380 〜ぶる

名詞(めいし)    :    ×     +  ぶる
形容詞(けいようし)語幹(ごかん):<イ(かたち)ー[い]>
       <ナ(かたち)ー[な]>


♪ 会話(かいわ) ♪
() :ミセス弁論(べんろん)大会(たいかい)入賞(にゅうしょう)とは素晴(すば)らしいね。(きみ)のスピーチのどこが評価(ひょうか)されたんだろうねえ?
良子(りょうこ)(わか)世代(せだい)への期待(きたい)を、先輩(せんぱい)ぶったり(えら)ぶったりしないで、(かた)(ちから)()いて(はな)したのが評価(ひょうか)されたみたい。
() :その自然体(しぜんたい)(きみ)らしいね。それに年増(としま)(おんな)魅力(みりょく)男性(だんせい)審査(しんさ)(いん)(ひょう)(あつ)めたのかもね。あっ、にらまれた!

♯ 解説(かいせつ) ♭
 接尾(せつび)()「〜ぶる」は名詞(めいし)形容詞(けいようし)語幹(ごかん)について、「わざと〜ようにふるまう」という意味(いみ)(あらわ)自動詞(じどうし)(つく)ります。(はなし)(しゃ)嫌悪(けんお)(かん)(つよ)(あらわ)れる表現(ひょうげん)です。
 よく使(つか)われるものを以下(いか)()げておきます。名詞(めいし) :学者(がくしゃ)ぶる・聖人(せいじん)ぶる・かわい()ぶる・金持(かねも)ちぶる・お(じょう)さんぶる・
    いい()ぶる…形容詞(けいようし)上品(じょうひん)ぶる・(えら)ぶる・(けん)ぶる・高尚(こうしょう)ぶる・(おご)(たか)ぶる・深刻(しんこく)ぶる・(あく)ぶる・
    利口(りこう)ぶる…

§ 例文(れいぶん) §
1.(なん)だ、あいつ、かわい()ぶっちゃってよ。
2.(おご)(たか)ぶる権力(けんりょく)(しゃ)に、(いま)こそ()(もの)()せてやる。
3.聖人(せいじん)君子(くんし)ぶった(やつ)ほど、(はら)(うち)(きたな)(やつ)(おお)いんだ。
4.あいつは教師(きょうし)(まえ)ではいつもいい()ぶっているが、そのくせ(うら)(まわ)っては(よわ)()をいじめている。
5.(あく)ぶるのはやめにしなよ。しょせんお(まえ)は、本物(ほんもの)(あく)にはなれないよ。

★ 例題(れいだい) ★
1) たかが(おんな)(に/が)ふられた(ほど/ぐらい)で、そんなに(深刻(しんこく)な/深刻(しんこく))ぶるなよ。(おれ)なんか、(ふる/ふられる)相手(あいて)もいないんだから。
2) この(あた)りは高級(こうきゅう)住宅(じゅうたく)(がい)で(上品(じょうひん)だ→   )ぶった(おく)さんが(おお)く、とても(つき()う→    )(きれる→    )。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) ぶり/それにしても(→文型(ぶんけい)316)/()わり/に(感情(かんじょう)Vの理由(りゆう)
2) (いそが)しくて(理由(りゆう)の「て」)/の(行為(こうい)文型(ぶんけい)354)/ぶり


(ぜん)(ぺーじ)380(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)