118 〜ずくめ

名詞(めいし)     : ×     + ずくめ
一部(いちぶ)の「ナ(かたち)」:<ナ(かたち)ー×>


♪ 会話(かいわ) ♪
() :(かれ)(はなし)はいつも結構(けっこう)ずくめだが、どこまで信用(しんよう)できることやら。(かれ)一緒(いっしょ)出張(しゅっちょう)してどうだった?
山田(やまだ)(かれ)のことは(べつ)にして、充実(じゅうじつ)した(いち)週間(しゅうかん)だったよ。仕事(しごと)(そと)に、従弟(じゅうてい)結婚式(けっこんしき)出席(しゅっせき)できたし・・・。
佐藤(さとう)結婚式(けっこんしき)()えば、あの(くろ)ずくめの集団(しゅうだん)異様(いよう)だよね。(まえ)から()ると、(おも)わず(みち)をあけるよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜ずくめ」は「(すべ)て〜ばかりだ/(すべ)て〜一色(いっしょく)だ」を(あらわ)接尾(せつび)()で、()いことにも()くないことにも使(つか)われます。注意(ちゅうい)してほしいのは類義語(るいぎご)の「だらけ」(→文型(ぶんけい)155)との(ちが)いです。
   間違(まちが)いだらけの作文(さくぶん)
   間違(まちが)いずくめの作文(さくぶん)
 「だらけ」は「間違(まちが)いがが普通(ふつう)以上(いじょう)にたくさんある」こと、「ずくめ」は「最初(さいしょ)から最後(さいご)まで、(すべ)てまちがいばかり」という(てん)にあるでしょう。→例題(れいだい)1)
 また、「だらけ」は(つね)()くないことに使(つか)われますから、「(たの)しいことだらけ/(しあわ)せだらけ」という表現(ひょうげん)はありません。しかし、「〜ずくめ」を使(つか)って「(たの)しいことずくめ/(しあわ)せずくめ」と()うことができます。

§ 例文(れいぶん) §
1.この学校(がっこう)規則(きそく)ずくめで、窮屈(きゅうくつ)でしかたがない。
2.(たの)しいことずくめの毎日(まいにち)なんて、あるはずがないだろ。
3.(しあわ)せずくめに()えた彼女(かのじょ)にも、(ひと)()れぬ(なや)みがあったんだね。
4.昇進(しょうしん)したし、子供(こども)()まれたし、今年(ことし)はいいことずくめだった。
5.社長(しゃちょう)(はなし)は、最初(さいしょ)から最後(さいご)まで小言(こごと)ずくめで、もう()いててうんざりしたよ。

★ 例題(れいだい) ★
1) (この/こんな)誤字(ごじ)(だらけ/ずくめ)の作文(さくぶん)()いて、(きみ)、(()ずかしい/()ずかしくない)かい?
2) このところ、(なに)をやっても(失敗(しっぱい)→    )ずくめ( )、自分(じぶん)(いや)に(なる→    )ちゃうよ。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) だけ(→文型(ぶんけい)131)/()ごし/てやる/だけ
2) し(→文型(ぶんけい)269)/(なま)(ある)いている(〜うちに→文型(ぶんけい)016)/(とお)


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