378 *〜ふりをする

名詞(めいし)    :   の        + ふりをする
動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ーな>     ふりする


♪ 会話(かいわ) ♪
百恵(ももえ)女性(じょせい)()っぱらいにからまれているのに、()乗客(じょうきゃく)()()ぬふりしていたのよ。(わたし)(はら)()()ねて・・・。
真理(まり):どうしたの?
百恵(ももえ):「いい加減(かげん)にしなさい」って怒鳴(どな)ってやったの。
() :勇敢(ゆうかん)だねえ。で、(まわ)りの(おとこ)連中(れんちゅう)は?
百恵(ももえ)()たふりをしてたわ。最低(さいてい)よ!

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「ふり」は元々(もともと)動作(どうさ)表情(ひょうじょう)・しぐさを(あらわ)名詞(めいし)です。
  (ひと)のふりみて、わが()(なお)せ。
  なりふりかまわず
 しかし、この「〜ふりをする」は「(本当(ほんとう)はそうではないのに)意図(いと)(てき)に〜ような様子(ようす)(よそお)う」という意味(いみ)(あらわ)文型(ぶんけい)になります。(いつわ)りの姿(すがた)様子(ようす)態度(たいど)意味(いみ)しますから、いい意味(いみ)使(つか)われることはありません。
  ()っているのに、()らないふりをする。
  ()らないのに、()っているふりをする。

§ 例文(れいぶん) §
1.()ったふりをして、女性(じょせい)にエッチなことをする。
2.(きら)いなふりして(じつ)()き、女心(おんなごころ)のまか不思議(ふしぎ)
3.彼女(かのじょ)はいつも(いそが)しそうなふりをして、(ぼく)(かお)()わせても挨拶(あいさつ)もしようとしない。
4.(やま)(くま)出会(であ)ったら、()んだふりをしろというのは、日本(にっぽん)だけの(はなし)ではなかった。
5.実際(じっさい)はお転婆(てんば)(むすめ)なのに、人前(ひとまえ)ではおとなしいふりをするのを「(ねこ)をかぶる」と()う。

★ 例題(れいだい) ★
1) (かれ)勉強(べんきょう)をしている(ふう/ふり)をし(ながら/がてら)、(じつ)彼女(かのじょ)にラブレターを(()いた/()いていた)。
2) 部屋(へや)にいるのに(いる→   )ふりをして、電話(でんわ)( )(()る→    )としない。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) に(たい)して/ふう/くせに(=非難(ひなん)の「〜のに」→文型(ぶんけい)070)
2) が(従属(じゅうぞく)()主語(しゅご))/が(形容詞(けいようし)(ぶん))/うれしくて(→文型(ぶんけい)183)


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日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)