098 *〜(さい)(に)/〜(ふし)(に)

名詞(めいし)    :の      +   (さい)(に/は/には)
動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ーな>     (ふし)(に/は/には)


♪ 会話(かいわ) ♪
山田(やまだ)(くん)良子(りょうこ)さんの出会(であ)いのきっかけというのは、一体(いったい)(なに)だったの?
() :良子(りょうこ)とは大学(だいがく)のサークルで()()ったんだよ。そのうち、(なん)となく結婚(けっこん)しようかってことになって。
山田(やまだ):はっは、(なに)となくか。それで、その(さい)どちらの両親(りょうしん)賛成(さんせい)してくれたの?(なに)()っても国際(こくさい)結婚(けっこん)だから。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜(さい)/〜(ふし)」のどちらも「とき」を(あらわ)します。「〜(さい)」は「〜の(とき)利用(りよう)して〜する」という積極(せっきょく)(てき)表現(ひょうげん)で、後件(こうけん)では意志(いし)表現(ひょうげん)使(つか)われます。ですから、偶発(ぐうはつ)(てき)出来事(できごと)自然(しぜん)現象(げんしょう)など()意志(いし)現象(げんしょう)使(つか)うと不自然(ふしぜん)になります。この場合(ばあい)は「〜(おり)」(→文型(ぶんけい)023)が自然(しぜん)になります。
        先生(せんせい)()うつもりだ。<・(さい)/?()り>
  上京(かみぎょう)のとき (あめ)()られた。   <?(さい)/・ ()り>
        偶然(ぐうぜん)先生(せんせい)()った。 <?(さい)/・ ()り>
 「〜(ふし)」は意味(いみ)用法(ようほう)とも「〜(おり)」と共通(きょうつう)しますが、手紙(てがみ)電話(でんわ)などのていねいな会話(かいわ)(おお)使(つか)われ、敬語(けいご)(むす)びつくことが(おお)いのが特徴(とくちょう)です。ただし、文末(ぶんまつ)で「〜なさい/〜なければならない/〜だろう」などの(つよ)意志(いし)表現(ひょうげん)推量(すいりょう)表現(ひょうげん)使(つか)えません。

§ 例文(れいぶん) §
1.この(さい)だから、()いたいことは()わせてもらうよ。
2.非常(ひじょう)(さい)には、このドアから避難(ひなん)してください。
3.(なに)(こま)った(さい)は、いつでも連絡(れんらく)してください。
4.その(ふし)はいろいろお世話(せわ)になりまして、本当(ほんとう)にありがとうございました。
5.お(ひま)(ふし)は、是非(ぜひ)()しくださいませ。

★ 例題(れいだい) ★
1) 先日(せんじつ)()いした((きわ)(さい)間際(まぎわ))に()相談(そうだん)した(けん)でございますが、(なにとぞ/なにかと)よろしく()検討(けんとう)ください。御返事(おへんじ)をお()ち(して/になって)おります。
2) 貴国(きこく)を(訪問(ほうもん)する→    )(ふし)(なに)かと(わたし)どものためにお骨折(ほねお)りくださり、(まこと)感謝(かんしゃ)( )(こた)えません。一同(いちどう)代表(だいひょう)して(こころ)からお(れい)を(()べて→      )いただきます。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) によって(→文型(ぶんけい)348)/(あか)るみ/に(「〜が(あか)るみに()る」は慣用(かんよう)
2) 使(つか)いたくはない/(あま)さ/(せん)ば(〜ず→文型(ぶんけい)121)


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日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)