305 *〜に()まっている/*〜に(ちが)いない

名詞(めいし)    :    ×    +  に()まっている
動詞(どうし)形容詞(けいようし)原形(げんけい)<ナ(かたち)ー×>    に()まってる<(くち)
                   に(ちが)いない
                   に相違(そうい)ない


♪ 会話(かいわ) ♪
() :今度(こんど)土日(どにち)(あめ)(ちが)いないよ。夏休(なつやす)みに(はい)ってこのかた、週末(しゅうまつ)はいつも天気(てんき)(わる)いな。
良子(りょうこ)小平(こだいら)もかわいそうに、せっかく家族(かぞく)(うみ)()けるって、ずっと(まえ)から(たの)しみにしてるのに。
小平(しょうへい)大丈夫(だいじょうぶ)だよ。()()坊主(ぼうず)(つく)ったから、絶対(ぜったい)()れるに()まってるよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜に()まっている」は(なに)根拠(こんきょ)となるものがあって、「〜なることは必然(ひつぜん)だ」という断定(だんてい)表現(ひょうげん)です。「〜に(ちが)いない」は自分(じぶん)確信(かくしん)(あらわ)主観(しゅかん)(てき)表現(ひょうげん)で、「〜に相違(そうい)ない」はその書面(しょめん)()です。ほとんどの場合(ばあい)()()えできるのですが、「〜が、しかし〜」と対立(たいりつ)する事態(じたい)()べるときは「〜に()まっている」が使(つか)えません。
  父親(ちちおや)としては(むすめ)結婚(けっこん)(うれ)しい
   ○に(ちが)いないが、
   ×に()まっているが、
  反面(はんめん)(さび)しくもあるだろう。
 なお、(るい)義文(よしふみ)(がた)の「〜はずだ」(→文型(ぶんけい)367)は(つね)期待(きたい)感情(かんじょう)(あらわ)れますから、(つぎ)のような(れい)で「〜はずだ」を使(つか)うと(ちち)()期待(きたい)していることになります。
  もう(ちち)病気(びょうき)(なお)らないに(ちが)いない(?はずだ)。

§ 例文(れいぶん) §
1.(かれ)失業(しつぎょう)(ちゅう)だし、旅行(りょこう)する余裕(よゆう)なんてないに()まっている。
2.あいつの()うことなんか、(しん)じられるものか。ほらに()まってる。
3.(かれ)(いま)のところ(ねこ)をかぶっているが、そのうち()けの(かわ)がはがれて、正体(しょうたい)(あらわ)すに()まっている。
4.(むし)()らせと()うか、胸騒(むなさわ)ぎがする。(むすめ)()(なに)かよくないことがあったに(ちが)いない。
5.(かれ)才能(さいのう)をもってすれば、将来(しょうらい)成功(せいこう)するに相違(そうい)ない。

★ 例題(れいだい) ★
1) 子供(こども)にそんなお菓子(かし)を(()()せ)(たら/ても)、(ほ しがる/ほしい)に()まっている。
2) (いま)はわかって(もらう→    )なくても、いつかは(くん)( )も(わたし)気持(きも)ちがわかる()(きた)る( )(ちが)いない。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) における/に(かん)する/が(受身(うけみ)(ぶん):〜を()す→〜が()される)
2) (くず)さ(→文型(ぶんけい)121)/に/とめない(慣用(かんよう)()()にとめる→)


(ぜん)(ぺーじ)305(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)