387 〜へと/〜へ〜へと
名詞
(
めいし
)
: × + へと
名詞
(
めいし
)
A: × + へ
名詞
(
めいし
)
A: × + へと
♪
会話
(
かいわ
)
♪
李
(
り
)
:
川
(
かわ
)
はとうとうと
海
(
うみ
)
へ
海
(
うみ
)
へと
流
(
なが
)
れていくね。この
川
(
かわ
)
がどれだけの
人
(
ひと
)
を
養
(
やしな
)
ってきたのか、
想像
(
そうぞう
)
もつかないなあ。
良子
(
りょうこ
)
:
川
(
かわ
)
の
流
(
なが
)
れを
見
(
み
)
ていると、
人間
(
にんげん
)
のはかなさを
感
(
かん
)
じるわ。「
川
(
かわ
)
の
水
(
みず
)
は
絶
(
た
)
えずして、しかも
元
(
もと
)
の
水
(
みず
)
にあらず」か。
李
(
り
)
:しかしね、
僕
(
ぼく
)
たちも
今
(
いま
)
は
川底
(
かわぞこ
)
の
小石
(
こいし
)
みたいなもんだけど、まだ
見
(
み
)
ぬ
海
(
うみ
)
を
探
(
さが
)
して
旅
(
たび
)
をしてるのさ。
♯
解説
(
かいせつ
)
♭
この
文型
(
ぶんけい
)
は
移動
(
いどう
)
の
方向
(
ほうこう
)
や
進路
(
しんろ
)
を
指
(
さ
)
す「〜へ」と
意味
(
いみ
)
は
全
(
まった
)
く
同
(
おな
)
じです。「〜へ」を
使
(
つか
)
うときは「
行
(
い
)
く・
来
(
きた
)
る・
帰
(
かえ
)
る」などの
移動
(
いどう
)
動詞
(
どうし
)
が
使
(
つか
)
われますが、
後件
(
こうけん
)
に
一般
(
いっぱん
)
の
動作
(
どうさ
)
動詞
(
どうし
)
が
来
(
く
)
るときに
使
(
つか
)
うのが「〜へと〜する」です。
妻
(
つま
)
の
急病
(
きゅうびょう
)
を
知
(
し
)
り、
急
(
いそ
)
いで
家
(
いえ
)
へ
帰
(
かえ
)
る。<
移動
(
いどう
)
V>
=
妻
(
つま
)
の
急病
(
きゅうびょう
)
を
知
(
し
)
り、
家
(
いえ
)
へと
急
(
いそ
)
ぐ。<
動作
(
どうさ
)
V>
それを
更
(
さら
)
に
強調
(
きょうちょう
)
すると、「〜へ〜へと〜する」という
文型
(
ぶんけい
)
になり、「ひたすら/ただ
一筋
(
ひとすじ
)
〜する」という
意味
(
いみ
)
になります。
§
例文
(
れいぶん
)
§
1.
兵士
(
へいし
)
たちを
乗
(
の
)
せた
輸送
(
ゆそう
)
船
(
せん
)
は、
一路
(
いちろ
)
、
戦地
(
せんち
)
へと
急
(
いそ
)
いだ。
2.その
少年
(
しょうねん
)
を
非行
(
ひこう
)
の
道
(
みち
)
へと
走
(
はし
)
らせたのは、
両親
(
りょうしん
)
の
離婚
(
りこん
)
に
伴
(
ともな
)
う
家庭
(
かてい
)
崩壊
(
ほうかい
)
が
原因
(
げんいん
)
だった。
3.
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
が、
北
(
きた
)
へ
北
(
きた
)
へと
飛
(
と
)
びたっていった。
4.その
小舟
(
こぶね
)
は
沖
(
おき
)
へ
沖
(
おき
)
へとこぎだし、
遠
(
とお
)
ざかり、やがて
見
(
み
)
えなくなった。
5.
人間
(
にんげん
)
というものは、
楽
(
らく
)
な
方
(
ほう
)
へ
楽
(
らく
)
な
方
(
ほう
)
へと
流
(
なが
)
されやすい。
★
例題
(
れいだい
)
★
1) (どうか/どうも)
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
が
悪
(
わる
)
い
方
(
ほう
)
(に/へ)
悪
(
わる
)
い
方
(
ほう
)
(に/へ)と
動
(
うご
)
いているような
気
(
き
)
がし(てたまらない/てならない)。
2)
上流
(
じょうりゅう
)
( )と
向
(
む
)
かった
船
(
ふね
)
は、しだいに
急流
(
きゅうりゅう
)
( )
行
(
い
)
く
手
(
て
)
を(
阻
(
はば
)
まれる→ )
始
(
はじ
)
めた。
(^^)
前
(
まえ
)
課
(
か
)
の
解答
(
かいとう
)
(^^)
1)
生
(
う
)
まれる(
自
(
じ
)
V)/
結
(
むす
)
ばれて(
受身
(
うけみ
)
文
(
ぶん
)
)/べくして
2)
潔
(
いさぎよ
)
く(イ
形
(
かたち
)
の
連用形
(
れんようけい
)
)/
負
(
ま
)
ける/
負
(
ま
)
けた
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(
ぜん
)
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(
ぺーじ
)
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387
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(
つぎ
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頁
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ぺーじ
)
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日本語
(
にほんご
)
駆
(
か
)
け
込
(
こ
)
み
寺
(
てら
)
参拝
(
さんぱい
)
口
(
ぐち
)
へ
戻
(
もど
)
る