名詞:も +
名詞・ナ
形容詞の
語幹:なら +
名詞:も 〜
動詞・イ
形容詞 :
仮定形(
注:ここから「〜も〜なければ、〜も〜ない」の
形も
生まれる。)
良子:
今回は
大連にも
天津にも
行けなかったわね。
李 :
仕方がないよ。お
金もなければ
暇もないのが
僕たちサラリーマンの
実態さ。またいずれ
来る
機会もあるさ。
小平:
僕、
北京が
大好きだよ。
思い
切ってこちらの
学校に
転校しようかなあ。お
婆ちゃんちから
通えばいいし。
李 :おいおい、それ、
本気かい?
この
文型は
並立・
併存を
表す
文型で、
意味上は「〜も〜し、〜も〜」(→
文型107)と
変わりません。ただし、「〜も〜ば〜も〜/〜もなければ〜も〜ない」は
口語としても
書面語としても
使われますが、「〜も〜し、〜も〜」は
専ら
口語に
使われます。
頭もよければ、スポーツもできる。=
頭もいいし、スポーツもできる。
金もなければ、
暇もない。 =
金もないし、
暇もない。
なお、
例文3のように「AもAなら、BもB」の
形は
同じ
名詞A、Bを
重ねて、「Aもよくないし、Bもよくない。どちらもどっちだ」と
非難の
気持ちを
表す
文型も
作ります。→
例題1)
1.
人間は
長所もあれば
短所もあるものだ。
2.あれも
嫌ならこれも
嫌、
一体何がしたいのかはっきりしろ?
3.
君も
君なら、
彼も
彼だ。こんな
小さなことで、むきになって
言い
争うことはないじゃないか。
4.
僕は
金もなければ
才能もない
平凡な
男だけど、
君を
愛する
気持ちだけは
誰にも
負けない。
5.
名前も
言わなければ
住所も
告げず、
私を
助けてくれた
彼は
立ち
去った。