246 〜とまでは()えない/〜とまでは()かない

名詞(めいし)名詞(めいし)():   × / だ    + とまでは()わない
動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ー×/だ>   とまでは()えない
                     とまでは()かない
(ちゅう)(ひろ)()(むす)びつき、程度(ていど)水準(すいじゅん)を「〜と」で(しめ)す)


♪ 会話(かいわ) ♪
() :プロ()みとまでは()えませんが、(うで)によりをかけて準備(じゅんび)いたしました。小春日和(こはるびより)(いち)(にち)、ごゆるりとお()ごしいただければ(さいわ)いでございます。
良子(りょうこ)(たい)した挨拶(あいさつ)ねえ。でもね、主人(しゅじん)料理(りょうり)はレストランと(おな)じとまでは()かないけど、なかなかのものなのよ。
百恵(ももえ):あらあら、どうもごちそうさま。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜とまでは()えない/〜とまでは()かない」は程度(ていど)到達(とうたつ)(てん)(あらわ)(ふく)助詞(じょし)「まで」から()まれた用法(ようほう)で、どちらも「〜という程度(ていど)水準(すいじゅん)には(たっ)していない」という意味(いみ)(あらわ)しています。「〜とは()えない」は動詞(どうし)()う」の原義(げんぎ)(のこ)っていますが、ほとんど()()えが可能(かのう)です。一般(いっぱん)には「〜とまでは()えないが、〜/〜とまでは()かないが、〜」のように使(つか)われることが(おお)いでしょう。そして、謙遜(けんそん)表現(ひょうげん)としてよく使(つか)われる「〜と()うほどではない」もほぼ同義(どうぎ)表現(ひょうげん)となります。
  (わたし)などとても専門(せんもん)() とまでは()えませんが、〜
            とまでは()きませんが、〜
            と()うほどではありませんが、〜

§ 例文(れいぶん) §
1.けちとまでは()わないが、倹約(けんやく)()というのとも(かれ)(ちが)うね。
2.完全(かんぜん)無欠(むけつ)とまでは()かないとしても、才色兼備(さいしょくけんび)()だてがよく、魅力(みりょく)(てき)女性(じょせい)だった。
3.(ころ)したいとまでは()かないが、それほど(にく)いと(おも)ったことがあったのは事実(じじつ)だ。
4.(じょ)(いち)(にん)海外(かいがい)旅行(りょこう)危険(きけん)だとまでは()いませんが、注意(ちゅうい)するに()したことはありません。
5.納得(なっとく)したとまでは()わないが、(かれ)()(いぶん)はわかった。

★ 例題(れいだい) ★
1) 日本人(にっぽんじん)(なみ)(かぜ))とまでは()えないが、生活(せいかつ)(こま)らない(だけ/ばかり)の日本語(にほんご)()に(ついた/つけた)。
2) (たの)まれた彫刻(ちょうこく)は、完成(かんせい)( )まではいきません( )、八割(はちわり)がた(できる→   )()がっています。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) が/()われても(受身(うけみ)(ぶん))/ようがない(→文型(ぶんけい)435)
2) から(→文型(ぶんけい)049)/ほど/向上(こうじょう)した(「向上(こうじょう)している」も()


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