235 〜ところまで(きた)る/〜ところまで()

動詞(どうし)原形(げんけい)可能(かのう)(かたち)  + ところまで()
             ところまで()


♪ 会話(かいわ) ♪
山田(やまだ)(くん)もこれほど日本語(にほんご)使(つか)いこなせるところまで()れば、もう(こま)ることはないだろう。
() :そうでもないんだ。発想(はっそう)文化(ぶんか)(ちが)いがあってね。
百恵(ももえ):おもしろいわ、どんなところ?(たと)えば?
() :中国人(ちゅうごくじん)意見(いけん)をぶつけ()った(のち)妥協(だきょう)(てん)をさぐるけど、日本人(にっぽんじん)相手(あいて)(はら)(さぐ)ってから意見(いけん)()うだろ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜ところまで()く/〜ところまで()る」は、(おも)可能(かのう)(かたち)可能(かのう)(あらわ)動詞(どうし)(むす)びついて、「〜できる地点(ちてん)範囲(はんい)状態(じょうたい)程度(ていど)>になるまで」を(あらわ)程度(ていど)表現(ひょうげん)になります。この「()く・(きた)る」は到達(とうたつ)(てん)(あらわ)していて、一般(いっぱん)過去(かこ)から現在(げんざい)への過程(かてい)焦点(しょうてん)()けば「〜ところまで()る」、未来(みらい)への過程(かてい)焦点(しょうてん)()けば「〜ところまで()く」と(おぼ)えておけばいいでしょう。なお、この文型(ぶんけい)(すこ)意味(いみ)()わりますが、状態(じょうたい)変化(へんか)の「〜ようになる」(→文型(ぶんけい)446)を使(つか)っても(あらわ)せます。
  日本語(にほんご)簡単(かんたん)日常(にちじょう)会話(かいわ)ができるところまで()た。<程度(ていど)到達(とうたつ)(てん)
  日本語(にほんご)簡単(かんたん)日常(にちじょう)会話(かいわ)ができるようになった。 <状態(じょうたい)変化(へんか)

§ 例文(れいぶん) §
1.敬語(けいご)使(つか)えるところまで()れば、もう日本語(にほんご)上級(じょうきゅう)だ。
2.この(くに)はもう革命(かくめい)以外(いがい)(すく)(みち)がないところまで()ている。
3.わが(くに)自動車(じどうしゃ)生産(せいさん)は、国内(こくない)需要(じゅよう)()たすところまでは()っていません。
4.(にん)()()くところまで()かないと、なかなか自分(じぶん)間違(まちが)いには()がつかないものだ。
5.自分(じぶん)(ある)けるところまで()くには、もうしばらくリハビリが必要(ひつよう)でしょう。

★ 例題(れいだい) ★
1) パソコン操作(そうさ)簡単(かんたん)(にし/になり)、マニュアル(だけ/さえ)()めば、(だれ)にでも(使(つか)う/使(つか)える)ところまで()た。
2) もう(すこ)し( )ビル完成(かんせい)というところまで(()く→  )ながら、(いま)(いち)()のところ( )資金(しきん)不足(ふそく)(おちい)った。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) ところ/(かなら)ずしも/もの(→文型(ぶんけい)420)
2) 開催(かいさい)される/で/(おこな)われる(受身(うけみ)(ぶん)


(ぜん)(ぺーじ)235(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)