名詞 : × + というのは
動詞・
形容詞:
普通形<ナ
形ー×/だ> とは
って<
口>
((
注:
広く
句と
結びつく。
口語形は
全て「〜って」となる)
李 :
仕事って
先輩から
盗むものだと
教えられてきたけど、
最近の
新入社員は
欲がないねえ。
山田:
欲がないわけじゃあないよ。
会社というのは
給料をもらえばいい
所で、
生涯をかける
所ではないんだよ。
真理:
確かにそうね。でも、
何に
生涯をかけたらいいのかもわからないのが
実状じゃないかしら。
「〜というのは」(
口語形は「〜って」)の
用法は、
大きく
二つに
分けることができます。ひとつは
例文1、2のように
物事や
語の
意味・
内容を
説明するもので、
文末には「〜ことだ/〜
意味だ/〜
略だ」などが
多く
現れます。これは「〜とは」を
使っても
表せます。
しかし、「〜とは」は
断定的で、また
驚き・
失望・
感嘆を
伴うのが
特徴なので、
微妙な
使い
分けが
生じます。
例えば、
例文3、4のように「〜というのは」が
伝聞内容を
引用したり、
例文5のように
婉曲な
言い
回しのときは「〜とは」が
使えません。この
婉曲表現の
時は「〜かもしれない/〜ようだ/〜でしょうか」などの
推量表現が
文末に
現れることが
多いでしょう。
なお、「〜とは」には
別の
用法もあるので、「〜とは」(→
文型242 )も
併せて
参照してください。→
例題1)
1.
週刊誌というのは(⇔とは)、
週一回発行される
雑誌のことだ。
2.「
手紙」というのは(⇔とは)、
中国語でトイレットペーパーという
意味だってこと、
君、
知ってた?
3.この
投資が
危険だというのは(×とは)、
何かわけがあってのことでしょうか。
4.
李さんが
学校を
辞めるというのは(×とは)、
本当ですか。
5.
結婚というのは(×とは)、いわば
恋愛の
墓場のようなものですかねえ。