071 *〜くらい/*〜(ころ)

数量(すうりょう)   : ×  +  ぐらい/ほど/ばかり
名詞(めいし)   : ×  +  ぐらい/ほど
こ・そ・あ: ×  +  くらい
日時(にちじ)年齢(ねんれい): ×  +  ぐらい/(ころ)


♪ 会話(かいわ) ♪
山田(やまだ):6()(ころ)から2時間(じかん)ぐらいどうだい、一杯(いっぱい)残業(ざんぎょう)(つづ)きだから、たまには気分(きぶん)転換(てんかん)でもしようよ。
() :いいねえ、(となり)のビルの屋上(おくじょう)ビアガーデンはどう?ところで、何人(なんにん)ぐらい(あつ)まりそうなの?
山田(やまだ):5(にん)ほどだよ。いつもの(かお)ぶれさ。
() :せっかくだから、課長(かちょう)(さそ)ってみたら?

♯ 解説(かいせつ) ♭
 だいたいの数量(すうりょう)(あらわ)したいときは「〜くらい」を使(つか)えば、どんな場合(ばあい)可能(かのう)です。()(かた)(ひと)によって(すこ)(こと)なるのですが、「こ・そ・あ」につくときは「くらい」、それ以外(いがい)は「ぐらい」と(おぼ)えてください。
 「10()(ごろ)三月(さんがつ)(ごろ)…」のような(とき)(あらわ)数詞(すうし)につく「〜(ころ)」の使(つか)(かた)初級(しょきゅう)(なら)ったと(おも)いますが、「()わり(ごろ)(わか)(ころ)・その(ころ)…」のように数字(すうじ)(ふく)まない名詞(めいし)形容詞(けいようし)について「〜のとき/〜の時期(じき)」を(あらわ)します。後者(こうしゃ)概数(がいすう)ではないので、「ぐらい」が使(つか)えません。
 ()以外(いがい)数量(すうりょう)につくときには「ぐらい・ほど・ばかり」のどれも概数(がいすう)表現(ひょうげん)として使(つか)えますが、「10(にん)ぐらい」は9〜11(にん)、「10(にん)ほど」は(おお)くても10(にん)(9〜10(にん))、「10(にん)ばかり」はやや(おお)い10〜11(にん)といった語感(ごかん)()っています。

§ 例文(れいぶん) §
1.風邪(かぜ)三日(みっか)ぐらい(⇔ほど/ばかり)(やす)んだ。
2.それはメロンぐらい(⇔ほど>の(おお)きさでした。
3.(いち)ヶ月(かげつ)ぐらい(⇔ほど/⇔ばかり)帰国(きこく)しますが、留守(るす)(ちゅう)よろしくお(ねが)いします。
4.今日(きょう)(かえ)りは(はち)()ぐらい(⇔(ごろ)>になるよ。
5.()ってあげてもいいけど、その自転車(じてんしゃ)値段(ねだん)はどのくらい(⇔どれほど)するの?

★ 例題(れいだい) ★
1) わずか(いち)(ねん)(ぐらい/(ころ))で、こんなに日本語(にほんご)上手(じょうず)(はな)せる(ように/ことに)なる(というのは/とは)(おどろ)きましたよ。
2) さすが(もと)電気(でんき)技師(ぎし)( )( )あって、(こわ)れたテレビをたった30(ふん)ぐらい( )修理(しゅうり)(する→  )()えた。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) のに/ときている(→文型(ぶんけい)229)/つかされる(受身(うけみ)
2) ()っている/に/()らない(→文型(ぶんけい)378)


(ぜん)(ぺーじ)071(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)