403 *〜まで/*〜までに/*〜までになる

名詞(めいし)    : ×         +  まで
動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ーな>     までに
までになる


♪ 会話(かいわ) ♪
良子(りょうこ):「くそばばあ」なんて()ったのよ。どこまで(おや)馬鹿(ばか)にするつもり。今日(きょう)という今日(きょう)堪忍袋(かんにんぶくろ)(いとぐち)()れたわ。今度(こんど)そんな(くち)()いたら、()()ってもらうわよ。
() :そこまで()わなくてもいいんじゃないか。小平(しょうへい)()っていいことと(わる)いことがあるぞ。そのことがわかるまで、しばらくそこで正座(せいざ)して反省(はんせい)していなさい。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜まで」の(ふく)助詞(じょし)用法(ようほう)で、事態(じたい)がどの程度(ていど)まで(たっ)しているかを(あらわ)しています。「〜ほど」(→文型(ぶんけい)392)も程度(ていど)(あらわ)しますが、「〜まで」は程度(ていど)最終(さいしゅう)段階(だんかい)(あらわ)すのに(たい)し、「〜ほど」は程度(ていど)例示(れいじ)形容(けいよう)です。
  (あし)(いた)くなるまで(・ほど)(ある)いた。
  納得(なっとく)がいくまで(×ほど)調(しら)べる。
 (うえ)(れい)はどちらも使(つか)える(れい)ですが、「〜まで」は(あし)(いた)くなった段階(だんかい)(ある)くのをやめていますが、「〜ほど」は(ある)いているときの程度(ていど)形容(けいよう)しています。(した)(れい)は「〜ほど」が不自然(ふしぜん)です。(ぎゃく)に、「〜まで」が使(つか)えないのが(つぎ)(れい)です。→例題(れいだい)1)
  ()ぬほど(×まで)(おどろ)いた。
  ()(たま)()()すほど(×まで)(たか)かった。

§ 例文(れいぶん) §
1.喉元(のどもと)まで()かかった言葉(ことば)だったが、(おも)いとどまった。
2.結果(けっか)がどうなるかはともかく、自分(じぶん)納得(なっとく)がいくまでやってみたいんだ。
3.その検事(けんじ)(おそ)ろしいまでに(あたま)()れる(おとこ)だった。
4.(かれ)()対戦(たいせん)をしたが、(まった)()()たず、完膚(かんぷ)なきまでに()ちのめされた。
5.日本(にっぽん)では1910年代(ねんだい)()わりには、99%の児童(じどう)学校(がっこう)教育(きょういく)()けるまでになっていた。

★ 例題(れいだい) ★
1) (いち)(にん)(まえ)寿司(すし)(にぎ)れる(ようにする/ようになる)(まで/ほど)には、(みじか)くても(すう)(ねん)修行(しゅぎょう)(を/が)(よう)する。
2) (かれ)はわずか(いち)(ねん)( )、新聞(しんぶん)ばかりか明治(めいじ)文学(ぶんがく)まで(()む→   )こなせる( )( )に日本語(にほんご)上達(じょうたつ)した。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) までで/なります(「〜する」は意志(いし)行為(こうい))/までに
2) (おそ)く/うるさくて(理由(りゆう)の「〜て」)/(ちか)


(ぜん)(ぺーじ)403(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)