449 よくしたもの(だ/で)/よく()ったもの(だ/で)

よくしたもので  〜 は 〜
よく()ったもので 〜 は 〜
名詞(めいし): ×   +  とはよくしたもの(だ/で)


♪ 会話(かいわ) ♪
() : ×      とはよく()ったもの(だ/で)
百恵(ももえ)()さんのところは(なか)がいいわねえ。おしどり夫婦(ふうふ)とはよく()ったもので、あの二人(ふたり)はいつも行動(こうどう)一緒(いっしょ)ね。
真理(まり)子供(こども)ができてから、ますます(なか)がよくなったみたいね。(うらや)ましいわ。(わたし)には理想(りそう)のカップルだわ。
山田(やまだ):「()はかすがい」とか()うけど、結婚(けっこん)生活(せいかつ)()きた(ころ)子供(こども)ができるんだから、よくしたものさ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 これらの文型(ぶんけい)感嘆(かんたん)表現(ひょうげん)一種(いっしゅ)で、「〜(と)はよくしたものだ」は()()げたことが「(じつ)巧妙(こうみょう)(つく)られている/(じつ)(うん)がよいことだ」といった驚嘆(きょうたん)感嘆(かんたん)感心(かんしん)表現(ひょうげん)になります。「〜とはよく()ったものだ」は、(おも)格言(かくげん)俗語(ぞくご)()()げて「(じつ)(まと)()()(いかた)だ」と感心(かんしん)する表現(ひょうげん)になります。

§ 例文(れいぶん) §
1.夫婦(ふうふ)とはよくしたもので、お(たが)いに欠点(けってん)(おぎな)いあっている()()わせが(おお)い。
2.よくしたもので、()(みだ)れたときは(かなら)(すく)いの(かみ)(あらわ)れる。
3.(にん)一生(いっしょう)(こう)不幸(ふこう)程度(ていど)()はあるが、よくしたもので、一生(いっしょう)(とお)して()れば帳尻(ちょうじり)()うようになっている。
4.「悪銭(あくせん)()()かず」とはよく()ったものだ。
5.「(あん)ずるより()むが(やす)し」とはよく()ったもので、実際(じっさい)にやってみたら、すらすら()くってことが(おお)くある。

★ 例題(れいだい) ★
1) 「器用貧乏(きようびんぼう)」とはよく(した/()った)(もの/こと)で、(なに)(も/でも)こなせる人間(にんげん)は、とかく大成(たいせい)しない。
2) よく(する→   )ものだね。(()ぶ→   )に(()く→    )と(おも)っていたら、(かれ)(ほう)から()た。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) あろう/ものなら/()ねない(→文型(ぶんけい)043)
2) (きび)しくて(理由(りゆう)の「〜て」)/遅刻(ちこく)しよう/に


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日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)