名詞 : × / だ + とあって
動詞・
形容詞:
普通形<ナ
形ー×/だ> とある
(
注:
広く
句と
結びつく。「〜だ」は
省略することが
多い)
李 :
大き
目のテントを
買ってきたよ。
大は
小を
兼ねるし。
良子:
里帰りの
道すがらだけど、
小平は
久しぶりのキャンプとあって
大喜びよ。
李 :
一平に
会えるとあって、ご
両親も
楽しみにされてるようだね。
手紙にも「
早く
一平の
顔が
見たい」とあるけど、
目に
入れても
痛くないほど
可愛い
初孫だからねえ。
「ある」は
事物の
存在や、「〜てある」(→
資料。)の
形で
人為動作の
結果、
残っている
状態を
表したりします。この「ある」が「と」と
結びついたのが「〜とあって」で、「〜という
事態なので」という
意味を
表します。これは「〜ので」
系(→
資料、)に
属するする
原因・
理由の
表現で、すでに
起こったことを
表しますから、
文末で「〜でしょう/〜かもしれない/〜つもりだ/〜たい/〜(よ)う」などの
意志・
推量表現が
使えません。
なお、「〜とある」という
形は、
例文5のように「〜と
書いてある/〜と
書かれている」という
意味を
表します。
手紙に「
来年、
帰国する」とあった(・と
書いてあった)。
1.
夏休みが
始まるとあって、
子ども
達はうれしそうだ。
2.まもなく
大学入試とあって、
学生たちの
表情にも
緊張の
色が
隠せない。
3.
優勝した
横綱を
一目見たいとあって、
駅前は
押すな
押すなの
人だかりだった。
4.
土地や
家屋の
値下がりが
続いているとあって、
不動産業者は
四苦八苦している。
5.
立て
札に「
芝生内に
立ち
入るべからず」とある。