268 〜(なお)す/〜(かえ)

動詞(どうし):[ます](かたち)  +  (なお)
             (かえ)


♪ 会話(かいわ) ♪
() :もう一度(いちど)()まれ(なお)せるなら、どちらになりたい?(おんな)それとも(おとこ)
良子(りょうこ):また(おんな)()まれて、あなたと結婚(けっこん)したいわ。
() :やけにうれしいことを()ってくれるなあ。小平(しょうへい)は?
小平(しょうへい)(おとこ)でも(おんな)でもいいけど、試験(しけん)のない(くに)()まれたい。   こんな毎日(まいにち)をまた()(かえ)すかと(おも)うとぞっとするよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜(なお)す」は例文(れいぶん)1〜3のように、一度(いちど)した行為(こうい)結果(けっか)間違(まちが)いや不満(ふまん)(てん)があり、(ただ)しい状態(じょうたい)改善(かいぜん)修正(しゅうせい)することです。一方(いっぽう)、「〜(かえ)す」は例文(れいぶん)4、5のように、(ぎゃく)方向(ほうこう)(もと)状態(じょうたい)(もど)反転(はんてん)行為(こうい)(しゅ)たる用法(ようほう)です。(たと)えば「()(かえ)す」は()行為(こうい)()(かえ)すだけですが、「()(なお)す」は()からないところがあったのでもう一度(いちど)(かんが)えながら()むと()意味(いみ)(ちが)いとなります。(した)(れい)もかなり(おお)きな意味(いみ)(じょう)(ちが)いが(しょう)じる(れい)です。→例題(れいだい)1)
  (わたし)()(なお)した。<発言(はつげん)訂正(ていせい)
  (わたし)相手(あいて)()(いかえ)した。<反論(はんろん)

§ 例文(れいぶん) §
1.この番組(ばんぐみ)生放送(なまほうそう)ですから、やり(なお)しがききません。
2.ほう、もう英語(えいご)手紙(てがみ)()けるのか。ちょっと見直(みなお)したねえ。(「見直(みなお)す」には慣用(かんよう)(てき)意味(いみ)もある)
3.(かお)(あら)って出直(でなお)してこい。
4.もう()んだかと(おも)っていたら、(いき)()(かえ)した。
5.やられたら、やり(かえ)せ。(なぐ)られたら、(なぐ)(かえ)せ。「()には()を、()には()を」だ。

★ 例題(れいだい) ★
1) 「もう一度(いちど)計画(けいかく)を(()て/()てる)((かえ)そう/(なお)そう)じゃないか」「うん、そうする(だけ/しかない)な」
2) この作文(さくぶん)間違(まちが)いが((おお)い→   )()ぎて、これでは((なお)す →    )ようもない。もう一度(いちど)、(()く→   )(なお)して()なさい。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) で(範囲(はんい)限定(げんてい))/ない/ところ
2) で(範囲(はんい)限定(げんてい))/()べられない/に(目的(もくてき)場合(ばあい)文型(ぶんけい)336)


(ぜん)(ぺーじ)268(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)