名詞 :であれば/なら + それまでだ
動詞・
形容詞:
仮定形<ナ
形ーであれば/なら>
た
形 + ら
原形 + と
良子:
女も
子供ができるとそれまでね。
自分のやりたいことが
何ひとつできなくなるわ。
母親がそばにいてくれれば
何とかなるけど・・・。
李 :でもさ、
一度でもお
母さんに
頼ったらそれまでで、
何かと
便利で
居心地がいいから、
抜け
出せなくなるよ。
良子:それもそうね。それに
母もいつまでも
若くないし。
この
文型は「〜まで」(→
文型405)から
派生した
文型で、「<〜と/〜ば/〜たら/〜なら>それまでだ」(
前に
来る
語が
名詞やナ
形のときは「なら」)の
形で
使われると、「〜なったら、
全て
終わりだ/
全てが
駄目になる」という
諦めや
絶望を
表します。
「〜と/〜ば/〜たら」をどう
使い
分けるかは
難しい
問題ですが、「〜と」は
必然の
結果、「〜ば」は「もし〜であれば、〜と
言う
結果になる」という
一般判断、「〜たら」は
一回性のことに
使われる
特徴があります。
詳しくは
資料・を
参照してください。
1.
万引きなんかやめろよ。
見つかったらそれまでだ。
2.せっかくの
野外コンサートも、
雨天ならそれまでだ。
3.これこそ
千載一遇の
好機、この
機会を
逃したらそれまでだ。
4.どんなに
苦しくても、
途中であきらめたらそれまでだ。
今までの
苦労が
水の
泡となる。
5.
何があろうと
死んではいけない。
死んでしまえばそれまでだ。
死んで
花実が
咲くものか。