いかに 〜
動詞・
形容詞:て
形 <ナ
形ーで> + も
いかなる+
名詞 名詞 : で
(
注:「〜ても」の
他に「〜ても」
系の
逆説は
使える。 →
解説)
良子:
明日は
模擬試験だったわね。
焦ってるみたいだけど、まさか、
今夜、
徹夜するつもりじゃないでしょうね。
小孫:「いかに
困難でも、またいかなる
状況下にあっても、
全力を
尽くせ」って
言うじゃないか。
良子:それは
普段から
勉強してない
人が
使う
言葉じゃないわ。
日本ではそんなのを「
付け
焼き
刃」って
言うのよ。
「いかに」「いかなるN」は「(
前件の)
事情・
状況・
程度がどうであっても
関係なく、いつも・
必ず(
後件が)
成立する」という
条件表現で、
書き
言葉で
多く
使われます。「どんなに/いくら(=いかに)〜ても」「どんな(=いかなる N)〜ても」(→
文型143)はその
口語表現で、
話し
言葉ではこちら
方が
多く
使われるでしょう。
また、「ても」のほかに「〜と
言えども」(→
文型216)、「〜であろうと/〜であれ」(→
文型176)、「〜(よ)うが/〜(よ)うと」(→
文型437)などの「ても」
系逆説が
使われます。
1.いかに
難しい
問題でも、
解けない
問題はない。
2.いかなる
時でも
笑顔を
忘れないでいれば、
道は
開けるよ。
3.いかなる
人と
言えども、
欠点はあるものだ。
4.いかに
人からあざ
笑われようが、
今はただ、
信じた
道を
進むだけだ。
5.
彼は
勇敢な
男だ。いかなる
危険が
待ちかまえていようとも、たじろいだりはしない。