026 *〜(かぎ)り(は)/*〜ない(かぎ)り(は)

名詞(めいし)    :である /でない   +  (かぎ)り(は)
動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ーな>


♪ 会話(かいわ) ♪
() :部長(ぶちょう)からこの企画(きかく)(まか)された(かぎ)りは、なんとしても成功(せいこう)させたくてね。それで、(きみ)(ちから)()りたいんだけど。
真理(まり)(わたし)にできることなら、(なん)でもするわよ。
() :今度(こんど)(しん)商品(しょうひん)主婦(しゅふ)(そう)対象(たいしょう)にしたものなので、女性(じょせい)視点(してん)から発想(はっそう)しない(かぎ)無理(むり)だと(おも)ってね。
真理(まり)一口(ひとくち)主婦(しゅふ)(そう)といっても、ニーズも多様(たよう)()してるわ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜(かぎ)り」は仮定(かてい)既定(きてい)理由(りゆう))の接続(せつぞく)助詞(じょし)(はたら)きをします。仮定(かてい)(とき)は「〜する(あいだ)絶対(ぜったい)〜」、既定(きてい)(とき)は「〜からには」(→文型(ぶんけい)056)や「〜以上(いじょう)」(→文型(ぶんけい)009)と同様(どうよう)に「〜だから、(かなら)ず〜」を(あらわ)理由(りゆう)表現(ひょうげん)になります。
 学生(がくせい)である からには 勉強(べんきょう)しろ。
       以上(いじょう)
       (かぎ)
 「〜ない(かぎ)り」は、例文(れいぶん)4、5のように「(〜する/〜しない)(あいだ)は、絶対(ぜったい)〜/〜しなければ、絶対(ぜったい)〜」を意味(いみ)するようになりますが、これは「〜なければ」の強調(きょうちょう)表現(ひょうげん)(かんが)えていいでしょう。

§ 例文(れいぶん) §
1.()きている(かぎ)り、先生(せんせい)から()けた()(おん)(わす)れることはありません。
2.戦争(せんそう)(つづ)(かぎ)り、人類(じんるい)悲劇(ひげき)()わらないだろう。
3.土下座(どげざ)でもして(あやま)らない(かぎ)り、(けっ)して(かれ)(ゆる)さない。
4.相手方(あいてがた)()(みと)賠償(ばいしょう)(きん)支払(しはら)わない(かぎ)り、我々(われわれ)告訴(こくそ)することも()さない。
5.(かれ)頑固(がんこ)だから、よほどのことがない(かぎ)り、自分(じぶん)(せつ)()えることはないだろう。

★ 例題(れいだい) ★
1) 使(つか)()ての消費(しょうひ)文化(ぶんか)(が/を)(()わる/()わらない)(かぎ)り、ゴミ問題(もんだい)(を/が)根本(こんぽん)(てき)解決(かいけつ)されることはない。
2) 雨天(うてん)( )(ある→    )(かぎ)り、運動会(うんどうかい)予定(よてい)(どお)り((おこな)う→     )つもりです。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) だから/だけ (→文型(ぶんけい)131)/ていく(〜ていく→文型(ぶんけい)177)
2) (しん)じられない/で(手段(しゅだん))/が(「と」も()文型(ぶんけい)154)


(ぜん)(ぺーじ)026(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)