437 〜(よ)うが/〜(よ)うと/〜かろうが/〜かろうと

名詞(めいし)  :だろう/であろう        +  と
動詞(どうし)  :未然(みぜん)(かたち)<〜(よ)う>           が
形容詞(けいようし):<ー[い]→かろう>
形容詞(けいようし):<ー[な]→だろう/であろう>
(ちゅう)動詞(どうし)の「ない(かたち)」はイ形容詞(けいようし)(おな)じく「〜なかろう」になる)


♪ 会話(かいわ) ♪
良子(りょうこ):あなた、この小平(しょうへい)学校(がっこう)成績(せいせき)()てよ。小平(こだいら)ったら、野球(やきゅう)ばかりにかまけて、この(はじめ)(すえ)よ。
() :多少(たしょう)成績(せいせき)(わる)かろうと、元気(げんき)でのびのび(そだ)ってくれた(ほう)いいじゃないか。
良子(りょうこ):あなたがそんなに(あま)いから、(わたし)がいくら(くち)()っぱくして(しか)ろうと、小平(こだいら)勉強(べんきょう)しようとしないのよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 動詞(どうし)形容詞(けいようし)未然(みぜん)(かたち)と「が/と」が(むす)びついた(かたち)で、「〜ても、関係(かんけい)なく〜」を(あらわ)します。まず未然(みぜん)(かたち)(つく)(かた)復習(ふくしゅう)しましょう。動詞(どうし)()く→()こう/()べる→()べよう
   する→しよう/(きた)る→(らい)ようイ(かたち)(うつく)しい→(うつく)しかろうナ(かたち)元気(げんき)だ→元気(げんき)だろう/元気(げんき)であろう名詞(めいし)(あめ)だ→(あめ)だろう/(あめ)であろう
 この文型(ぶんけい)前件(ぜんけん)無関係(むかんけい)強調(きょうちょう)する逆説(ぎゃくせつ)の「〜ても」なので、(つぎ)のような用例(ようれい)では使(つか)えません。その(てん)、「〜ても」はどんな場合(ばあい)でも使(つか)えます。
 (ある)いて()っても(×()こうが)、十分(じゅうぶん)()く。

§ 例文(れいぶん) §
1.(なに)があろうと、(けっ)して(おどろ)いてはいけないよ。
2.(にん)(なに)()われようが、()にすることはない。
3.どんなに(たか)かろうと、どうしても()()れたいんだ。
4.(わたし)(だれ)結婚(けっこん)しようが、あなたにとやかく()われる筋合(すじあ)いはないわ。
5.(なに)をしようと(きみ)自由(じゆう)だが、(ぼく)邪魔(じゃま)だけはしないでくれ。

★ 例題(れいだい) ★
1) どんなに時代(じだい)が(()わる/()わろう)と、どんなに世界(せかい)が(()わる/()わろう)と、(ひと)(こころ)は(()えない/()わらない)。(よろこ)びに(かな)しみに、今日(きょう)もみんな()きている。   (テレビドラマ「水戸黄門(みとこうもん)」の主題歌(しゅだいか)
2) (ぼく)(すこ)しぐらい部屋(へや)( )((きたな)い→    )が、あまり(()になる→ )(ほう)なんだ。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) (かえ)ろう/(かえ)るまい/もの(自問(じもん)≒〜だろうか→文型(ぶんけい)418)
2) する/する/せ(→文型(ぶんけい)121)


(ぜん)(ぺーじ)437(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)