062 *〜 気味(ぎみ)

名詞(めいし): ×    +  気味(きみ)
動詞(どうし):[ます](かたち)     気味(きみ)
            気味(きみ)の + 名詞(めいし)


♪ 会話(かいわ) ♪
(しょう)(まご)大学(だいがく)入試(にゅうし)(ちか)づいているのに、(すこ)しも勉強(べんきょう)(すす)まないんだ。それに全然(ぜんぜん)自信(じしん)()てないし・・・。
良子(りょうこ)少々(しょうしょう)(あせ)気味(ぎみ)のようねえ。そんな(とき)(おも)()って(やま)にでも(おこな)って、気晴(きば)らしした(ほう)がいいわよ。
(しょう)(まご):そんな心境(しんきょう)にはとてもなれないよ。それにこの数日(すうじつ)風邪(かぜ)気味(ぎみ)()えないし・・・。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「気味(きみ)」は「気味(きみ)(わる)(おとこ)が、(いえ)(まわ)りをうろうろしている」のように、元々(もともと)(いや)感触(かんしょく)感情(かんじょう)(あらわ)(かたり)です。
 「〜気味(ぎみ)」はそれが接尾(せつび)()()したもので、「((からだ)(こころ)に)(すこ)し〜と(かん)じる状態(じょうたい)」という意味(いみ)(あらわ)しますが、「風邪(かぜ)気味(ぎみ)(つか)気味(ぎみ)()がり気味(ぎみ)()がり気味(ぎみ)(おく)気味(ぎみ)…」など、不満(ふまん)やよくないと評価(ひょうか)する気持(きも)ちを()めて使(つか)わる場合(ばあい)がほとんどです。
 注意(ちゅうい)してほしいのは、「(つか)れがち・()がりがち…」などの(るい)義文(よしふみ)(がた)の「〜がち」(→文型(ぶんけい)037)との(ちが)いですが、「〜がち」は「〜する回数(かいすう)傾向(けいこう)(おお)い」という意味(いみ)ですから、用法(ようほう)(ちが)いが(しょう)じます。→例題(れいだい)1)

§ 例文(れいぶん) §
1.就職(しゅうしょく)してからは、運動(うんどう)不足(ふそく)のせいか、(すこ)(ふと)気味(ぎみ)だ。
2.ちょっとやせ気味(ぎみ)で、()つきの(するど)(おとこ)でした。
3.彼女(かのじょ)離婚(りこん)してから、(すこ)しヒステリー気味(ぎみ)です。
4.どうも工事(こうじ)進行(しんこう)(おく)気味(ぎみ)だ。もっと現場(げんば)にハッパをかけてくれ。
5.(いち)()()(とり)()とす(いきお)いだったが、最近(さいきん)、A歌手(かしゅ)人気(にんき)()がり気味(ぎみ)だねえ。

★ 例題(れいだい) ★
1) 納期(のうき)に((せま)り/(せま)られ)と、休日(きゅうじつ)(だけ/すら)返上(へんじょう)して(はたら)いているので、工員(こういん)(たち)(つか)れ(気味(きみ)/がち)です。
2) (きみ)(すこ)し(うぬぼれる→      )気味(ぎみ)じゃないか。本当(ほんとう)の((つよ)い→  )とは、自分(じぶん)()(どころ)に(する→   )ながら、うぬぼれでない自信(じしん)をもつことだよ。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) きっての/てみると(過去(かこ)(ぶん)では「と」)/ものだ(→文型(ぶんけい)420)
2) の/が(逆説(ぎゃくせつ))/だろうか(→文型(ぶんけい)161)


(ぜん)(ぺーじ)062(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)