475 〜をピークに(して)/〜を(さかい)に(して)

名詞(めいし): ×  +  をピークに(して)
          を(さかい)に(して)
          を境目(さかいめ)に(して)
(ちゅう)(まえ)()(とき)は「〜のをピークに」のようの「〜のを」となる)


♪ 会話(かいわ) ♪
() :(えん)は1ドル79(えん)75(せん)をピークにして()がる一方(いっぽう)だ。
良子(りょうこ)有効(ゆうこう)対策(たいさく)()てられないものだから、内閣(ないかく)支持(しじ)(りつ)も○(つき)をピークに()がりっぱなしね。それにしても中学(ちゅうがく)入学(にゅうがく)(さかい)にして、(きゅう)小平(こだいら)にお(かね)がかかるようになったし、貯金(ちょきん)(そこ)をつきそうだわ。
() :我々(われわれ)庶民(しょみん)としては、せいぜい自衛(じえい)(さく)(かんが)えるしかないね。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜をピークに」は「〜を最高峰(さいこうほう)絶頂(ぜっちょう)に」という意味(いみ)(あらわ)し、「〜を(さかい)に」は「〜を分岐(ぶんき)(てん)に」という意味(いみ)(あらわ)します。「ピーク」は(ひと)つですが、「(さかい)境目(さかいめ)」は分岐(ぶんき)(てん)なので、いくつも()()げることも可能(かのう)です。これらの文型(ぶんけい)新聞(しんぶん)紙上(しじょう)学術(がくじゅつ)論文(ろんぶん)などで、統計(とうけい)資料(しりょう)()って評論(ひょうろん)(くわ)えるときによく使(つか)われる文型(ぶんけい)です。
        ()あり 
 なお、対応(たいおう)する自動詞(じどうし)使(つか)(かた)もありますが、その場合(ばあい)、「〜がピークになって」「〜が〜(さかい)になって」という(かたち)になります。→例題(れいだい)1)

§ 例文(れいぶん) §
1.日本(にっぽん)では1967(ねん)をピークに18(さい)人口(じんこう)減少(げんしょう)過程(かてい)(はい)った。
2.文化(ぶんか)サークル活動(かつどう)昭和(しょうわ)43(ねん)をピークに隆盛(りゅうせい)()ぎ、今日(きょう)ではカルチャーセンターが花盛(はなざか)りだ。
3.首都(しゅと)(けん)地価(ちか)は、バブル()をピークに値崩(ねくず)れを(はじ)めた。
4.オイルショックを(さかい)にして、日本(にっぽん)(しょう)資源(しげん)(しょう)エネルギー(がた)経済(けいざい)への転換(てんかん)(すす)めた。
5.厄年(やくどし)というのは根拠(こんきょ)があって、そのころを(さかい)身体(しんたい)変化(へんか)()こるので()をつけろという警告(けいこく)だ。

★ 例題(れいだい) ★
1) 通勤(つうきん)ラッシュは(あさ)の8()(まえ)(が/を)(ピーク/(さかい))になっている(が/のに)、解決(かいけつ)できない問題(もんだい)ではない。
2) (わたし)は40(だい)前半(ぜんはん)( )(さかい)( )、(きゅう)体力(たいりょく)(おとろ)え( )(かん)じる( )( )( )なった。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) をはじめ/この/べき(→文型(ぶんけい)000)
2) や(並列(へいれつ)の「と」は限定(げんてい)する)/を/ではない


(ぜん)(ぺーじ)475(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)