212 〜というのは/〜とは

名詞(めいし)    :    ×       +  というのは
動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ー×/だ>    とは
                      って<(くち)
(((ちゅう)(ひろ)()(むす)びつく。口語(こうご)(かたち)(すべ)て「〜って」となる)


♪ 会話(かいわ) ♪
() :仕事(しごと)って先輩(せんぱい)から(ぬす)むものだと(おし)えられてきたけど、最近(さいきん)新入(しんにゅう)社員(しゃいん)(よく)がないねえ。
山田(やまだ)(よく)がないわけじゃあないよ。会社(かいしゃ)というのは給料(きゅうりょう)をもらえばいい(ところ)で、生涯(しょうがい)をかける(ところ)ではないんだよ。
真理(まり)(たし)かにそうね。でも、(なに)生涯(しょうがい)をかけたらいいのかもわからないのが実状(じつじょう)じゃないかしら。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜というのは」(口語(こうご)(かたち)は「〜って」)の用法(ようほう)は、(おお)きく(ふた)つに()けることができます。ひとつは例文(れいぶん)1、2のように物事(ものごと)(かたり)意味(いみ)内容(ないよう)説明(せつめい)するもので、文末(ぶんまつ)には「〜ことだ/〜意味(いみ)だ/〜(りゃく)だ」などが(おお)(あらわ)れます。これは「〜とは」を使(つか)っても(あらわ)せます。
 しかし、「〜とは」は断定(だんてい)(てき)で、また(おどろ)き・失望(しつぼう)感嘆(かんたん)(ともな)うのが特徴(とくちょう)なので、微妙(びみょう)使(つか)()けが(しょう)じます。(たと)えば、例文(れいぶん)3、4のように「〜というのは」が伝聞(でんぶん)内容(ないよう)引用(いんよう)したり、例文(れいぶん)5のように婉曲(えんきょく)()(いまわ)しのときは「〜とは」が使(つか)えません。この婉曲(えんきょく)表現(ひょうげん)(とき)は「〜かもしれない/〜ようだ/〜でしょうか」などの推量(すいりょう)表現(ひょうげん)文末(ぶんまつ)(あらわ)れることが(おお)いでしょう。
 なお、「〜とは」には(べつ)用法(ようほう)もあるので、「〜とは」(→文型(ぶんけい)242 )も(あわ)せて参照(さんしょう)してください。→例題(れいだい)1)

§ 例文(れいぶん) §
1.週刊(しゅうかん)()というのは(⇔とは)、(しゅう)一回(いっかい)発行(はっこう)される雑誌(ざっし)のことだ。
2.「手紙(てがみ)」というのは(⇔とは)、中国語(ちゅうごくご)でトイレットペーパーという意味(いみ)だってこと、(きみ)()ってた?
3.この投資(とうし)危険(きけん)だというのは(×とは)、(なに)かわけがあってのことでしょうか。
4.()さんが学校(がっこう)()めるというのは(×とは)、本当(ほんとう)ですか。
5.結婚(けっこん)というのは(×とは)、いわば恋愛(れんあい)墓場(はかば)のようなものですかねえ。

★ 例題(れいだい) ★
1) (ゆめ)(とは/というのは)、(こころ)(なか)(おも)(えが)いている(あいだ)(が/は)一番(いちばん)いい(の/こと)かもしれませんねえ。
2) あなたが(()る→    )という( )は、もしかしてUFOじゃないんです( )。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) 年内(ねんない)に(〜以前(いぜん)に)/が(()V)/というところだ
2) を(〜をもってすれば→文型(ぶんけい)480)/を(()V)/ところ


(ぜん)(ぺーじ)212(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)