367 *〜はずだ

名詞(めいし)    :    の      +  はずだ
動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ーな>     はずの + 名詞(めいし)


♪ 会話(かいわ) ♪
良子(りょうこ)今日(きょう)(はじ)をかいちゃったわ。あまりにあなた()(ひと)がいたから(こえ)かけたの。そうしたら(ひと)(ちが)いだったの。
() :へえ、その(ひと)、そんなに(ぼく)()てたの?
良子(りょうこ):ええ、(うし)姿(すがた)(うり)(ふた)つなの。あんなに()ている(ひと)はめったにいないはずだけど、()(なか)にはそっくりな(ひと)がいるものねえ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「はず」は可能(かのう)(せい)予定(よてい)(あらわ)形式(けいしき)名詞(めいし)で、「〜はずだ」は「バスの出発(しゅっぱつ)時間(じかん)は11()のはずだ」のように予定(よてい)(あらわ)すか、(ある)いは、「〜可能(かのう)(せい)はとても(たか)い」と判断(はんだん)した(とき)使(つか)います。問題(もんだい)になるのは「わけだ」との(ちが)いですが、(した)(れい)()てみましょう。
  (かれ)()(ねん)米国(べいこく)にいたのだから、
    英語(えいご)上手(じょうず)なはずだ。  <未知(みち)
    英語(えいご)上手(じょうず)なわけだ。  <既知(きち)>「〜はずだ」は(かれ)英語(えいご)上手(じょうず)かどうかはまだ()らないが、「()(ねん)米国(べいこく)にいたのだから、きっと〜だろう」という推測(すいそく)です。しかし「〜わけだ」は(かれ)英語(えいご)上手(じょうず)だということはよく()っていて、それを「()(ねん)米国(べいこく)にいたのだから、当然(とうぜん)だ」と()けとめる表現(ひょうげん)です。つまり、未知(みち)の「〜はずだ」、既知(きち)の「〜わけだ」と()えるでしょう。

§ 例文(れいぶん) §
1.(ほし)がいっぱい()ているし、明日(あした)()れるはずです。
2.(なに)(あぶら)()っている!まだ休憩(きゅうけい)時間(じかん)ではないはずだ。
3.あの(ひと)は、(たし)大阪(おおさか)出身(しゅっしん)だったはずだよ。
4.「明日(あした)都民(とみん)()だから、区役所(くやくしょ)(やす)みかしら?」「そのはずだよ」
5.「(かれ)、デパートの子供(こども)用品(ようひん)売場(うりば)()(もの)をしてたよ」「おかしいなあ、(かれ)には子供(こども)はいないはずなのに」

★ 例題(れいだい) ★
1) 「発車(はっしゃ)(はち)()の(はず/わけ)だから、まだ時間(じかん)もあるし、コーヒー(を/でも)()んで(()く/()こう)よ」  「でも、(すこ)(はや)めに()ってた(ほう)安心(あんしん)できるわ」
2) (きみ)()(ねん)日本(にっぽん)( )(()む→     )のだから、もう日本語(にほんご)(こま)ったり(する→    )はずだろう?

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) さえ(→文型(ぶんけい)100)/できない/はずがない
2) に/した(過去(かこ)のこと)/()らない(=()っているはずだ)


(ぜん)(ぺーじ)367(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)