139 〜たつ/〜だつ
自動詞
(
じどうし
)
:[ます]
形
(
かたち
)
+ たつ
名詞
(
めいし
)
: × + だつ
♪
会話
(
かいわ
)
♪
良子
(
りょうこ
)
:
株
(
かぶ
)
が
大
(
だい
)
暴落
(
ぼうらく
)
したわよ。テレビに
映
(
うつ
)
ってた
人達
(
ひとたち
)
、
殺気立
(
さっきだ
)
ってたわ。
李
(
り
)
:
一本調子
(
いっぽんぢょうし
)
に
上
(
あ
)
げてきたから、
一旦
(
いったん
)
崩
(
くず
)
れ
出
(
だ
)
すと、
市場
(
いちば
)
全体
(
ぜんたい
)
が
浮
(
う
)
き
足立
(
あしだ
)
つのさ。この
低迷
(
ていめい
)
は
長引
(
ながび
)
くよ。
良子
(
りょうこ
)
:
色
(
いろ
)
めき
立
(
た
)
ったり、
落
(
お
)
ち
込
(
こ
)
んだり
忙
(
いそが
)
しいことね。まあ、
株式
(
かぶしき
)
投資
(
とうし
)
なんて、
私
(
わたし
)
たちには
縁
(
えん
)
のない
世界
(
せかい
)
だけど。
♯
解説
(
かいせつ
)
♭
自動詞
(
じどうし
)
「〜たつ」は
動詞
(
どうし
)
の[ます]
形
(
かたち
)
と
結
(
むす
)
びついて、「
降
(
お
)
り
立
(
た
)
つ・
切
(
き
)
り
立
(
た
)
つ・
旅立
(
たびだ
)
つ・
飛
(
と
)
び
立
(
た
)
つ…」や、
例文
(
れいぶん
)
1〜3のように「
激
(
はげ
)
しく〜する/
非常
(
ひじょう
)
に〜する」という
意味
(
いみ
)
を
表
(
あらわ
)
す
複合
(
ふくごう
)
動詞
(
どうし
)
を
作
(
つく
)
ります。その
例
(
れい
)
として、「いきり
立
(
た
)
つ・
勇
(
いさ
)
み
立
(
た
)
つ・
色
(
いろ
)
めき
立
(
た
)
つ・
気負
(
きお
)
い
立
(
た
)
つ・
奮
(
ふる
)
い
立
(
た
)
つ…」などがあります。
「〜だつ」は
動詞
(
どうし
)
「
立
(
た
)
つ」から
生
(
う
)
まれた
接尾
(
せつび
)
語
(
ご
)
で、
名詞
(
めいし
)
について
名詞
(
めいし
)
を
動詞
(
どうし
)
化
(
か
)
しますが、
例文
(
れいぶん
)
4のように
出発
(
しゅっぱつ
)
を
表
(
あらわ
)
す
場合
(
ばあい
)
と、
例文
(
れいぶん
)
5のように
通常
(
つうじょう
)
以上
(
いじょう
)
の
事態
(
じたい
)
やその
発生
(
はっせい
)
を
表
(
あらわ
)
す
場合
(
ばあい
)
があります。
後者
(
こうしゃ
)
の
例
(
れい
)
として「
苛立
(
いらだ
)
つ・
泡立
(
あわだ
)
つ・
浮
(
う
)
き
足立
(
あしだ
)
つ・
目立
(
めだ
)
つ・
鳥肌
(
とりはだ
)
立
(
た
)
つ」などがありますが、
多
(
おお
)
くは
慣用
(
かんよう
)
的
(
てき
)
に
使
(
つか
)
い
方
(
かた
)
が
決
(
き
)
まっていますから、
語彙
(
ごい
)
として
覚
(
おぼ
)
えた
方
(
ほう
)
がいいでしょう。
§
例文
(
れいぶん
)
§
1.
煮
(
に
)
え
立
(
た
)
った
湯
(
ゆ
)
をかぶって
大
(
だい
)
やけどをした。
2.いきり
立
(
た
)
った
群衆
(
ぐんしゅう
)
は、
首相
(
しゅしょう
)
官邸
(
かんてい
)
に
押
(
お
)
しかけた。
3.
男
(
おとこ
)
は
燃
(
も
)
え
立
(
た
)
つ
火
(
ひ
)
の
中
(
なか
)
に
飛
(
と
)
び
込
(
こ
)
み、
中
(
ちゅう
)
にいた
子供
(
こども
)
を
救
(
すく
)
った。
4.
子供
(
こども
)
はいずれ
親元
(
おやもと
)
から
巣立
(
すだ
)
つもの、
暖
(
あたた
)
かくわが
子
(
こ
)
の
旅立
(
たびだ
)
ちを
見送
(
みおく
)
ってやろうよ。
5.
彼
(
かれ
)
の
能力
(
のうりょく
)
は
際
(
きわ
)
だっているが、チームワークに
必要
(
ひつよう
)
な
協調
(
きょうちょう
)
性
(
せい
)
に
欠
(
か
)
けるようだ。
★
例題
(
れいだい
)
★
1)
華
(
はな
)
があると
言
(
い
)
うか、(
何
(
なん
)
と/どう)
言
(
い
)
うか、
彼女
(
かのじょ
)
はどこ に(いたら/いても)
目
(
め
)
(たつ/だつ)ねえ。
2) ヒットラーの
演説
(
えんぜつ
)
は、
人
(
ひと
)
を(
煽
(
あお
)
る→ )たて、(
奮
(
ふる
)
う→ )
立
(
た
)
たせる
魔力
(
まりょく
)
の(
如
(
ごと
)
く→ )ものがあったと
言
(
い
)
われている。
(^^)
前
(
まえ
)
課
(
か
)
の
解答
(
かいとう
)
(^^)
1) について/の(=
人
(
ひと
)
)/のみではない(「〜のみだ」の
否定
(
ひてい
)
形
(
かたち
)
)
2)
怒
(
おこ
)
らせた(
使役
(
しえき
)
形
(
かたち
)
&
完了
(
かんりょう
)
)/
思
(
おも
)
った(
完了
(
かんりょう
)
)/
言
(
い
)
った(
完了
(
かんりょう
)
)
↑
前
(
ぜん
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
139
↓
次
(
つぎ
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
日本語
(
にほんご
)
駆
(
か
)
け
込
(
こ
)
み
寺
(
てら
)
参拝
(
さんぱい
)
口
(
ぐち
)
へ
戻
(
もど
)
る