095 これといって〜ない/これといった〜ない/これという〜ない |
これといって 〜 ない
これといった +
名詞(は/も) 〜 ない
これという +
名詞(は/も) 〜 ない
佐藤:わが
社も
創立五周年なのに、これといった
記念行事がないのは
寂しいな。
李 :
入社して
日が
浅いわけでもないけど、
創立記念日だからといって、これといった
感慨もないなあ。
山田:
僕もさ。ただこの
会社は、これといった
長所もないかわりに、
平々凡々と
一生を
過ごすにはいい
会社だよ。
これらの
文型は
常に
否定形(「ない」
形)と
呼応して、「
特に<
語るほどのこと・
名詞>はない」という
意味を
表します。「これといって」はすぐ
後ろに
動詞や
形容詞が
続く、「これといった/これという」はすぐ
後ろに
名詞が
続くと
覚えておけばいいでしょう。そして
用例のほとんどは、「これといってすることもなく/これといった
名案も
出てこない/これという
進展もない」のように
助詞「〜も」と
呼応します。
1.
一日中、これといってすることもなく、
平穏ではあるが
退屈な
日々が
過ぎていった。
2.いろいろ
相談したが、これといった
名案も
出て
来なかった。
3.これという
進展もないまま、
和平会談は
終わった。
4.
別にこれといった
理由があるわけではないんですが、どうも
不安が
残りますね。
5.
適当な
人材がいればいいのですが、これといった
心当たりもありません。