194 *〜ではなく〜だ/*〜ではなくて〜だ

名詞(めいし)       :× +  ではなく/ではなくて 〜 だ
()+の/ため/から:×    じゃなく/じゃなくて
(ちゅう)強調(きょうちょう)語気(ごき)(つよ)めて文末(ぶんまつ)が「〜のだ」になることが(おお)い)


♪ 会話(かいわ) ♪
() :結婚(けっこん)()まったんだって?水臭(みずくさ)いじゃないか、(おれ)(たち)()わないなんて。
佐藤(さとう)(かく)すつもりじゃなくて、(はな)すきっかけがなかったんだよ。それに、日取(ひど)りも式場(しきじょう)()まったわけではないし。
山田(やまだ):あ〜あ、わが()独身(どくしん)男性(だんせい)は、これで(おれ)(いち)(にん)か・・・。
() :「()てば海路(かいろ)日和(ひより)あり」ってこともあるさ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 この文型(ぶんけい)一種(いっしゅ)強調(きょうちょう)表現(ひょうげん)形式(けいしき)で、(つよ)断定(だんてい)語気(ごき)(ふく)んでいます。この文型(ぶんけい)名詞(めいし)以外(いがい)にも、例文(れいぶん)3〜5のように「〜のではなく〜のだ」「〜からではなく〜からだ」「〜ためではなく〜ためだ」などの(かたち)で、様々(さまざま)()とも(むす)びつきます。
 口語(こうご)では「〜じゃなくて〜だ」「〜じゃなく〜だ」の(かたち)使(つか)われることが(おお)いでしょう。また、書面(しょめん)()として「〜ではなく〜である/〜で(は)なしに〜である」などがあります。
  勉強(べんきょう)(おや)のためではなく、自分(じぶん)のためにするのだ。
  勉強(べんきょう)(おや)のためでなしに、自分(じぶん)のためにするのである。

§ 例文(れいぶん) §
1.これは(わたし)(もの)ではなく、友人(ゆうじん)から()りた(もの)なのです。
2.歴史(れきし)()えるのは(えら)ばれた政党(せいとう)集団(しゅうだん)ではなく、民衆(みんしゅう)意志(いし)なのだ。
3.(ぼく)(だれ)のためでもなく、自分(じぶん)自身(じしん)のために(たたか)うのだ。
4.(わたし)(おこ)っているのは、あなたが(あやま)ちを(おか)したことじゃなくて、それを(わたし)(かく)そうとしたことだ。
5.あなたが(わたし)結婚(けっこん)するのは、(わたし)()きだからじゃなく、(わたし)(いえ)財産(ざいさん)目当(めあ)てなんじゃないの?

★ 例題(れいだい) ★
1) (わたし)(について/にとって)仕事(しごと)は、(かね)名誉(めいよ)()る(ため/から)ではなく、自己(じこ)実現(じつげん)する(ため/から)なのだ。
2) あなたが(かれ)(わる)()うのは、(かれ)( )(きら)いだからじゃ(ない→   )て、(かれ)( )(うらや)ましいからじゃないの?

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) とばかり(→文型(ぶんけい)222)/なんと((おどろ)き)/まで(→文型(ぶんけい)404)
2) で/(らく)し(様態(ようたい)の「そうだ」)/の


(ぜん)(ぺーじ)194(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)