名詞: × + にかまけて
山田:
趣味もほどほどだね。
彼みたいに
将棋に
病みつきになると、
夢の
中でも
将棋の
駒がちらつくそうだ。
李 :
将棋にかまけて、
仕事がおざなりになっては
困るね。
山田:
彼の
頭の
中は、
寝ても
覚めても
将棋だけさ。
李 :
勝負事は
凝ると
親の
死に
目にも
会えないって
言うからねえ。
彼もその
口か。
「〜にかまけて」は「〜に
熱中し
過ぎて/〜に
忙し
過ぎて/〜に
没頭し
過ぎて」などの
意味があります。そのため
後件では、「しなければならないことをしない/ほかのことを
顧みなくなる」などの
悪い
結果が
引き
起こされたことを
表します。
この「〜にかまけて」と
対照的なのが「〜に(も)かまわず」(→
文型302)で、これは「〜を
気にしないで/〜を
無視して」という
意味を
表しています。
商売にかまけて、
家を
顧みない。<
没頭・
熱中>
商売にかまわず、
遊んでいる。 <
無視・
放置>
1.うちの
子はサッカーにかまけて、
少しも
勉強しない。
2.
子供にかまけて、
旦那のことがお
座なりになりがちだ。
3.
仕事にかまけて、
家庭のことをほったらかしにしておくと、
奥さんに
逃げられちゃうわよ。
4.うちの
女房は
自然食の
店とかボランティアとか、そんなことばかりにかまけて、
家のことを
何にもしない。
5.
家事や
育児にかまけて、
長い
間、
自分をふりかえる
余裕もなかった。