339 *〜に
反
(
はん
)
して/〜に
背
(
そむ
)
いて
名詞
(
めいし
)
・
名詞
(
めいし
)
句
(
く
)
(〜の/〜こと): × + に
反
(
はん
)
して
に
反
(
はん
)
し
に
反
(
はん
)
する
に
背
(
そむ
)
いて
に
背
(
そむ
)
く
♪
会話
(
かいわ
)
♪
李
(
り
)
:
中国
(
ちゅうごく
)
に
戻
(
もど
)
ってほしいとの
親
(
おや
)
の
願
(
ねが
)
いに
背
(
そむ
)
いて、
日本
(
にっぽん
)
で
就職
(
しゅうしょく
)
したばかりか、
結婚
(
けっこん
)
までしちゃったよ。
百恵
(
ももえ
)
:でも
日本
(
にっぽん
)
にしっかり
根
(
ね
)
を
下
(
お
)
ろしているじゃないの。
李
(
り
)
:
人
(
ひと
)
の
道
(
みち
)
に
反
(
はん
)
することをしたわけではないが、なんとなく
後
(
うし
)
ろめたいよ。
両親
(
りょうしん
)
ももう
七
(
なな
)
十
(
じゅう
)
歳
(
さい
)
を
越
(
こ
)
したからね。
百恵
(
ももえ
)
:その
気持
(
きも
)
ち、わかるような
気
(
き
)
がするわ。
♯
解説
(
かいせつ
)
♭
「〜に
反
(
はん
)
して」は
主
(
しゅ
)
として「
予想
(
よそう
)
・
期待
(
きたい
)
・
予測
(
よそく
)
・
意
(
い
)
・
願
(
ねが
)
い・
希望
(
きぼう
)
・
規則
(
きそく
)
・
法律
(
ほうりつ
)
…」など
名詞
(
めいし
)
と
結
(
むす
)
びつき、「
違反
(
いはん
)
する・
対立
(
たいりつ
)
する・
裏切
(
うらぎ
)
る・
背
(
そむ
)
く」などの
意味
(
いみ
)
を
表
(
あらわ
)
します。もし、
例文
(
れいぶん
)
1〜3のように、
意図
(
いと
)
的
(
てき
)
に「
違反
(
いはん
)
する・
裏切
(
うらぎ
)
る・
背
(
そむ
)
く」
行為
(
こうい
)
であれば、「〜に
反
(
はん
)
して」も「〜に
背
(
そむ
)
いて」も
使
(
つか
)
えます。しかし、
例文
(
れいぶん
)
4、5のように、
客観
(
きゃっかん
)
的
(
てき
)
に
事実
(
じじつ
)
だけ
伝
(
つた
)
える
文
(
ぶん
)
では「〜に
背
(
そむ
)
いて」は
使
(
つか
)
えません。
また、
対立
(
たいりつ
)
する
事実
(
じじつ
)
を
並
(
なら
)
べて「Aの
反対
(
はんたい
)
にB」を
表
(
あらわ
)
すとき、「〜に
反
(
はん
)
して」と「〜に
対
(
たい
)
して/〜にひきかえ」(→
文型
(
ぶんけい
)
340)はほとんど
同義
(
どうぎ
)
表現
(
ひょうげん
)
になります。
兄
(
あに
)
は
優秀
(
ゆうしゅう
)
なのに
反
(
はん
)
して(・のに
対
(
たい
)
し/・のにひきかえ)、
弟
(
おとうと
)
は
劣等
(
れっとう
)
生
(
せい
)
だ。
§
例文
(
れいぶん
)
§
1.
会社
(
かいしゃ
)
が
命
(
めい
)
じたことに
反
(
はん
)
して(⇔に
背
(
そむ
)
いて)、
彼
(
かれ
)
は
独断
(
どくだん
)
で
交渉
(
こうしょう
)
を
進
(
すす
)
めた。
2.
日本
(
にっぽん
)
には「
出
(
で
)
る
杭
(
くい
)
は
打
(
う
)
たれる」という
言葉
(
ことば
)
があって、
組織
(
そしき
)
の
和
(
わ
)
に
反
(
はん
)
する(⇔に
背
(
そむ
)
く)
言動
(
げんどう
)
は
批判
(
ひはん
)
される。
3.わが
国
(
くに
)
の
法
(
ほう
)
に
反
(
はん
)
する(⇔に
背
(
そむ
)
く)
者
(
しゃ
)
は、
国籍
(
こくせき
)
の
如何
(
いか
)
を
問
(
と
)
わず、わが
国
(
くに
)
の
法
(
ほう
)
によって
裁
(
さば
)
かれる。
4.
自分
(
じぶん
)
の
意
(
い
)
に
反
(
はん
)
することは、
何
(
なに
)
と
言
(
い
)
われようと
従
(
したが
)
う
気
(
き
)
はない。
5.
大方
(
おおかた
)
の
予想
(
よそう
)
に
反
(
はん
)
して、○○
党
(
とう
)
は
参院
(
さんいん
)
選
(
せん
)
で
苦戦
(
くせん
)
している。
★
例題
(
れいだい
)
★
1) みんなが(
楽
(
たの
)
しい/
楽
(
たの
)
し)そうに
遊
(
あそ
)
んでいる(の/こと)(に
反
(
はん
)
し/に
背
(
そむ
)
き)、その
子
(
こ
)
だけが
一人
(
ひとり
)
寂
(
さび
)
しげにしていた。
2)
金
(
かね
)
に(なる→ )が(なる→ )まいが、
道義
(
どうぎ
)
に
反
(
はん
)
することは(したい→ )ない。
(^^)
前
(
まえ
)
課
(
か
)
の
解答
(
かいとう
)
(^^)
1) ただ(「ただ」は「
普通
(
ふつう
)
」を
表
(
あらわ
)
すN)/わざわざ/には
及
(
およ
)
ばない
2) まで/
及
(
およ
)
ばない/に
↑
前
(
ぜん
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
339
↓
次
(
つぎ
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
日本語
(
にほんご
)
駆
(
か
)
け
込
(
こ
)
み
寺
(
てら
)
参拝
(
さんぱい
)
口
(
ぐち
)
へ
戻
(
もど
)
る