198 *〜ても/*〜でも/*〜たって/*〜だって

名詞(めいし)     :    ×     + も
動詞(どうし)形容詞(けいようし) :て(かたち)<ナ(かたち)ーで>
名詞(めいし)・ナ形容詞(けいようし):だ<ナ(かたち)ーだ>   + って
動詞(どうし)・イ形容詞(けいようし):   た(かたち)


♪ 会話(かいわ) ♪
() :どうしても、日本人(にっぽんじん)習慣(しゅうかん)には()()めないなあ。
良子(りょうこ):どんなところが?
() :不満(ふまん)があっても(なに)()わないくせに、(さけ)(はい)ると上司(じょうし)悪口(わるぐち)ばかり。会社(かいしゃ)では(ねこ)をかぶっているんだ。
良子(りょうこ):「(なが)いものには()かれろ」と(おも)ってるのよ。お(さけ)はそんな(ひと)の「(こころ)()さの()てどころ」なんじゃないの?

♯ 解説(かいせつ) ♭
 逆説(ぎゃくせつ)接続(せつぞく)助詞(じょし)「〜ても/〜でも」は初級(しょきゅう)文型(ぶんけい)ですが、「〜ても」の(はな)言葉(ことば)として「〜たって」、「〜でも」の(はな)言葉(ことば)として「〜だって」があります。用法(ようほう)は「ても/でも」と意味(いみ)用法(ようほう)()わりませんから、仮定(かてい)既定(きてい)(かか)わらず、条件(じょうけん)逆説(ぎゃくせつ)(ひろ)使(つか)えます。
  (あめ)()っても、(かなら)()きます。・ (あめ)()ったって、(かなら)()くよ。
  (あめ)でも、(かなら)()きます。   ・ (あめ)だって、(かなら)()くよ。

§ 例文(れいぶん) §
1.()でも鉄砲(てっぽう)でも()ってこい。(おれ)()(かく)れはしない。
2.(うそ)でもいいから、あのときの気持(きも)ちに(うそ)はなかったと()ってくれ。
3.いくら()いたって、()んでしまったことは、もう()(かえ)しがつかない。
4.(いち)(すん)(むし)にだって、()(ふん)(たましい)があるんだ。(ひと)(あなど)ってはいけない。
5.(おれ)にだって(おとこ)意地(いじ)ってものがある。今更(いまさら)()()けるかよ。

★ 例題(れいだい) ★
1) (ぼく)はいつ(も/でも)いい。(きみ)都合(つごう)のいい()に((ごう) う/()わせる)から、(きみ)(ほう)()めて(もらえ/くれ)。
2) (きゅう)に「残業(ざんぎょう)する→     」と(()う→    )たって、(わたし)( )も都合(つごう)ってものがあります。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) に/かけまい(「〜まいと(おも)って」の(りゃく)文型(ぶんけい)398)/みせた
2) 使(つか)って/(はなし)して/使(つか)って(〜てはじめて→文型(ぶんけい)192)


(ぜん)(ぺーじ)198(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)