名詞: の +
嫌いがある
動詞:
原形/ない
形
李 :
深刻な
顔して、
何を
考え
込んでいるんだい?
良子:
妹にいい
就職先が
見つかるかどうか
心配で・・・。
李 :まだ、
五月だよ。
一年も
先の
事じゃないか。「
来年のことを
言うと
鬼が
笑う」ってさ。
良子:あなたは
現実を
甘く
見る
嫌いがあるわね。もう
会社まわりしてるクラスメートもいるのよ。
「〜
嫌いがある」は「〜という
良くない
傾向がある」という
意味を
表します。ほとんどは
人が
主語の
文ですが、
仮にもの・ことが
主語になるときも
背後に
人の
責任が
存在している
場合に
使われます。ですから
自然現象や、
単に
回数が
多いことを
表すときは
使われません。その
点、
同義語に「〜がちだ」(→
文型037)は、
回数・
傾向・
自然現象まで
広範に
使えます。どちらも「ともすれば/よく/しばしば」などの
副詞と
呼応することが
多いので、
一緒に
覚えておきましょう。→
例題1)
年の
暮れは
交通事故が
多発しがちだ(・
多発する
嫌いがある)。
明日の
天気は
曇りがちになる(×
曇る
嫌いがある)。
1.この
消費社会は、
物を
使い
捨てにする
嫌いがある。
2.
彼は
協調性はあるが、
決断力に
欠ける
嫌いがある。
3.
最近の
小説は、
内容が
浅薄な
嫌いがある。(「ナ
形」の
例)
4.どうも
彼は
結論だけ
言って、
丁寧に
説明しようとしない
嫌いがあるようだ。
5.
若者は、その
理想主義から、ともすれば
過激な
行動に
走る
嫌いがある。