383 〜べきだった/〜べきではなかった/〜ばよかった

動詞(どうし)原形(げんけい)       +  べきだった
               べきではなかった
               べきじゃなかった<(くち)
動詞(どうし)(かり)定形(ていけい)<〜ば>  +  よかった


♪ 会話(かいわ) ♪
良子(りょうこ)適当(てきとう)()()げたら?夕食(ゆうしょく)時間(じかん)よ。
() :やった!ついにホームページ完成(かんせい)したぞ!もう(すこ)画面(がめん)()やすくするべきだったかなあ。
良子(りょうこ):ホームページを(ひら)いて、一体(いったい)(なに)発信(はっしん)するの?
() :中国人(ちゅうごくじん)として日本(にっぽん)(おも)ったこと(かん)じたことさ。
良子(りょうこ)日本(にっぽん)(のこ)るべきではなかったなんて()かないでよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜べきだ」は「〜するのが当然(とうぜん)だ/適切(てきせつ)だ」を意味(いみ)しますが、「〜べきだった/〜べきではなかった」と過去(かこ)(かたち)になると、「〜すべきことをしなかった/〜してはならないことをした」という過去(かこ)()(かえ)って反省(はんせい)する表現(ひょうげん)になります。
 (るい)()表現(ひょうげん)に「〜ばよかった」(→文型(ぶんけい)383)がありますが、失望(しつぼう)残念(ざんねん)()った後悔(こうかい)感情(かんじょう)(つよ)(あらわ)れる表現(ひょうげん)です。一方(いっぽう)、「〜べきだった」にはより理性(りせい)(てき)(あやま)ちを(みと)める語感(ごかん)があります。
  もっと勉強(べんきょう)すればよかった<後悔(こうかい)
  もっと勉強(べんきょう)するべきだった<反省(はんせい)

§ 例文(れいぶん) §
1.(いや)なら(いや)だと、最初(さいしょ)から()うべきだったんだ。
2.日本(にっぽん)はドイツ()みにきちんと戦争(せんそう)総括(そうかつ)をするべきだった。
3.()てにした(おれ)馬鹿(ばか)だった。(きみ)になんか相談(そうだん)するべきではなかったよ。
4.受験(じゅけん)失敗(しっぱい)して()くぐらいなら、もっと勉強(べんきょう)すればよかったんだ。
5.(おも)えばこの人生(じんせい)、ああすればよかった、こうすればよかったと後悔(こうかい)することばかりだ。

★ 例題(れいだい) ★
1) こんなことに(なったら/なるんだったら)、(かれ)に(やる/やらせる)べき(だった/ではなかった)。
2) 今更(いまさら)こうすべき(だ→    )、ああすべき(だ→    )と((なげ)く→   )もはじまらない。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) で(理由(りゆう)並列(へいれつ))/(かえ)らなければならない/失礼(しつれい)させて(→文型(ぶんけい)102)
2) (すわ)り(〜たまえ→文型(ぶんけい)182)/に(〜に(さき)だち→文型(ぶんけい)311)/べき


(ぜん)(ぺーじ)383(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)