100 *〜さえ/〜すら

名詞(めいし) : ×          +  さえ
(かく)助詞(じょし):に・で・と・から・の     すら
動詞(どうし) :て(かたち)/ます(かたち)


♪ 会話(かいわ) ♪
() :雑談(ざつだん)には()ってくれたけど、肝心(かんじん)商売(しょうばい)(はなし)はきっかけすらつかめなくてねえ。
山田(やまだ)(くん)でさえ説得(せっとく)できないのだからね。でも、(かれ)()(みみ)()ってるから、最後(さいご)まで(あきら)めるなよ。
() :(いま)でさえこんなに競争(きょうそう)(はげ)しいから、年度末(ねんどまつ)には(はち)()()()()きはおろか、半値(はんね)すら登場(とうじょう)するよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜さえ/〜すら」は接続(せつぞく)複雑(ふくざつ)ですが、よく使(つか)われる(かたち)次項(じこう)()()げています。名詞(めいし)直接(ちょくせつ)接続(せつぞく)し、(かく)助詞(じょし)「が/を」の位置(いち)使(つか)われるとき、「〜でさえ」の(かたち)もあります。どちらも極端(きょくたん)(いち)(れい)()()げて、「だから、()はもちろん〜だ」という意味(いみ)(あらわ)します。(つよ)い「〜も」と(かんが)えてもいいでしょう。
 ただし、「〜さえ」はいいことにも()くないことにも使(つか)えるのですが、「〜すら」は軽視(けいし)蔑視(べっし)感情(かんじょう)(ふく)んでいるため、()くないことに使(つか)われます。
  小学生(しょうがくせい)なのに、高校(こうこう)(かず)学問(がくもん)(だい)さえ(?すら)できる。
  高校生(こうこうせい)なのに、小学校(しょうがっこう)(かず)学問(がくもん)(だい)さえ(⇔すら)できない。

§ 例文(れいぶん) §
1.(いち)(ねん)日本語(にほんご)勉強(べんきょう)していながら、カタカナすら()めないのか。()ずかしいとは(おも)わないのか。
2.なぜ(だま)っている?この(わたし)にさえ(はな)せないようなことなのか。
3.()(ざん)すらろくにできないんだよ。微分(びぶん)積分(せきぶん)がわかるはずがないじゃないか。
4.(こし)(いた)くて、じっと()ているのさえ(つら)い。
5.あきれてしまって、(おこ)()にさえなれない。

★ 例題(れいだい) ★
1) (わたし)()まれたところは、(えき)からタクシー(に/で)(()るさえ/()ってさえ)、(いち)時間(じかん)は(かける/かかる)山村(さんそん)です。
2) 毎日(まいにち)御飯(ごはん)( )すら、ろくに(()べられる→       ) (ひと)がいるというのに、ぜいたくを()うんじゃない。(ばつ)( )()たるぞ。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) で/(まよ)って/ところ


(ぜん)(ぺーじ)100(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)