134 *〜だけでも/*〜だけでは〜ない
名詞
(
めいし
)
(+
格
(
かく
)
助詞
(
じょし
)
): × + だけでも
動詞
(
どうし
)
・
形容詞
(
けいようし
)
:
普通
(
ふつう
)
形
(
がた
)
<ナ
形
(
かたち
)
ーな> だけでは〜ない
♪
会話
(
かいわ
)
♪
李
(
り
)
:
列車
(
れっしゃ
)
の
出発
(
しゅっぱつ
)
時間
(
じかん
)
までに、まだ
二
(
に
)
時間
(
じかん
)
もあるなあ。
良子
(
りょうこ
)
:
市場
(
いちば
)
にでも
行
(
い
)
かない?
見
(
み
)
ているだけでも
楽
(
たの
)
しいわ。
李
(
り
)
:それだけでは、ちょっと
物足
(
ものた
)
りないなあ。そうだ、せっかく
港
(
みなと
)
町
(
まち
)
に
来
(
き
)
たんだし、
海鮮
(
かいせん
)
でも
食
(
た
)
べようよ。
良子
(
りょうこ
)
:ついでに
一杯
(
いっぱい
)
飲
(
の
)
もうって
魂胆
(
こんたん
)
ね。
図星
(
ずぼし
)
でしょう。
李
(
り
)
:はっは、ばれたか。
♯
解説
(
かいせつ
)
♭
「〜でも」「〜では」には
元々
(
もともと
)
条件
(
じょうけん
)
の
用法
(
ようほう
)
がありますが、それが
限定
(
げんてい
)
の「だけ」と
結
(
むす
)
びついたのがこの
文型
(
ぶんけい
)
です。「〜だけでも」は
文末
(
ぶんまつ
)
が
肯定
(
こうてい
)
となり、「〜だけでは」は
文末
(
ぶんまつ
)
が
否定
(
ひてい
)
になることに
注意
(
ちゅうい
)
すればいいでしょう。→
例題
(
れいだい
)
1)2)
私
(
わたし
)
一人
(
ひとり
)
でも(→だけでも)できます。
私
(
わたし
)
一人
(
ひとり
)
では(→だけでも)できません
「せめて〜だけでも」(→
文型
(
ぶんけい
)
123)の
形
(
かたち
)
で
依頼
(
いらい
)
や
希望
(
きぼう
)
を
述
(
の
)
べる
場合
(
ばあい
)
がありますが、
別項
(
べっこう
)
で
取
(
と
)
り
上
(
あ
)
げてあります。
§
例文
(
れいぶん
)
§
1.
全額
(
ぜんがく
)
とは
言
(
い
)
わないが、
利子
(
りし
)
だけでも
払
(
はら
)
ってくれ。
2.
見
(
み
)
ているだけではつまらないよ。
君
(
きみ
)
もやってみたら?
3.そのような
生物
(
せいぶつ
)
兵器
(
へいき
)
が
実際
(
じっさい
)
に
使
(
つか
)
われるとしたら、
想像
(
そうぞう
)
しただけでも
身
(
み
)
の
毛
(
け
)
がよだつ。
4.
戦前
(
せんぜん
)
の
日本
(
にっぽん
)
は、
天皇
(
てんのう
)
制
(
せい
)
を
批判
(
ひはん
)
しただけでも
監獄
(
かんごく
)
にぶち
込
(
こ
)
まれたものだ。
5.
才能
(
さいのう
)
があるだけでは
成功
(
せいこう
)
できず、また
成功
(
せいこう
)
しただけでは
幸
(
しあわ
)
せになれないのが
人生
(
じんせい
)
というものだ。
★
例題
(
れいだい
)
★
1)
三
(
さん
)
食
(
しょく
)
きちんと
食
(
た
)
べて(いく/いける)(だけでも/だけでは)、
幸
(
しあわ
)
せと
思
(
おも
)
わ(ないでは/なくては)ならないよ。
2) (
負
(
ま
)
ける→ )(
悔
(
くや
)
しい→ )がっているだけでは、あのチーム( )は(
勝
(
か
)
てる→ )ぞ。
(^^)
前
(
まえ
)
課
(
か
)
の
解答
(
かいとう
)
(^^)
1) べき(→
文型
(
ぶんけい
)
382)/
与
(
あた
)
えられなければ/のみ/さえ(→
文型
(
ぶんけい
)
100)
2) に/を(
慣用
(
かんよう
)
語
(
ご
)
「〜に
端
(
たん
)
を
発
(
はっ
)
する」)/か/に(〜まで→
文型
(
ぶんけい
)
404)
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(
ぜん
)
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(
ぺーじ
)
へ
134
↓
次
(
つぎ
)
頁
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ぺーじ
)
へ
日本語
(
にほんご
)
駆
(
か
)
け
込
(
こ
)
み
寺
(
てら
)
参拝
(
さんぱい
)
口
(
ぐち
)
へ
戻
(
もど
)
る