404 〜まで/〜までして/〜てまで

名詞(めいし)名詞(めいし)(かく)助詞(じょし): ×  +  まで
動詞(どうし)       :原形(げんけい)  +  までして
動詞(どうし)       :て(かたち)  +  まで


♪ 会話(かいわ) ♪
良子(りょうこ)(いえ)(かえ)ってまで、会社(かいしゃ)仕事(しごと)はしないでほしいわ。
() :やりかけの仕事(しごと)があると、(のど)(もの)がつかえてるみたいで、気持(きも)ちが(わる)いんだよ。
良子(りょうこ):そんなにまでしなくちゃいけないの。あなたもどこかの猛烈(もうれつ)社員(しゃいん)()てきたわねえ。
() :(くん)にまでそんなことを()われては、()()がないよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜まで/〜までして/〜てまで」は、程度(ていど)(あらわ)す「〜まで」(→文型(ぶんけい)403)と一連(いちれん)のものですが、程度(ていど)極端(きょくたん)(たっ)していると(かん)じたとき使(つか)われます。
 例文(れいぶん)2、3のように「〜さえ/〜すら」(→文型(ぶんけい)100)と()()えられる場合(ばあい)(おお)いでしょう。しかし、「〜さえ/〜すら」は「〜もそうだから、その()はもちろん〜」という意味(いみ)ですが、「〜まで」は「だんだん程度(ていど)はひどくなり、最後(さいご)には〜も〜」と最終(さいしゅう)段階(だんかい)(あらわ)しますから、例文(れいぶん)4、5のように「〜さえ/〜すら」を使(つか)うと不自然(ふしぜん)になる(れい)(しょう)じます。(ぎゃく)に「〜さえ/〜すら」が使(つか)えて「〜まで」が使(つか)えない場合(ばあい)(しょう)じます。それが(つぎ)(れい)です。
  (いそが)しくて新聞(しんぶん)()時間(じかん)さえ(×まで)ない。
  (ある)いてさえ(×まで)5(ふん)()くところ

§ 例文(れいぶん) §
1.(どく)()らわば(さら)まで。(ことわざ)
2.まさか(きみ)が、あんな(やつ)とまでぐるになっていたとは(おも)いもしなかったよ。
3.(ゆめ)にまで()るほど彼女(かのじょ)のことが脳裏(のうり)()きついて(はな)れない。
4.いくら生活(せいかつ)(こま)ったとは()え、(ぬす)みまでしでかすとは、  (あき)()ててものも()えない。
5.そんな(きたな)(かね)使(つか)ってまで、代議士(だいぎし)になりたがる(やつ)()()れない。

★ 例題(れいだい) ★
1) 家庭(かてい)生活(せいかつ)犠牲(ぎせい)(になって/にして)(さえ/まで)出世(しゅっせ)したいとは((おも)う/(おも)わない)。
2) (おや)反対(はんたい)を(()()る→     )まで結婚(けっこん)(する→   )二人(ふたり)が、半年(はんとし)( )離婚(りこん)とは予想(よそう)もしなかった。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) ようになる(状態(じょうたい)変化(へんか)文型(ぶんけい)446)/まで/を(「(よう)する」は()V)
2) で/()み(〜こなす→文型(ぶんけい)167)/ほど(「まで」は重複(じゅうふく)する)


(ぜん)(ぺーじ)404(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)