004 〜あっての
名詞(めいし): ×  + (が)あっての + 名詞(めいし)


♪ 会話(かいわ) ♪
部長(ぶちょう):ありがとう。今回(こんかい)受注(じゅちゅう)(きみ)たちのおかげだ。なんと()っても、仕事(しごと)あっての会社(かいしゃ)だからな。
山田(やまだ):いいえ、部長(ぶちょう)()指導(しどう)のたまものです。
部長(ぶちょう):いやいや、そんなことはない。みんなの協力(きょうりょく)あっての成功(せいこう)だ。「チームワークこそ成功(せいこう)(かぎ)だ」と(あらた)めて(おし)えられたよ。ありがとう、みんな。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜あってのN」は「〜があって、はじめて可能(かのう)な N」という意味(いみ)(あらわ)します。(まえ)条件(じょうけん)がなければ、(うし)ろの結果(けっか)成立(せいりつ)しないという前提(ぜんてい)条件(じょうけん)(あらわ)(てん)で、「〜て、はじめて/〜て、こそ」(→文型(ぶんけい)192)、「〜ば、こそ」(→文型(ぶんけい)050)と基本(きほん)(てき)には(おな)意味(いみ)になります。
  みんなの協力(きょうりょく) あっての    成功(せいこう)だ。
         があってこその
         があればこその

§ 例文(れいぶん) §
1.この(たび)優勝(ゆうしょう)は、みんなの団結(だんけつ)あってのものだ。
2.(わたし)仕事(しごと)専念(せんねん)できるのも、(すべ)(つま)内助(ないじょ)があってのことです。
3.彼女(かのじょ)会社(かいしゃ)()めたのは、きっと(なに)かわけがあってのことだろう。
4.そりゃあ、お(かね)()しいけど、「(いのち)あっての物種(ものだね)」って()うじゃないか。
5.お(きゃく)あっての(あきな)いだということを(わす)れてはいけない。

★ 例題(れいだい) ★
1) ○○先生(せんせい)(あるからの/あっての)(わたし)です。(お/ご)(おん)は(いつも/いつまでも)(わす)れません。
2) 専務(せんむ)があなたをこのパーティ( )招待(しょうたい)した( )は、きっと(なに)(かんが)えがあって( )ことですよ。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) (おも)わず(自然(しぜん)感情(かんじょう))/が(()V)/てきた(→文型(ぶんけい)181)
2) ()き/()り/に(N+にする:「(なに)にする?」「(ぼく)はこれにする」)


(ぜん)(ぺーじ)004(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)