動詞: た
形 + ところが 〜 した
だった
山田:
彼、
一目ぼれの
彼女と
結婚したところが、いろいろと
大変なことを
背負い
込んだみたいだよ。
李 :あいつ、
面食いだからなあ。とかく
美人というのはわがままなんだよ。
山田:どうだって
彼に
聞いたところ、
洗濯物は
山のよう、
部屋の
中は
散らかしっぱなしだってさ。
「〜た‐ところが」は「〜したが/〜したけれども」という
逆説を
表すのですが、
予想外・
意外な
事実の
発生を
後件で
述べるのが
特徴で、「〜と
思ったが、
実際はその
予想や
期待に
反して〜」という
意味を
表します。
例えば、
下の
用例ですが、「〜た‐ところが、〜」を
使うと、「しまった!
困った!どうしよう!」などの
大慌ての
情景が
浮かんできます。しかし、「〜が/〜けれども」は
単なる
事実の
描写になります。
お
金を
払おうと
思ったが、
財布が
見あたらなかった。<
客観的叙述>
お
金を
払おうと
思ったところが、
財布が
見あたらなかった。<
慌てた
様子>
その
他、
例文5のように「ところが」は
接続詞としても
使われます。→
例題1)
1.
親切のつもりで
忠告したところが、
恨まれてしまった。
2.ローンで
家を
買ったところが、
火事で
焼けてしまった。
3.
日曜日なのでいると
思って、
彼の
家に
行ったところが
留守だった。
4.
軽い
気持ちでカラオケコンクールに
出たところが、
優勝してしまった。
5.
天気予報は「
明日は
曇りのち
晴れ」と
言っていた。ところが、なんと
雨が
降りだした。