動詞:[ます]
形 + しな(に)
がけ(に)
山田:
彼も
隅に
置けないよ。ふらりと
現れて、
帰りしなに
百恵ちゃんとデイトの
約束をしていたよ。
李 :
彼が
女に
手が
早いのは
有名だけど、よりにもよって
百恵ちゃんにまで
手を
出すとはねえ。
真理:
百恵ちゃんにしたら、
彼は
遊び
相手として
手ごろなのよ。
最近の
若い
娘は、
意外としたたかなのよ。
接尾語「しな」「がけ」は
動詞の[ます]
形に
接続して、「〜するときに、ちょっと〜する/〜するついでに、ちょっと〜する」を
意味を
表します。
時間的には「〜する
前・〜している
途中・〜した
直後」を
表せます。
「がけ」は
普段語で、
電話の
応対などではていねいな
会話では「しな」の
方がいいでしょう。なお、
例文5の「
行きがけの
駄賃」は
慣用句なので「しな」が
使えませんが、それ
以外はどちらも
置き
換えが
可能です。
1.
近くを
通りしなに、ちょっとなじみの
飲み
屋に
寄った。
2.
寝しなにいっぱい
飲むのが、
毎日の
習慣になっている。
3.
彼は
起きしなで、まだ
寝ぼけているようだ。
4.「
病院への
行きがけに、お
見舞いの
花でも
買って
行くよ」「
退屈しのぎに
雑誌も
持って
行ってあげたらどう?」
5.「
行きがけの
駄賃に、
旅館のタオルを
失敬したよ」「
私も
旅館の
帰りがけに、
記念に
下駄をもらっといたわ」