135 *〜だけに
名詞
(
めいし
)
: × + だけに
動詞
(
どうし
)
・
形容詞
(
けいようし
)
:
普通
(
ふつう
)
形
(
がた
)
<ナ
形
(
かたち
)
ーな>
♪
会話
(
かいわ
)
♪
李
(
り
)
:
今回
(
こんかい
)
の
総
(
そう
)
選挙
(
せんきょ
)
は、○○
党
(
とう
)
にとっては、
後
(
こう
)
がないだけに、
絶体絶命
(
ぜったいぜつめい
)
のピンチだね。
山田
(
やまだ
)
:
与党
(
よとう
)
なのか
野党
(
やとう
)
なのか、
旗幟
(
きし
)
も
不鮮明
(
ふせんめい
)
になって、
従来
(
じゅうらい
)
の
支持
(
しじ
)
層
(
そう
)
も
分解
(
ぶんかい
)
しているだけに、
苦戦
(
くせん
)
は
免
(
まぬか
)
れないね。
李
(
り
)
:いずれにしても、
政治
(
せいじ
)
への
失望
(
しつぼう
)
と
無関心
(
むかんしん
)
が
蔓延
(
まんえん
)
していることが、
日本
(
にっぽん
)
社会
(
しゃかい
)
の
一番
(
いちばん
)
の
問題
(
もんだい
)
だろうなあ。
♯
解説
(
かいせつ
)
♭
「〜だけに」には
二
(
ふた
)
つの
用法
(
ようほう
)
があります。
一
(
ひと
)
つは「〜だけあって」(→
文型
(
ぶんけい
)
132)と
同
(
おな
)
じ「〜にふさわしい
価値
(
かち
)
があって」という
感嘆
(
かんたん
)
・
賛辞
(
さんじ
)
の
表現
(
ひょうげん
)
で、
例
(
たと
)
えば
例文
(
れいぶん
)
1、2の「〜だけに」は「〜だけあって」で
置
(
お
)
き
換
(
か
)
えられます。
もう
一
(
ひと
)
つは「〜だから、なおさら〜」という
理由
(
りゆう
)
を
表
(
あらわ
)
す
表現
(
ひょうげん
)
で、
客観
(
きゃっかん
)
事実
(
じじつ
)
Aの
理由
(
りゆう
)
で、
一層
(
いっそう
)
Bであると
相関
(
そうかん
)
関係
(
かんけい
)
を
強調
(
きょうちょう
)
します。これが「〜だけに」
特有
(
とくゆう
)
の
用法
(
ようほう
)
ですが、この
場合
(
ばあい
)
は「〜だけあって」が
使
(
つか
)
えません。→
例題
(
れいだい
)
1)
新聞
(
しんぶん
)
記者
(
きしゃ
)
だけに(・だけあって)、
政界
(
せいかい
)
の
裏
(
うら
)
にも
詳
(
くわ
)
しい。
女
(
おんな
)
の
子
(
こ
)
だけに(×だけあって)、
夜道
(
よみち
)
の
一人
(
ひとり
)
歩
(
ある
)
きはしない
方
(
ほう
)
がいい。
§
例文
(
れいぶん
)
§
1.スポーツマンだけに(⇔だけあって)、
体格
(
たいかく
)
が
立派
(
りっぱ
)
だ。
2.
老舗
(
しにせ
)
だけに(⇔だけあって)、
店構
(
みせがま
)
えに
風格
(
ふうかく
)
がある。
3.
女
(
おんな
)
の
子
(
こ
)
だけに、
一人
(
ひとり
)
で
外国
(
がいこく
)
旅行
(
りょこう
)
に
行
(
い
)
かせるのは
心配
(
しんぱい
)
だ。
4.
合格
(
ごうかく
)
するとは
思
(
おも
)
っていなかっただけに、
合格
(
ごうかく
)
通知
(
つうち
)
を
受
(
う
)
け
取
(
と
)
ったときの
喜
(
よろこ
)
びはひとしおだった。
5.
世間
(
せけん
)
の
恐
(
こわ
)
さを
知
(
し
)
らないだけに、
彼
(
かれ
)
は
思
(
おも
)
ったことが
平気
(
へいき
)
で
言
(
い
)
えるのだ。
★
例題
(
れいだい
)
★
1)
銀行
(
ぎんこう
)
(をめぐる/に
対
(
たい
)
する)
風当
(
かぜあ
)
たりが
強
(
つよ
)
い
折
(
お
)
り(だけに/だけあって)、
関係
(
かんけい
)
者
(
しゃ
)
は
発言
(
はつげん
)
にくれぐれも
注意
(
ちゅうい
)
して(もらいたい/あげたい)。
2) うちの
子
(
こ
)
は(
生
(
う
)
まれつく→ )
体
(
からだ
)
が
弱
(
よわ
)
く、それだけ( )、
親元
(
おやもと
)
から
離
(
はな
)
すこと( )
不安
(
ふあん
)
があるんです。
(^^)
前
(
まえ
)
課
(
か
)
の
解答
(
かいとう
)
(^^)
1) いける/だけでも/なくては(→
文型
(
ぶんけい
)
271)
2)
負
(
ま
)
けて/
悔
(
くや
)
し(イ
形
(
かたち
)
の
語幹
(
ごかん
)
+がる)/
勝
(
か
)
てない
↑
前
(
ぜん
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
135
↓
次
(
つぎ
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
日本語
(
にほんご
)
駆
(
か
)
け
込
(
こ
)
み
寺
(
てら
)
参拝
(
さんぱい
)
口
(
ぐち
)
へ
戻
(
もど
)
る