名詞・
名詞+
格助詞: × + まで
動詞 :
原形 + までして
動詞 :て
形 + まで
良子:
家に
帰ってまで、
会社の
仕事はしないでほしいわ。
李 :やりかけの
仕事があると、
喉に
物がつかえてるみたいで、
気持ちが
悪いんだよ。
良子:そんなにまでしなくちゃいけないの。あなたもどこかの
猛烈社員に
似てきたわねえ。
李 :
君にまでそんなことを
言われては、
立つ
瀬がないよ。
「〜まで/〜までして/〜てまで」は、
程度を
表す「〜まで」(→
文型403)と
一連のものですが、
程度が
極端に
達していると
感じたとき
使われます。
例文2、3のように「〜さえ/〜すら」(→
文型100)と
置き
換えられる
場合も
多いでしょう。しかし、「〜さえ/〜すら」は「〜もそうだから、その
他はもちろん〜」という
意味ですが、「〜まで」は「だんだん
程度はひどくなり、
最後には〜も〜」と
最終段階を
表しますから、
例文4、5のように「〜さえ/〜すら」を
使うと
不自然になる
例が
生じます。
逆に「〜さえ/〜すら」が
使えて「〜まで」が
使えない
場合も
生じます。それが
次の
例です。
忙しくて
新聞を
読む
時間さえ(×まで)ない。
歩いてさえ(×まで)5
分で
着くところ
1.
毒を
食らわば
皿まで。(ことわざ)
2.まさか
君が、あんな
奴とまでぐるになっていたとは
思いもしなかったよ。
3.
夢にまで
見るほど
彼女のことが
脳裏に
焼きついて
離れない。
4.いくら
生活に
困ったとは
言え、
盗みまでしでかすとは、
呆れ
果ててものも
言えない。
5.そんな
汚い
金を
使ってまで、
代議士になりたがる
奴の
気が
知れない。