動詞・
形容詞:
原形・ない
形 + ものだ
もんだ<
口>
ものではない
もんじゃない<
口>
李 :
昨日、
学校から
呼び
出しをくらってね。「こんな
成績じゃ、お
宅のお
子さんが
入れる
高校はありませんよ」って
言われちゃったよ。
息子の
将来が
心配だ。
佐藤:
取り
越し
苦労はするもんじゃないよ。
心配し
出すと、きりがないものだ。それに、いくら
心配したって、
所詮、なるようにしかならないものさ。
ここで
取り
上げた「〜ものだ」は
動詞・
形容詞の
原形や
否定形(「ない」
形)と
結びついて、
断定を
表す
場合と、「〜べきだ」(→
文型382)という
義務・
当然を
表す
場合があります。
両者に
共通しているのは、
普遍的事柄や
社会常識からの
判断した
一般論を
述べることです。
人間は
死ぬものだ。 <
普遍事実>
学生は
勉強するものだ。<
義務・
当然>
否定の
形は「〜ないものだ」と「〜ものではない」の
二種類があります。「〜ないものだ」は「〜ないのが
当然だ」という
一般論ですが、「〜ものではない」は「〜べきではない」(→
文型384)と
禁止の
意味を
表す
場合が
多いでしょう。
弱い
者いじめはしないものだ。 ≒〜しないのが
当然/
常識だ
弱い
者いじめはするものではない。≒〜してはいけない
1.
人間というものは、
外見だけではわからないものだ。
2.
最初は
誰でも
難しく
感じるものさ。ものは
試し、
先ずやってみたらどうだい?
3.「
芸は
身を
助ける」と
言うが、
何かの
時にその
特技が
役立つことがあるものだ。
4.
慣れないことはするもんじゃない(⇔べきじゃない)なあ。
5.
陰口は
言うものではない(⇔べきではない)。もし
言いたいことがあれば、
直接、
本人に
言うものだ(⇔べきだ)。