382 *〜べきだ/*〜べき/〜べし
動詞
(
どうし
)
:
原形
(
げんけい
)
+ べきだ
べし
べき +
名詞
(
めいし
)
(
注
(
ちゅう
)
:「する」は「→するべきだ/→すべきだ」の
両
(
りょう
)
形
(
かたち
)
がある )
♪
会話
(
かいわ
)
♪
李
(
り
)
:やるべきことが
山積
(
やまづ
)
みで、
何
(
なに
)
から
手
(
て
)
をつけたらいいのか、
頭
(
あたま
)
が
痛
(
いた
)
いなあ。
良子
(
りょうこ
)
:
何
(
なに
)
もかも
自分
(
じぶん
)
でやろうと
思
(
おも
)
わない
方
(
ほう
)
がいいわよ。
一人
(
ひとり
)
で
背負
(
しょ
)
い
込
(
こ
)
むのは、あなたの
悪
(
わる
)
い
癖
(
くせ
)
よ。
働
(
はたら
)
くべき
時
(
とき
)
は
働
(
はたら
)
き、
休
(
やす
)
むべき
時
(
とき
)
は
休
(
やす
)
むというけじめをつけるべきよ。
李
(
り
)
:そうだなあ、
我
(
われ
)
ながら
嫌
(
いや
)
な
性格
(
せいかく
)
だ。
♯
解説
(
かいせつ
)
♭
「〜べきだ」(「〜べし」は
文語
(
ぶんご
)
)は、
社会
(
しゃかい
)
通念
(
つうねん
)
上
(
じょう
)
「〜するのが
当然
(
とうぜん
)
だ/
適切
(
てきせつ
)
だ」という
判断
(
はんだん
)
を
表
(
あらわ
)
す
文型
(
ぶんけい
)
で、
当然
(
とうぜん
)
から
義務
(
ぎむ
)
へ、
更
(
さら
)
に「
帰
(
かえ
)
るべき
家
(
いえ
)
もない」のように
唯一
(
ゆいいつ
)
可能
(
かのう
)
な
選択
(
せんたく
)
へと
意味
(
いみ
)
は
広
(
ひろ
)
がります。
当然
(
とうぜん
)
・
義務
(
ぎむ
)
の
用例
(
ようれい
)
は「〜なければならない」と
用法
(
ようほう
)
が
重
(
かさ
)
なりますが、「〜べきだ」は
話
(
はなし
)
者
(
しゃ
)
の
意志
(
いし
)
に
無関係
(
むかんけい
)
な
一般
(
いっぱん
)
論
(
ろん
)
ですから、
自分
(
じぶん
)
自身
(
じしん
)
がそうしなければならない
行為
(
こうい
)
には
使
(
つか
)
えません。→
例題
(
れいだい
)
1)
もう
遅
(
おそ
)
いので、
私
(
わたし
)
は
○
帰
(
かえ
)
らなければならない。
×
帰
(
かえ
)
るべきだ。
サラリーマンは
雪
(
ゆき
)
で
通勤
(
つうきん
)
電車
(
でんしゃ
)
が
止
(
と
)
まった
日
(
ひ
)
でも、
会社
(
かいしゃ
)
に
行
(
い
)
かなければならない。<
強制
(
きょうせい
)
されている
行動
(
こうどう
)
・
義務
(
ぎむ
)
>
行
(
い
)
くべきだ。 <
社会
(
しゃかい
)
のルール・
建
(
た
)
て
前
(
まえ
)
>
§
例文
(
れいぶん
)
§
1.
君
(
くん
)
が
悪
(
わる
)
いんだから、
四
(
よん
)
の
五
(
ご
)
の
言
(
い
)
わず、
謝
(
あやま
)
るべきだ。
2.リーダーぶるのはいい
加減
(
かげん
)
にしな。
人
(
ひと
)
にあれこれ
指図
(
さしず
)
する
前
(
まえ
)
に、まず、
自
(
みずか
)
らやってみせるべきだ。
3.すべからく、
上官
(
じょうかん
)
の
命令
(
めいれい
)
には
従
(
したが
)
うべし。
4.
打
(
う
)
つべき
手
(
て
)
は
全
(
すべ
)
て
打
(
う
)
った。あとは
天命
(
てんめい
)
を
待
(
ま
)
つのみだ。
5.まだ
死
(
し
)
ぬわけにはいかない。やるべきことが
残
(
のこ
)
っている。
★
例題
(
れいだい
)
★
1)
今日
(
きょう
)
は
子供
(
こども
)
の
誕生
(
たんじょう
)
日
(
び
)
(で/だから)、
早
(
はや
)
く(
帰
(
かえ
)
らなければならない/
帰
(
かえ
)
るべきだ)から、
悪
(
わる
)
いが
先
(
さき
)
に(
失礼
(
しつれい
)
して/
失礼
(
しつれい
)
させて)もらうよ。
2) (
座
(
すわ
)
る→ )たまえ。
君
(
きみ
)
の
留学
(
りゅうがく
)
( )
先立
(
さきだ
)
って、
話
(
はな
)
しておく(べし→ )ことがある。
(^^)
前
(
まえ
)
課
(
か
)
の
解答
(
かいとう
)
(^^)
1) には/には/
兼
(
か
)
ねない(→
文型
(
ぶんけい
)
043/〜
兼
(
か
)
ねる→
文型
(
ぶんけい
)
044)
2) には/が(
逆説
(
ぎゃくせつ
)
)/に(
対象
(
たいしょう
)
の「に」:〜に
手
(
て
)
を
触
(
ふ
)
れる)
↑
前
(
ぜん
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
382
↓
次
(
つぎ
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
日本語
(
にほんご
)
駆
(
か
)
け
込
(
こ
)
み
寺
(
てら
)
参拝
(
さんぱい
)
口
(
ぐち
)
へ
戻
(
もど
)
る