379 *〜ぶりに/*〜ぶりだ/〜っぷり

期間(きかん)(あらわ)数詞(すうし)名詞(めいし): ×  +  ぶりだ
                  ぶりに
                  ぶりの + 名詞(めいし)
動詞(どうし)      ;[ます](かたち)  +  っぷり/ぶり
一部(いちぶ)名詞(めいし)   : ×       っぷり/ぶり


♪ 会話(かいわ) ♪
() :(ひさ)しぶりに新緑(しんりょく)()たくなったなあ。家族(かぞく)そろって(きた)アルプスに()こうよ。
良子(りょうこ):だったら会社(かいしゃ)(かえ)りに(みどり)窓口(まどぐち)()って、切符(きっぷ)予約(よやく)してきてよ。特急(とっきゅう)長野(ながの)まで(きゅう)(じゅう)(ふん)()らずよ。
() :(とうげ)釜飯(かまめし)(なん)(ねん)ぶりかなあ。(しん)特急(とっきゅう)(はし)りっぷりも()たいけど、在来(ざいらい)(せん)廃止(はいし)されたのは残念(ざんねん)だよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 接尾(せつび)()「〜ぶり」には(ふた)つの用法(ようほう)があります。「期間(きかん)+ぶり」は、「〜の時間(じかん)経過(けいか)した(のち)に、〜する」という意味(いみ)(あらわ)します。「(いち)(ねん)ぶり・(さん)(げつ)ぶり…」や「(ひさ)しぶり」など、一番(いちばん)よく使(つか)われる「〜ぶり」の用法(ようほう)です。
 これ以外(いがい)に「ぶり」(「〜っぷり」)は名詞(めいし)動詞(どうし)の[ます](かたち)接続(せつぞく)して、例文(れいぶん)4〜5のように様子(ようす)状態(じょうたい)(あらわ)します。慣用(かんよう)(てき)()まった()(いかた)なので、語彙(ごい)として(おぼ)えた(ほう)がいいでしょう。(おも)用例(ようれい)()げておきます。名詞(めいし)(えだ)ぶり・(はなし)ぶり・羽振(はぶ)り・(おとこ)っぷり…動詞(どうし)(はなし)しっぷり・()みっぷり・()べっぷり・(はし)りっぷり・()わりぶり・(おどろ)きぶり…

§ 例文(れいぶん) §
1.いやあ、しばらく。(きみ)()うのは(なん)(ねん)ぶりだろう。
2.恋人(こいびと)との(さん)(ねん)ぶりの再会(さいかい)に、(わたし)(むね)はときめいた。
3.忙中(ぼうちゅう)()あり、(ひさ)しぶりに温泉(おんせん)にでもつかって、骨休(ほねやす)めといこうじゃないか。
4.(じゅう)(ねん)ぶりだが、(きみ)相変(あいか)わらず()みっぷりがいいね。
5.久方(ひさかた)ぶりに大学(だいがく)時代(じだい)友人(ゆうじん)()んだが、相当(そうとう)(はね)ぶりがいいのか、自信(じしん)たっぷりの(はなし)しっぷりだった。

★ 例題(れいだい) ★
1) (わたし)中国(ちゅうごく)(おとず)れたのは(じゅう)(ねん)(ずつ/ぶり/(まい))のことですが、(それにしては/それにしても)その(()わる/()わり)ぶり(に/で)(おどろ)きました。
2) 最近(さいきん)は((いそが)しい→     )、ゆっくり新聞(しんぶん)()んだ( )は(いち)週間(しゅうかん)( )( )のことだ。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) ふり/ながら(「〜がてら」は付帯(ふたい)行為(こうい)文型(ぶんけい)038)/()いていた
2) いない/に/()よう(→文型(ぶんけい)441)


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日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)