084 *〜ことだ

名詞(めいし)    :   の     +   ことだ
動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ーな>


♪ 会話(かいわ) ♪
() :外国(がいこく)()(むずか)しく(かんが)えずに、できるところから(はじ)めることだよ。(なら)うより()れろだからね。
百恵(ももえ):でも(わたし)って、いつも中途半端(ちゅうとはんぱ)になってしまうの。意志(いし)(よわ)いのかしら?
佐藤(さとう)途中(とちゅう)挫折(ざせつ)しないためには、(よく)をかき()ぎないことだね。継続(けいぞく)(ちから)なりって()うだろ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜ことだ」は(ひと)(ひと)つの個別(こべつ)事例(じれい)()()げ、例文(れいぶん)1、2のように「まさに〜だ」と自分(じぶん)意見(いけん)感想(かんそう)事実(じじつ)強調(きょうちょう)するのが特徴(とくちょう)です。
 しかし、動詞(どうし)原形(げんけい)・「ない」(かたち)につくときは、例文(れいぶん)3〜5のように「(〜する/しない)ことが 最善(さいぜん)だ」という勧告(かんこく)忠告(ちゅうこく)意味(いみ)(あらわ)すことが(おお)いでしょう。実質(じっしつ)(てき)には「〜(ほう)がいい」(→文型(ぶんけい)388)を断定(だんてい)(てき)()ったもので、「 〜に()したことはない」(→文型(ぶんけい)309)とほぼ同義(どうぎ)表現(ひょうげん)になります。
 なお、「〜ものだ」(→文型(ぶんけい)420)は「人間(にんげん)()ぬものだ 」「成功(せいこう)(うら)には苦労(くろう)があるものだ」のように一般(いっぱん)義務(ぎむ)普遍(ふへん)事実(じじつ)()()げて強調(きょうちょう)するので、「〜ことだ」と対照(たいしょう)(てき)です。→例題(れいだい)1)

§ 例文(れいぶん) §
1.やれやれ、一難(いちなん)()ってまた一難(いちなん)とは(まさ)にこのことだ。
2.(だれ)でも()(こわ)いものです。それは()たり(まえ)のことです。
3.勝負(しょうぶ)最後(さいご)まであきらめないことだ。
4.()()でかかることだ。そうすれば、(まん)(ひと)つのチャンスも()まれる。
5.今更(いまさら)見苦(みぐる)しい真似(まね)はしないことだ。()(いわけ)がましい弁解(べんかい)はせず、自分(じぶん)()いた(しゅ)自分(じぶん)()ることだ。

★ 例題(れいだい) ★
1) (つか)れた(とき)はね、(なに)(かんが)え(ないで/なくて)ゆっくり(やす)む(ことだ/ものだ)。そうすれば、また元気(げんき)()いてくる(ことだ/ものだ)よ。
2) すぐに(ひと)に((たよ)る→   )ず、()自分(じぶん)(ちから)( )(やる→    )みることだ。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) ()き/()てる/()に(V[ます](かたち)()く・(きた)る・(かえ)る)
2) ()える/(ごと)く/あった(時制(じせい)注意(ちゅうい)


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日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)