005 *〜あまり(に)

名詞(めいし)    :   の     +  あまり(に)
動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ーな>


♪ 会話(かいわ) ♪
百恵(ももえ)最近(さいきん)山田(やまだ)(くん)、ちょっと(へん)よ。(なに)()いても(うわ)(そら)だし、仕事(しごと)にも()がつかない(かん)じだ。
() :(ぼく)心配(しんぱい)のあまり(たず)ねてみたら、彼女(かのじょ)()られたらしいんだ。毎晩(まいばん)どこかで()いつぶれているらしいよ。
百恵(ももえ)(さび)しさのあまり、お(さけ)()(まぎ)らわしてるのね。あまり()みすぎると、(からだ)(こわ)しちゃうわよねえ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 この文型(ぶんけい)は「とても(程度(ていど)限度(げんど)()えている)〜ので」を意味(いみ)します。「ので」(けい)原因(げんいん)理由(りゆう)表現(ひょうげん)(→資料(しりょう)、)で、後件(こうけん)では発生(はっせい)した既定(きてい)事実(じじつ)(あらわ)すので、「〜つもりだ・〜たい・〜だろう」などの意志(いし)希望(きぼう)推量(すいりょう)表現(ひょうげん)使(つか)えません。なお「あまりのNに」も「あまりに〜ので」も同義(どうぎ)表現(ひょうげん)です。 (さび)しさのあまり、 あまりに(さび)しいので、
    あまりの(さび)しさに、
  お(さけ)()(まぎ)らわしているのね。

§ 例文(れいぶん) §
1.うれしさのあまり、(なみだ)がでた。
2.(いそ)ぐあまり、(いえ)(かぎ)をかけるのを(わす)れてきてしまった。
3.(かれ)(ひと)がいいあまり、(いや)仕事(しごと)()しつけられても(ことわ)りきれない。
4.慎重(しんちょう)になり()ぎるあまり、チャンスを(のが)すこともある。
5.「可愛(かわい)(あま)って(=可愛(かわい)さのあまりに)(にく)(ひゃく)(ばい)」という俗語(ぞくご)がある。

★ 例題(れいだい) ★
1) 一人(ひとり)子供(こども)がいじめを告発(こくはつ)する遺書(いしょ)を((のこ)して/(のこ)って)自殺(じさつ)したという(ので/のに)、(ひら)(なお)学校(がっこう)(がわ)答弁(とうべん)に、(わたし)(いか)り(あまりに/のあまり)(からだ)(ふる)えた。
2) (かれ)はまじめ( )あまり、((かんが)える()ぎる→    )り、((おも)()める→     )りするんだろう。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) あっての/ご/いつまでも(「いつも(×いつまでも)遅刻(ちこく)する」)
2) に(〜を〜に招待(しょうたい)する)/の(「〜のは〜ことだ」文型(ぶんけい))/の


(ぜん)(ぺーじ)005(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)