273 *何故(なぜ)なら〜からだ/*というのは〜からだ

何故(なぜ)なら        名詞(めいし)    :   だ       +   からだ
何故(なぜ)かと()うと      動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた) <ナ(かたち)ーだ>
何故(なぜ)かと()えば 〜
()うのは       名詞(めいし)    :   の       +   ためだ
 
どうしてかと()うと 動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた) <ナ(かたち)ーな>


♪ 会話(かいわ) ♪
() :(くん)のパソコン(ぎら)いは、最初(さいしょ)につまずいたからだと(おも)うな。(おし)えてやるから、(いち)から勉強(べんきょう)(なお)さないかい?
良子(りょうこ)遠慮(えんりょ)しとくわ。夫婦(ふうふ)(おし)()うのは(むずか)しいわ。何故(なぜ)かというと、お(たが)いに遠慮(えんりょ)がないからよ。
() :(くん)にはインターネットをマスターしてほしいんだ。というのも世界(せかい)がパッと(ひろ)がるからさ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 これらは(さき)事実(じじつ)()べて、その()理由(りゆう)()べる表現(ひょうげん)です。「なぜなら〜からだ」は(かた)学術(がくじゅつ)(てき)表現(ひょうげん)で、「なぜかというと/どうしてかというと〜からだ」も(なに)重大(じゅうだい)出来事(できごと)理由(りゆう)説明(せつめい)使(つか)われますから、日常(にちじょう)会話(かいわ)では「それは/というのは〜からだ」を使(つか)うといいでしょう。
  (いま)(かね)がない。というのは(・それは/?何故(なぜ)かというと)給料(きゅうりょう)(まえ)だからだ。
 また、「〜からだ」のかわりに、理由(りゆう)の「〜ためだ」(→文型(ぶんけい)152)が使(つか)われることもありますが、「〜ためだ」は客観(きゃっかん)(てき)因果(いんが)関係(かんけい)()べる文型(ぶんけい)ですから、新聞(しんぶん)報道(ほうどう)使(つか)われることが(おお)くなります。

§ 例文(れいぶん) §
1.今度(こんど)会議(かいぎ)には欠席(けっせき)させてもらう。というのは(むすめ)結婚式(けっこんしき)とぶつかっているからなんだ。
2.日本(にっぽん)経済(けいざい)心配(しんぱい)ない。何故(なぜ)なら製造(せいぞう)(ぎょう)健在(けんざい)だからだ。
3.やりたいことをやれ。何故(なぜ)なら人生(じんせい)(いち)()しかないからだ。
4.(ぼく)はこんなことではあきらめない。それというのも(ぼく)にはやり()げる自信(じしん)があるからだ。
5.そんなにがっかりすることはない。というのはチャンスはまた(かなら)(めぐ)ってくるからだ。

★ 例題(れいだい) ★
1) (きみ)は(()った/()かない)(ほう)がいい。それは相手(あいて)(きみ)()うの(が/を)((いや)だ/(いや)がっている)からだ。
2) この鉄道(てつどう)建設(けんせつ)は(中断(ちゅうだん)する→     )たままだ。というのも資金(しきん)不足(ふそく)( )((おちい)る→     )からだ。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) なくして/()け(→文型(ぶんけい)352)/(きよし)き(イ(かたち)(ふる)連体(れんたい)(かたち)
2) と()え(〜と()えども→文型(ぶんけい)216)/なしに/に


(ぜん)(ぺーじ)273(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)