225 *〜とおり(に)/*〜どおり(に)

名詞(めいし):  の    +  とおり(に)
動詞(どうし)原形(げんけい)/た(かたち)     とおりの + 名詞(めいし)
名詞(めいし):  ×    +  どおり
             どおりの + 名詞(めいし)


♪ 会話(かいわ) ♪
真理(まり)()われたとおりに仕事(しごと)をしてても、(なに)かとケチをつけられるし、(おんな)(さん)(じゅう)()ぎると会社(かいしゃ)にいづらくなるわ。
百恵(ももえ)日本(にっぽん)企業(きぎょう)は、まだまだ(むかし)(どお)りの男性(だんせい)中心(ちゅうしん)社会(しゃかい)だものね。でも、(おんな)度胸(どきょう)って(ひら)(なお)ってればいいのよ。
佐藤(さとう)普通(ふつう)は「(おんな)愛嬌(あいきょう)(おとこ)度胸(どきょう)」じゃなかったっけ?
百恵(ももえ):そうとも()うわね。でも、それは一昔(ひとむかし)(まえ)(はなし)よ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「(つう)(とお)り」から(つく)られた文型(ぶんけい)で、「〜と(おな)じように/〜そのまま」という意味(いみ)(あらわ)します。名詞(めいし)直接(ちょくせつ)つくのは接尾(せつび)()用法(ようほう)で、「(かんが)えどおり/基本(きほん)どおり/希望(きぼう)どおり/計画(けいかく)どおり/指示(しじ)どおり/マニュアルどおり/文字(もじ)どおり/(もと)どおり/予想(よそう)(どお)り…」のように「どおり」と()みます。この「Nどおり」は、「(うわさ)のとおり(うつく)しい・(うわさ)どおり(うつく)しい」のように「N のとおり」と()うこともできます。また、動詞(どうし)につく「〜とおり」は「〜ように」や「〜まま」(⇔文型(ぶんけい)406)を使(つか)っても(あらわ)せます。
  ()たとおりに(・ように/ままに)(はな)す。
 それ(ほか)、「〜とおり」は例文(れいぶん)5のように数字(すうじ)について種類(しゅるい)方法(ほうほう)(あらわ)します。

§ 例文(れいぶん) §
1.(くん)(かんが)えどおりに(⇔(かんが)えのとおりに)すればいいんだよ。
2.(わたし)(めい)ずるとおりに(⇔命令(めいれい)どおりに)していれば、問題(もんだい)はない。
3.予想(よそう)したとおり(⇔予想(よそう)どおり)の結果(けっか)になった。
4.この()(なか)(なん)でも自分(じぶん)(おも)いどおりに(⇔(おも)ったとおりに)なると(おも)うな。
5.この問題(もんだい)には()(とお)りの()(かた)があります。

★ 例題(れいだい) ★
1) 主観(しゅかん)(きょう)ま(ないで/なくて)、(()た/()る)とおり(()いた/()く)とおりを(はな)しなさい。
2) お客様(きゃくさま)()希望(きぼう)( )どおりの髪型(かみがた)( )いたしましたが、( )()()していただけたでしょうか。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) どうしても/たがる(第三者(だいさんしゃ)不特定(ふとくてい)感情(かんじょう))/(ぎら)い(→文型(ぶんけい)063)
2) 上手(じょうず)に/なり/上達(じょうたつ)しない


(ぜん)(ぺーじ)225(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)