345 〜に(も)まして
名詞
(
めいし
)
・
疑問
(
ぎもん
)
詞
(
し
)
: × + に(も)まして
(
注
(
ちゅう
)
:
接続詞
(
せつぞくし
)
は「それにもまして」)
♪
会話
(
かいわ
)
♪
李
(
り
)
:
交通
(
こうつう
)
事故
(
じこ
)
で○○
君
(
くん
)
の
車
(
くるま
)
が
大破
(
たいは
)
したらしいが、それにもまして
彼
(
かれ
)
の
奥
(
おく
)
さんのけがの
方
(
ほう
)
が
気
(
き
)
がかりだね。
山田
(
やまだ
)
:
相手
(
あいて
)
の
信号
(
しんごう
)
無視
(
むし
)
が
原因
(
げんいん
)
らしいね。
気
(
き
)
がついたら、
病院
(
びょういん
)
のベッドの
上
(
うえ
)
だったとのことだ。
李
(
り
)
:
体
(
からだ
)
のけがにもまして、
心
(
こころ
)
に
受
(
う
)
けた
傷
(
きず
)
も
大
(
おお
)
きいのでは。しばらくは
運転
(
うんてん
)
する
気
(
き
)
になれないよ、きっと。
♯
解説
(
かいせつ
)
♭
「AにもましてB」は「Aよりも、
更
(
さら
)
にB/A
以上
(
いじょう
)
にB」という
意味
(
いみ
)
を
表
(
あらわ
)
します。
比較
(
ひかく
)
表現
(
ひょうげん
)
の
一種
(
いっしゅ
)
ですが、「Aより(も)B」と
比
(
くら
)
べたとき、この
文型
(
ぶんけい
)
は
数量
(
すうりょう
)
や
程度
(
ていど
)
が
一層
(
いっそう
)
増加
(
ぞうか
)
したことに
重点
(
じゅうてん
)
をおいた
表現
(
ひょうげん
)
になります。
図
(
ず
)
あり
なお、「〜に(も)なく」(→
文型
(
ぶんけい
)
332)と
類似
(
るいじ
)
していて
混同
(
こんどう
)
しやすいので、
注意
(
ちゅうい
)
しましょう。
今年
(
ことし
)
の
冬
(
ふゆ
)
は
例年
(
れいねん
)
よりも <いつもと
比
(
くら
)
べて>
例年
(
れいねん
)
にもまして <いつも
以上
(
いじょう
)
に>
例年
(
れいねん
)
になく <いつもと
違
(
ちが
)
って>
寒
(
さむ
)
い。
§
例文
(
れいぶん
)
§
1.
今日
(
きょう
)
の
君
(
きみ
)
は、いつにもましてきれいだね。
2.あなたの
一言
(
ひとこと
)
は、
何
(
なに
)
にもまして
私
(
わたし
)
を
勇気
(
ゆうき
)
づけてくれました。
3.
姉
(
あね
)
も
美人
(
びじん
)
だが、それにもまして
妹
(
いもうと
)
は
美
(
うつく
)
しい。
4.
彼
(
かれ
)
は
幾多
(
いくた
)
の
試練
(
しれん
)
を
乗
(
の
)
り
越
(
こ
)
え、
前
(
まえ
)
にもましてたくましくなった。
5.
彼
(
かれ
)
の
演技
(
えんぎ
)
力
(
りょく
)
は、
以前
(
いぜん
)
にもまして
磨
(
みが
)
きがかかり、
円熟味
(
えんじゅくみ
)
が
加
(
くわ
)
わってきた。
★
例題
(
れいだい
)
★
1)
彼女
(
かのじょ
)
は
今
(
いま
)
(まで/までに)
出会
(
であ
)
った
中
(
なか
)
(に/で)、
誰
(
だれ
)
(にもなく/にもまして)
思
(
おも
)
いやりのある
女性
(
じょせい
)
だった。
2) もちろん
息子
(
むすこ
)
の
受験
(
じゅけん
)
のことも
心配
(
しんぱい
)
ですが、( )( )にもまして、
無理
(
むり
)
を(する→ )
体
(
からだ
)
を(
壊
(
こわ
)
す→ )かと
気
(
き
)
がかりなんです。
(^^)
前
(
まえ
)
課
(
か
)
の
解答
(
かいとう
)
(^^)
1) なき(なし→なき+N)/なき/に
基
(
もと
)
づかない
2) に/な(ナ
形
(
かたち
)
)/できない
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(
ぜん
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
345
↓
次
(
つぎ
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
日本語
(
にほんご
)
駆
(
か
)
け
込
(
こ
)
み
寺
(
てら
)
参拝
(
さんぱい
)
口
(
ぐち
)
へ
戻
(
もど
)
る