動詞:[ます]
形 + っ
放しだ
っ
放しで
っ
放しの +
名詞 っ
放しにする
山田:
最近、
佐藤は
真理さんにお
熱みたいだね。
昨日、
飲みに
行ったんだろ?
噂だと
近々結婚するらしいけど。
李 :ああ、でも、
彼と
飲みに
行ったりするんじゃなかったよ。のろけ
話を
聞かされっ
放しで、
当方被害甚大さ。
百恵:ふっふ。でも、
彼ったら
彼女に
押されっ
放しだって、もっぱらの
噂よ。
彼女に
頭が
上がらないんだって。
「〜っ
放し」は
放置・
放任の
表現で、
動詞の[ます]
形と
結びついて、「〜したまま、
放っておく」という
意味を
表します。「〜したまま」(→
文型406)を
使っても
表せますが、「〜っ
放し」はいい
意味で
使われることはなく、よくない
評価にたっている
点に
特徴があります。もう
一点注意してほしいのは、「〜まま」は「〜ないまま/N+まま」の
形もありますが、「〜っ
放し」には
名詞や
否定形と
結びつく
形はないことです。→
例題1)
五時間も
座ったまま(・
座りっ
放し)だったので、
腰が
痛い。
今日は
座ったまま(×
座りっ
放しで)
話します。
1.あいつは
俺から
金を
借りっ
放しで、
催促しても
返そうとしない。
2.
水道の
水は
出しっ
放しにしないで、
必ず
蛇口を
閉めること。
3.
何だ、このあり
様は。
部屋中、
散らかしっ
放しじゃないか。
4.
靴は
脱ぎっ
放しにするんじゃありませんよ。きちんとそろえておきなさい。
5.このままやられっ
放しじゃ、
腹の
虫が
治まらない。