名詞 : × / だ + とあれば
動詞・
形容詞:
普通形<ナ
形ー×/だ> とあっては 〜 ない
(
注:
広く
句と
結びつく。「〜だ」は
省略することが
多い)
良子:ねえ、
折り
入ってあなたにお
願いがあるんだけど。
李 :あなたの
頼みとあれば、たとえ
火の
中、
水の
中・・・。それで、
何、
折り
入っての
頼みとは?
良子:じゃ、
言うけど、
私、
働きに
出てもいいかしら?
李 :えっ?
突然、
何を
言い
出すんだい。
良子:
一平の
教育資金もいるし、
広い
部屋にも
移りたいし。
「〜とあれば/〜とあっては」は「〜(の)であれば」という
意味の
条件の
表現で、
書面語です。
会話では「たら/なら」を
使えばいいでしょう。
あなたのためとあれば、
私は
死ぬことだってできます。
→ あなたのためなら、
私は
死ぬことだってできます。
→ あなたのためだったら、
私は
死ぬことだってできます。
なお、「〜とあれば」は
広く
使えますが、「〜とあっては」は
常に
文末で「〜しないわけにはいかない/〜するほかない/〜しかない」などの
否定表現と
呼応します。→
例題1)
あなたのためとあれば(・とあっては)、
協力しないわけにはいきません。
あなたのためとあれば(×とあっては)、
喜んでいたしましょう。
1.あなたのためとあれば、
私は
死ぬことだってできます。
2.
必要とあれば、いかなる
援助もいたしましょう。
3.この
子の
命が
助かるとあれば、
私は
自分の
命を
投げ
出したって
惜しくない。
4.この
妥協案すらのめないとあっては、
交渉の
決裂は
避けられまい。
5.スポンサーが
反対だとあっては、この
企画はあきらめるしかない。