394 〜ほど(のこと)ではない/〜にもほどがある |
名詞・それ : × + ほどのことではない
動詞・
形容詞:
普通形<ナ
形ーな> ほどのものではない
ほどではない
名詞 : × + にもほどがある
動詞・
形容詞:
普通形<ナ
形ー×> にしてもほどがある
百恵:あの
新入り、
本当に
鼻につくわ。
入社早々、
期待したほどの
会社じゃないですって!
皆でいびっちゃわない?
顔を
見るだけでもむかつくわ。
真理:
自分だけが
特別な
人間だとでも
思ってるのかしら。
李 :「いびる」とか「むかつく」とか、
穏やかじゃないね。
冗談にしてもほどがあるよ。
「〜ほど(のこと/のもの)ではない」は、
例文1〜3のように、「それほど
大した〜ではない/それほど
重要な〜ではない」という
意味を
表します。この
場合、「のこと/のもの」を
省略しても
意味は
変わりませんし、「この・もの」の
代わりに
名詞を
使うこともあります。
今の
職業は
一生を
賭ける
ほどのものではない。
ほど
価値のある
仕事ではない。
なお、
例文4、5のように「〜にもほどがある」という
形がありますが、この「ほど」は「
適度」を
表していて、
相手の
行為がやりすぎだと
感じたとき、「
冗談にもほどがある。(=
冗談が
過ぎている)」のように
戒めるために
使います。
1.
私の
経験などありふれたもので、とりたててお
話しするほどのものでもございません。
2.
用事というほどのことではないんですが、ちょっと・・・。
3.わざわざお
越しになるほどのことでもございませんでしたのに。
4.いい
加減にしろよ。
欲張るにもほどがある。
5.この
世の
中、いつも
正直者が
馬鹿を
見る。
不公平にもほどがある。