
類義表現に「〜(よ)うと
思う」がありますが、これは
頭の
中だけの
想念・
意向で、
動作の
試みはしていません。→
例題1)
食べようとする <ご
飯を
口に
入れる
寸前>
食べようと
思う <≒
食べるつもりだ>
1.
僕が
出かけようとしたら、
電話がかかってきた。
2.
君は
僕が
何かやろうとすると、いつも
水を
差すね。
3.
彼は
私が
声をかけても、
振り
向こうともしなかった。
4.その
男が
現れたのは、
店じまいも
終わり、
私が
帰り
支度をしようとしていたところだった。
5.
政府が
新景気対策を
発表しようとした
矢先に、その
銀行の
倒産は
起こった。