218 〜といった/〜といって〜ない/〜といった〜ない

(ふた)以上(いじょう)名詞(めいし)並列(へいれつ): ×  + といった+名詞(めいし)
疑問(ぎもん)()・これ    : ×  + といって〜ない
                 といった+名詞(めいし) 〜ない
                 という +名詞(めいし) 〜ない


♪ 会話(かいわ) ♪
() :(ぼく)はこれといった特技(とくぎ)がないなあ。()いてあげれば()(こく)()(はな)せることと、料理(りょうり)(づく)りだけど・・・。
良子(りょうこ)(わたし)もよ。お(ちゃ)、お(はな)といった(なら)いごとは一通(ひととお)りしたけど、どれもみな月並(つきな)みだし・・・。
() :(くん)仕事(しごと)をしながら子育(こそだ)てもしているのだから、立派(りっぱ)なものだよ。それに人並(ひとな)以上(いじょう)節約(せつやく)()だよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜といった」は「A、B(AやB)といった+N」のように(ふた)以上(いじょう)事柄(ことがら)例示(れいじ)して「〜などの/〜のような」という意味(いみ)(あらわ)します。→例題(れいだい)1)
  味噌(みそ)醤油(しょうゆ)といった(・などの)調味(ちょうみ)(りょう)
 その()、「これ」や疑問(ぎもん)()(むす)びついて「これといって〜ない/これといった〜ない」のように文末(ぶんまつ)否定(ひてい)表現(ひょうげん)呼応(こおう)して、「(とく)()()げるほどの〜はない」という意味(いみ)(あらわ)します。この文型(ぶんけい)一般(いっぱん)に「〜といって+用言(ようげん)動詞(どうし)形容詞(けいようし))〜ない」「〜といった+名詞(めいし)〜ない/〜という+名詞(めいし)〜ない」という(かたち)()ります。
  これといった趣味(しゅみ)もない。
  これといってやりたいことはない。

§ 例文(れいぶん) §
1.彼女(かのじょ)には、絵画(かいが)音楽(おんがく)といった芸術(げいじゅつ)(めん)才能(さいのう)がある。
2.これという名案(めいあん)()ないまま、会議(かいぎ)時間(じかん)だけけが()ぎ  ていった。
3.これといってすることもなく、(いち)(にち)ぶらぶらしていた。
4.(べつ)にこれといった用事(ようじ)はなかったんだけど、ちょっと(きみ)  の(かお)()たくなって、()ってみたんだ。
5.(だれ)といって特別(とくべつ)につきあっている男性(だんせい)はいないわ。

★ 例題(れいだい) ★
1) (どこ/(だれ)/いつ)といって、()きたい(ところ)は(ある/ない)が、機会(きかい)があればチベット、ネパール、ブータン(という/といった)地域(ちいき)()って、のんびりしたいね。
2) (かれ)は( )( )といった()()も(ある→   )けど、あなたより誠実(せいじつ)(ひと)(だ→    )ことは(たし)かだわ。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) の(→文型(ぶんけい)212)/と()えば/その(〜そのもの→文型(ぶんけい)126)
2) ば/だった/旅行(りょこう)した(〜したことがある→文型(ぶんけい)080)


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日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)