250 〜ど(も)/〜ど(も)〜ど(も)

動詞(どうし)形容詞(けいようし)(かり)定形(ていけい) + ど(も)
             ども〜ども


♪ 会話(かいわ) ♪
() :「(はたら)けど(はたら)けど、わが()らし(らく)にならざり、じっと()()る」。あれっ、(つめ)()びてる。
良子(りょうこ)(つめ)()りならここにありますよ。
() :でも、この石川(いしかわ)啄木(たくぼく)短歌(たんか)(じつ)実感(じっかん)がこもっているなあ。()につまされるよ。
良子(りょうこ):ごちゃごちゃ()ってる(ひま)があったら、(はたら)け、(おっと)よ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 接続(せつぞく)助詞(じょし)「〜ど(も)」は「〜ても」に相当(そうとう)する(ふる)仮定(かてい)(かたち)です。現在(げんざい)では慣用(かんよう)(てき)()(いかた)(ふる)(うた)歌詞(かし)(なか)でしか(のこ)っていませんから、意味(いみ)()かればいいでしょうが、ここから、「〜と()えども」(→文型(ぶんけい)216)、「〜であれ(ども)」(→文型(ぶんけい)176)や「〜こそあれ(ども)/〜こそすれ(ども)」(文型(ぶんけい)078)などの文型(ぶんけい)()まれています。
  ()け ば     (かな)しけれ ば      (しず)か なれば
     ども         ども        なれども

§ 例文(れいぶん) §
1.(こえ)はすれども、姿(すがた)()えず。
2.()けども()けども(やま)また(やま)で、人家(じんか)ひとつ()あたらなかった。
3.()せども()けども(うご)かない。
4.子供(こども)()えども、馬鹿(ばか)にはならぬ。
5.()てど()らせど()(ひと)の、宵待草(よいまちぐさ)のやるせなさ。今宵(こよい)(つき)()ぬそうな。(「宵待草(よいまちぐさ)」の歌詞(かし)より)

★ 例題(れいだい) ★
1) いくら(ある)け(ば/ども)、目的(もくてき)()が(()ず/()えず)、途方(とほう)()れることも人生(じんせい)にはある(ことだ/ものだ)。そんなときは出発(しゅっぱつ)(てん)(もど)っ(てみる/ておく)といいよ。
2) (ぼく)たちが((しあわ)せだ→      )あの(ころ)は、(()ぶ→    )ど((さけ)ぶ→    )ど、もう(もど)って()ない。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) (まず)しく/まで(→文型(ぶんけい)404)/なって(「〜する」は意志(いし)動作(どうさ)


(ぜん)(ぺーじ)250(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)