名詞 : だ + としても
動詞・
形容詞:
普通形<ナ
形ーだ> としたって<
口>
名詞 : × / だ + とて
動詞・
形容詞:
普通形<ナ
形ー×/だ>
佐藤:
今から
貯金を
始めたとて、とうてい
間に
合わないよ。いっそシンプルに、
二人だけの
結婚式を
挙げないか?
真理:
嫌よ。
私だって
女よ、
白ウェディングドレスを
着るのが
少女時代からの
夢だったの。
花嫁姿を
両親にも
見てもらいたいわ。それに
多少お
金がかかったとしたって、お
祝い
金が
集まるから、
何とかなるわよ。
「〜としても/〜としたって/〜とて」は、「〜と
仮定しても」という
意味を
表します。ただし、「〜とて」は
今日では
古語に
属します。これらは「〜としたら/〜とすれば/〜とすると」(→
文型236)に
対応する
逆説の
文型です。→
例題1)
なお、「〜とて」には
副助詞の
用法があり、
例文5や
下の
例のように
名詞と
接続して「〜も/〜さえ」と
同じ
意味を
表すことがありますが、この
場合は「〜としても/〜としたって」は
使えません。
僕とて(・も)
君と
同じ
思いだ。
教師とて(・さえ)できない
難問
1.その
品は、
安いとしたって
五万円は
下らないよ。
2.
仮に
目的が
正しいとしても、
手段を
誤れば
必ず
失敗する。
3.たとえ
試験に
落ちたとしても、これまでの
勉強が
無駄になるわけではない。
4.
今更愚痴を
言ったとて(⇔としても)
何になる。
5.もし
彼と
同じ
状況に
置かれていたとしたら、
君とて(⇔も/であっても)
同じことをしただろうよ。