047 *〜かもしれない/〜かもわからない

名詞(めいし)    :  ×       +  かもしれない
動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち) ー×>   かもわからない


♪ 会話(かいわ) ♪
小平(しょうへい)(むずか)しいかもしれないけれど、私立(しりつ)の○○中学(ちゅうがく)受験(じゅけん)してみようかと(おも)うんだ。お(かあ)さん、いい?
良子(りょうこ):えっ?あの有名(ゆうめい)な○○中学(ちゅうがく)
小平(しょうへい):もしかしたら、合格(ごうかく)可能(かのう)(せい)もあるかもわからないと、先生(せんせい)()ってくれたんだ。
良子(りょうこ):わかったわ。駄目(だめ)でもともと、やってみたら?

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜かもしれない」は初級(しょきゅう)文型(ぶんけい)ですが、「〜かもわからない」の(かたち)もあって意味(いみ)用法(ようほう)()わりません。関連(かんれん)表現(ひょうげん)()げれば、可能(かのう)(せい)(たか)いと(おも)えば「〜だろう」、ほぼ確実(かくじつ)だと(おも)えば「〜はずだ」が使(つか)われます。
  明日(あした)(あめ)()るかもしれない。
  明日(あした)(あめ)()るだろう(60〜80%)
  明日(あした)(あめ)()るはずだ(95〜99%)
 以上(いじょう)知的(ちてき)推量(すいりょう)(ぞく)しますが、人間(にんげん)五感(ごかん)(もと)づいて感覚(かんかく)(てき)推量(すいりょう)するときは「〜ようだ/〜そうだ/〜らしい」(→資料(しりょう)「)が使(つか)われます。(たと)えば、(ひと)(がく)(さわ)って「(ねつ)があるようだ」とは()っても、「(ねつ)があるだろう」とは()えません。

§ 例文(れいぶん) §
1.(かえ)りが(おそ)すぎる。(むすめ)()(なに)かあったのかもしれない。
2.そう()えば、そんなことを()ったかもしれないなあ。
3.ずいぶん勝手(かって)(やつ)だとお(おも)いになるかもしれませんが、先日(せんじつ)(はなし)一旦(いったん)白紙(はくし)(もど)していただけないでしょうか。
4.(いち)()(ちち)重体(じゅうたい)で、もう(たす)からないかもしれないと(おも)ったが、どうやら(とうげ)()したようだ。
5.ひょっとしたら、行方(ゆくえ)不明(ふめい)息子(むすこ)(かえ)ってくるかもしれないと(おも)って、部屋(へや)はそのままにしてあるんです。

★ 例題(れいだい) ★
1) 机上(きじょう)理論(りろん)(として/にとって)は成立(せいりつ)する(はずだ/かもしれない)が、現実(げんじつ)から(は/が)遊離(ゆうり)した空論(くうろん)だ。
2) 旅先(たびさき)( )(なに)があるかもわからないから、その(さい)はここ( )電話(でんわ)を(()れる→     )なさい。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) まもなく/はず(→文型(ぶんけい)367)/(はい)次第(しだい)(→文型(ぶんけい)111)/ただちに
2) と(内容(ないよう)引用(いんよう))/()り(→文型(ぶんけい)094)/へ(〜へと→文型(ぶんけい)387)


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