357 *〜のは〜からだ/*〜のは〜からではなく〜からだ |
名詞 : な + のは 〜 からだ
動詞・
形容詞:
普通形<ナ
形ーな> からではなく〜からだ
(
注:
文末では「〜ためだ/〜おかげだ/〜せいだ}も
使われる)
良子:あなたの
部屋を
掃除してあげたのは、あまりにも
汚かったからよ。
足の
踏み
場もない
状態だったわ。
李 :それが
余計なお
世話だって
言うんだよ。どこに
何があるか、わからなくなってしまったじゃないか。
良子:ふん、
頼まれても、もう
二度としてあげないわ!
李 :すまん、
怒ったのは
悪かった。
機嫌を
直してくれ。
この
文型は
原因・
理由の
倒置・
強調構文で、
文末には「〜からだ/〜ためだ/〜おかげだ/〜せいだ」などが
呼応します。「〜からだ」は
終止形接続、「〜ためだ/〜おかげだ/〜せいだ」は
連体形接続ですが、
各項を
参照してください。→
例題1)
娘が
嫁ぐから
寂しいです。→
寂しいのは
娘が
嫁ぐからです。
大雪のために
電車が
止まった。→
電車が
止まったのは
大雪のためだ。
なお、「〜のは〜からで(は)なく、〜からだ」もよく
使われるので、
文型として
取り
上げておきました。→
例題2)
1.
自分に
素直になれないのは、
君が
世間体を
気にするからさ。
2.こんな
不祥事が
起こったのは、
君の
職務怠慢のせいだ。
3.あの
政党が
分裂したのは、
要するに
政権につける
見通しがなくなったからでしょう。
4.
私が
人から
何と
言われようと
平気でいられるのは、
自分に
一点のやましさもないからだ。
5.
僕が
君を
叱るのは、
君が
憎いからではなく、
君に
期待しているからだ。