429 〜やむ/〜()わる/〜()える

動詞(どうし):[ます](かたち) +  やむ
            ()わる
            ()える


♪ 会話(かいわ) ♪
() :(そと)完全(かんぜん)(くら)くなったらしくて、ようやく(せみ)()きやんだね。
良子(りょうこ)(なん)(ねん)()(なか)()ごして、地上(ちじょう)()ると数日(すうじつ)一生(いっしょう)()えるなんて、はかないわね。
() :日本人(にっぽんじん)って(なん)でも無常(むじょう)(かん)(むす)びつけるけど、(ぼく)はうるさくてたまらなかったよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜()わる/〜()える」は他動詞(たどうし)について「()()わる/()()える」のように動作(どうさ)終了(しゅうりょう)(あらわ)しますが、自動詞(じどうし)「〜()わる」は現象(げんしょう)(めん)を、他動詞(たどうし)「〜()える」は「終了(しゅうりょう)させる」という(ひと)意志(いし)動作(どうさ)強調(きょうちょう)した表現(ひょうげん)になります。
  宿題(しゅくだい)をし()える(×し()わる)のに、2時間(じかん)もかかった。<動作(どうさ)(めん)強調(きょうちょう)
  宿題(しゅくだい)をし()えた(○し()わった)ので、(あそ)びに出掛(でか)けた。<どちらの解釈(かいしゃく)()
 しかし「()る・()る・()く・()く…」などの自然(しぜん)現象(げんしょう)や、「()く・(わら)う・(おこ)る・()く…」などの感情(かんじょう)生理(せいり)現象(げんしょう)(あらわ)動詞(どうし)には、「〜()わる/〜()える」は使(つか)えません。その場合(ばあい)には「〜やむ(()む)」が使(つか)われます。
  (かぜ)()きやんだ(×()わった)。
  子供(こども)()()んだ(×()わった)。

§ 例文(れいぶん) §
1.()()わったら、食器洗(しょっきあら)いを(たの)むわよ。
2.()(げつ)もかかったが、やっと原稿(げんこう)()()えた。
3.二日(ふつか)()(つづ)いた(あめ)が、やっと()りやんだ。
4.いくらあやしても、子供(こども)()きやまなかった。
5.除夜(じょや)(かね)()りやんで、いよいよ新年(しんねん)のスタートだ。

★ 例題(れいだい) ★
1) 「(かぜ)()き(()わった/やんだ)し、もう台風(たいふう)(とお)()ぎたんじゃない(かい/だい)?」  「そのようね。でも、農作物(のうさくもつ)(へ/に)の被害(ひがい)相当(そうとう)あったみたいだし、値上(ねあ)がりが心配(しんぱい)だわ」
2) この仕事(しごと)全部(ぜんぶ)(やる→   )()える( )は、まだ相当(そうとう)時間(じかん)( )(よう)します。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) ()せた(()V)/や(いな)や/を(〜を片手(かたて)に)
2) ()()った(→文型(ぶんけい)148)/と(→文型(ぶんけい)240)/炎上(えんじょう)した


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