351 *〜
抜
(
ぬ
)
きで/*〜
抜
(
ぬ
)
きにして
名詞
(
めいし
)
: ×/(は/を) +
抜
(
ぬ
)
きで
抜
(
ぬ
)
きの +
名詞
(
めいし
)
抜
(
ぬ
)
きにして
抜
(
ぬ
)
きでは 〜 ない
抜
(
ぬ
)
きに(して)は 〜 ない
♪
会話
(
かいわ
)
♪
小
(
しょう
)
孫
(
まご
)
:もしもし、
孫
(
まご
)
です。
折
(
お
)
り
入
(
はい
)
って
御
(
ご
)
相談
(
そうだん
)
したいことがあるのですが、よろしいでしょうか?
李
(
り
)
:いやあ、
孫
(
まご
)
君
(
くん
)
か。どういう
風
(
ふう
)
の
吹
(
ふ
)
き
回
(
まわ
)
しだい?
遠慮
(
えんりょ
)
は
抜
(
ぬ
)
きにして、
用件
(
ようけん
)
というのを
言
(
い
)
って
御覧
(
ごらん
)
。
小
(
しょう
)
孫
(
まご
)
:
電話
(
でんわ
)
ではちょっと・・・。できれば
他人
(
たにん
)
抜
(
ぬ
)
きで、
良子
(
りょうこ
)
さんにも
内緒
(
ないしょ
)
で、
二人
(
ふたり
)
だけでお
話
(
はな
)
ししたいのですが。
♯
解説
(
かいせつ
)
♭
動詞
(
どうし
)
「
抜
(
ぬ
)
く」には「
除去
(
じょきょ
)
する・
省略
(
しょうりゃく
)
する・
取
(
と
)
り
除
(
のぞ
)
く」と
言
(
い
)
う
意味
(
いみ
)
があり、この
文型
(
ぶんけい
)
は「〜しないで〜する」や「〜を
除
(
のぞ
)
いて〜する」(→
文型
(
ぶんけい
)
372)という
意味
(
いみ
)
を
表
(
あらわ
)
す
文型
(
ぶんけい
)
になります。
なお、
文末
(
ぶんまつ
)
が
否定
(
ひてい
)
形
(
かたち
)
になるときは「〜
抜
(
ぬ
)
きには〜ない/
抜
(
ぬ
)
きでは〜ない/
抜
(
ぬ
)
きにしては〜ない」の
形
(
かたち
)
になります。この
文型
(
ぶんけい
)
は
実質
(
じっしつ
)
的
(
てき
)
には「〜なければ〜ない」と
同
(
おな
)
じ
意味
(
いみ
)
となり、「〜なくしては〜ない」(→
文型
(
ぶんけい
)
272)と
同義
(
どうぎ
)
表現
(
ひょうげん
)
になります。
努力
(
どりょく
)
抜
(
ぬ
)
きでは
成功
(
せいこう
)
は
得
(
え
)
られない。
→
努力
(
どりょく
)
しなければ
成功
(
せいこう
)
は
得
(
え
)
られない。
→
努力
(
どりょく
)
なくしては
成功
(
せいこう
)
は
得
(
え
)
られない。
§
例文
(
れいぶん
)
§
1.
堅苦
(
かたくる
)
しい
挨拶
(
あいさつ
)
は
抜
(
ぬ
)
きにして、
何
(
なに
)
はさておき、まず
一杯
(
いっぱい
)
。
2.
俺
(
おれ
)
にとって
酒
(
さけ
)
抜
(
ぬ
)
きの
人生
(
じんせい
)
なんて、
気
(
き
)
の
抜
(
ぬ
)
けたビールみたいなものだ。
3.
冗談
(
じょうだん
)
や
揚
(
あ
)
げ
足
(
あし
)
取
(
と
)
りは
抜
(
ぬ
)
きにして、お
互
(
たが
)
い
真剣
(
しんけん
)
に
話
(
はな
)
し
合
(
あ
)
おうよ。
4.
妻
(
つま
)
の
協力
(
きょうりょく
)
を
抜
(
ぬ
)
きにしては、
私
(
わたし
)
は
何一
(
なにひと
)
つできなかったと
言
(
い
)
えるだろう。
5.
本人
(
ほんにん
)
の
出席
(
しゅっせき
)
抜
(
ぬ
)
きの
欠席
(
けっせき
)
裁判
(
さいばん
)
はしたくない。
★
例題
(
れいだい
)
★
1) そんなに
毎日
(
まいにち
)
のよう(に/な)
朝
(
ちょう
)
御飯
(
ごはん
)
(
抜
(
ぬ
)
きには/
抜
(
ぬ
)
きでは)、(いつか/いつのまにか)
体
(
からだ
)
を
壊
(
こわ
)
しますよ。
2)
楽
(
たの
)
しいパーティの
席
(
せき
)
( )、
仕事
(
しごと
)
の
話
(
はなし
)
しをする( )は
抜
(
ぬ
)
きに(する→ )じゃありませんか。
(^^)
前
(
まえ
)
課
(
か
)
の
解答
(
かいとう
)
(^^)
1) によれば/ほど(→
文型
(
ぶんけい
)
392)/とのことだ(→
文型
(
ぶんけい
)
209)
2) に/まで/だった
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(
ぜん
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
351
↓
次
(
つぎ
)
頁
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ぺーじ
)
へ
日本語
(
にほんご
)
駆
(
か
)
け
込
(
こ
)
み
寺
(
てら
)
参拝
(
さんぱい
)
口
(
ぐち
)
へ
戻
(
もど
)
る