397 〜(あいだ)

名詞(めいし):     の      +  ま((あいだ))
動詞(どうし)原形(げんけい)/ない(かたち)/ている(かたち)    ま((あいだ))に
                  ま((あいだ))の + 名詞(めいし)


♪ 会話(かいわ) ♪
良子(りょうこ)田舎(いなか)(はは)(おどろ)いていたわ。ちょっと()ない(あいだ)に、小平(こだいら)がずいぶん大人(おとな)びてきたって。
() :それにしても(きみ)()両親(りょうしん)、この(いち)()(ねん)(あいだ)にめっきり()()んだなあ。
良子(りょうこ)(わたし)たちも、あっという()にお(じい)さん、お(ばあ)さんよ。
() :いつの()にか子供(こども)(そだ)ち、いつの()にか(おや)(とし)とる。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「(あいだ)」は「あいだ」と()むときと、「ま」と()むときがあります。「あいだ」は比較的(ひかくてき)(なが)いと(かん)じる時間(じかん)期間(きかん)使(つか)います。「ま」は隙間(すきま)空間(くうかん))や合間(あいま)時間(じかん))を意味(いみ)しますから、心理(しんり)(てき)にはあわただしく(みじか)いと(かん)じる時間(じかん)瞬間(しゅんかん)(ある)いは(ひま)都合(つごう)が<いい/(わる)い>と(おも)合間(あいま)(あらわ)します。(たと)えば「しばらく()ない(あいだ)(あいだ/ま)に(おお)きくなったね」のようにどちらも使(つか)える(れい)がありますが、(はなし)(しゃ)()わなかった時間(じかん)をどう(かん)じているかの(ちが)いがあります。
 なお、(つね)に「ま」と()まれる「(まだ)〜(あいだ)がある/〜する(あいだ)()しむ/(あいだ)()て〜する/()(あいだ)に〜する/〜して(あいだ)もない/()もなく〜する/〜する(あいだ)もない/いつの()にか/(まばた)(あいだ)に/あっと()()に」や、慣用(かんよう)表現(ひょうげん)の「(あいだ)がいい/(あいだ)()たない/(あいだ)()ける/(あいだ)(わる)い/()()う/()()わない/(あいだ)()たす/(あいだ)をおく」などは、そのまま語彙(ごい)として(おぼ)えた(ほう)がいいでしょう。

§ 例文(れいぶん) §
1.(わたし)(せき)(はず)しているまに、(だれ)来客(らいきゃく)があったらしい
2.最近(さいきん)(いそが)しくて、新聞(しんぶん)()むまもない。
3.うるさい(つま)()かけているし、のんびり(さけ)でも()みながら、(おに)()ぬまの洗濯(せんたく)といこう。
4.(かれ)()るまも()しんで勉強(べんきょう)し、ついに念願(ねんがん)大学(だいがく)合格(ごうかく)した。
5.その最新(さいしん)ソフトは店頭(てんとう)(なら)べるや(いな)や、(まどか)くまに()()れた。

★ 例題(れいだい) ★
1) この夏休(なつやす)みの(あいだ/ま)に、(あいだ/ま)を()て、里帰(さとがえ)り(する/しよう)かと(おも)っています。
2) ()ども( )(()る→     )(あいだ)に、ちょっと()(もの)( )(おこな)ってくるわ。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) ほんの/ばかり/だけ
2) から(→文型(ぶんけい)048)/もの(慣用(かんよう))/()せた(→文型(ぶんけい)197)


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