名詞 : だ + としたら
動詞・
形容詞:
普通形<ナ
形ーだ> とすると
とすれば
李 :
電子メールって
実に
便利だよ。すべてが
順調だとしたら、
五秒かそこらで
相手に
届くんだから。
良子:
便利なことは
便利だけど、
電子メールでラブレターをもらったとしたら、あなたうれしい?
李 :そりゃあ
相手によるよ。でも
自分の
気持ちを
込めようとすると、
自筆の
手紙でないと
難しいのかもね。
この「する」は「
仮定する」の
意味で
用いられていて、「〜としたら/〜とすると/〜とすれば」は「〜と
仮定したら/〜と
仮定すると/〜と
仮定すれば」と
同義です。そして、これらの
文型の
逆説は「〜としても」(→
文型239)となります。
「〜としたら」は
会話で
広範に
使われます。「〜とすると」は「
当然〜という
結果になる」という
必然・
自然の
帰結の
語感を、「〜とすれば」は「もし〜が
正ししければ、〜ということになるが、しかし、〜」という
懐疑的語感を
持っています。この
違いは、「と/ば/たら」(→
資料・)の
違いから
発生したものです。また、これらは
接続詞としての
使い
方があります。
「
十秒一の
記録が
出たぞ」「としたら、
百メートルの
日本新記録だ」
1.
行けるとしたら
明日しかないんだけど、それでいい?
2.えっ、あの
銀行が
倒産しそうだって?それが
事実だとしたら、
国中が
大騒ぎになりますよ。
3.それが
本当だとすれば、
彼が
真犯人ということになる。
4.
電車で
行ったのでは
間に
合わないとすると、もうタクシーしかありませんね。
5.この
妥協案にも
不満だとすれば、いったいどんな
解決策があるというのですか。