419 *〜ものがある

動詞(どうし)形容詞(けいようし)原形(げんけい)<ナ(かたち)ーな>  +  ものがある
       ない(かたち)          もんがある<(くち)
(ちゅう)連体(れんたい)(かたち)接続(せつぞく)なので「〜べき+」「〜()き+」などの(かたち)もある)


♪ 会話(かいわ) ♪
山田(やまだ)仕事(しごと)暗礁(あんしょう)()()げたとき、我々(われわれ)課長(かちょう)への信頼(しんらい)(かん)には(おお)きいものがあります。
課長(かちょう)君達(きみたち)協力(きょうりょく)がなければ、(ぼく)一人(ひとり)じゃ(なに)もできないよ。
山田(やまだ)(なに)をおっしゃいますか。課長(かちょう)こそ(たの)みの(つな)です。
百恵(ももえ):よくもあんな(こころ)にもないお世辞(せじ)()えたもんだわ。
() :(かれ)のごますりには、才能(さいのう)とも()ぶべきものがあるね。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜ものがある」は「〜には〜がある」文型(ぶんけい)と「もの」が結合(けつごう)して(つく)られています。
  この(くに)()れる果物(くだもの)には、バナナやパイナップルなどがある。<(もの)種類(しゅるい)
  (かれ)には学識(がくしき)教養(きょうよう)地位(ちい)(ほこ)り・経験(けいけん)(ゆめ)・・)がある。  <(ひと)属性(ぞくせい)
  規則(きそく)には例外(れいがい)がある。例外(れいがい)には理由(りゆう)がある。        <ことの属性(ぞくせい)
 この「AにはBものがある」もAの(うち)にある中身(なかみ)内容(ないよう)部分(ぶぶん)などの属性(ぞくせい)Bを(あらわ)表現(ひょうげん)ですが、「AはとてもBという要素(ようそ)(そな)えている」という意味(いみ)(あらわ)し、それが客観(きゃっかん)(てき)普遍(ふへん)(てき)事実(じじつ)だという強調(きょうちょう)語感(ごかん)感嘆(かんたん)気持(きも)ちが(あらわ)れます。

§ 例文(れいぶん) §
1.物事(ものごと)には順序(じゅんじょ)というものがある。
2.(かれ)には異性(いせい)ばかりか、同性(どうせい)をも()きつけるものがある。
3.女心(おんなごころ)というものは、どうも(おれ)たち(おとこ)にはわからないものがある。
4.他社(たしゃ)(しん)製品(せいひん)開発(かいはつ)(すす)めているなどという(はなし)()くと、内心(ないしん)(おだ)やかならぬものがありますね。
5.彼女(かのじょ)のアニメ作品(さくひん)には、いつも(むね)()たれるものがある。

★ 例題(れいだい) ★
1) (ひと)生涯(しょうがい)川面(かわづら)(に/で)()かぶあぶくのように、()まれ(て/ては)()え、()え(て/ては)()まれ、(なに)(かな)しい(もの/こと/ところ)がある。
2) 天才(てんさい)(と()う→      )(じん)行動(こうどう)( )は、(わたし)たち凡人(ぼんじん)が(理解(りかい)する→     )(かた)いものがある。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) (いや)がって(第三者(だいさんしゃ)感情(かんじょう)希望(きぼう))/やりたがらない/したくない
2) (かえ)ろう(→文型(ぶんけい)436)/した/()し(〜()ねる→文型(ぶんけい)044)


(ぜん)(ぺーじ)419(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)