365 〜ばかりになっている/〜ばかりだ/〜ばかりの |
動詞:
原形 + ばかりになっている
ばかりだ
ばかりの +
名詞
李 :
遅いなあ。
料理は
暖めるばかりになっているのに。
良子: もう
少し
待ってみましょうよ。あっ、
来たようよ。ようこそ、
山田さん、お
待ちしていましたわ。
山田:いやあ、
遅れてごめんなさい。
電車に
乗るばかりの
時に、
手土産を
忘れているのに
気がついて。
良子:そんな
気を
使ってくださらなくてもよかったのに。
「ばかり」が
動詞の
完了形(「た」
形)と
結びついた「〜た-ばかりだ」は「〜して
時間が
経っていない
状態」を
表しますが、
文型146で
取り
上げました。これ
以外にも「ばかり」には
動詞の
原形と
結びつく「〜するばかりになっている/〜するばかりだ」の
形があり、「
全て
準備が
終わり、いつでも〜できる
状態」、つまり
準備完了状態を
表す
用法があります。それを
図解すると
下のようになるでしょう。
図あり
1.
荷造りも
終わり、もう
運び
出すばかりになっている。
2.
果樹園のリンゴは
赤く
実り、
収穫を
待つばかりだ。
3.お
米も
刈り
入れを
待つばかりになっていたのに、
台風に
襲われ、
大損害を
受けた。
4.
夕食の
支度も
終わり、もう
食べるばかりになっているのに、
子供たちはまだ
帰ってこない。
5.みんなが
出発するばかりの
時になって、
突然、
一人がお
腹が
痛いと
言い
出した。