406 *〜まま/*〜ままの/*〜ままに〜する

名詞(めいし): の  +  まま 〜 する
動詞(どうし)普通(ふつう)(かたち)    ままで
          ままだ
          ままの + 名詞(めいし)
          ままに 〜 する


♪ 会話(かいわ) ♪
() :(くん)使(つか)っていた部屋(へや)は、(いま)でもそのままになっているね。(きみ)()両親(りょうしん)気持(きも)ちがわかる()がするよ。
良子(りょうこ)(なに)もかも子供(こども)(とき)のままで、(みょう)気分(きぶん)になるわ。
() :わらぶき屋根(やね)(ひろ)(にわ)。そして(きみ)小平(こだいら)(なら)んで昼寝(ひるね)してる姿(すがた)は、なかなか()になっていたよ。(かえ)故郷(こきょう)があるだけでも、小平(こだいら)(しあわ)せだと(おも)うな。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「まま」は「(もと)(おな)状態(じょうたい)」というのが原義(げんぎ)ですが、例文(れいぶん)1〜3のように、名詞(めいし)動詞(どうし)完了(かんりょう)(がた)(「た」(かたち))や否定(ひてい)(がた)(「ない」(かたち))と(むす)びつくときは「〜の状態(じょうたい)()えないで」という意味(いみ)(あらわ)します。
  (すわ)ったまま(はな)す。
  そこは(むかし)のままの風景(ふうけい)(のこ)っていた。
 また、用例(ようれい)としては(おお)くありませんが、例文(れいぶん)4、5のように動詞(どうし)原形(げんけい)(むす)びつくと、自然(しぜん)のなりゆきや感情(かんじょう)()(まか)せて(したが)うという意味(いみ)(あらわ)します。
  (かぜ)()くままに(はた)()れている。
  命令(めいれい)されるままに(うご)く。

§ 例文(れいぶん) §
1.日本(にっぽん)(いえ)は、(くつ)()いたまま()がってはいけないよ。
2.報告(ほうこく)(しょ)には私見(しけん)(くわ)えず、()たまま()いたままを、ありのままに()いてくれ。
3.(かぎ)をかけないまま、一体(いったい)どこに()ったんだろう。不用心(ぶようじん)ったらありゃしない。
4.(あし)()くまま、()()くままに、地球(ちきゅう)(ある)いてみたい。
5.友人(ゆうじん)(すす)められるままに生命(せいめい)保険(ほけん)(はい)ったが、なんとその保険(ほけん)会社(かいしゃ)倒産(とうさん)してしまった。

★ 例題(れいだい) ★
1) 日本(にっぽん)料理(りょうり)は、素材(そざい)(あじ)をその(まま/ように)(()きる/()かす)ところに(だけ/こそ)、その特徴(とくちょう)があります。
2) いくつ( )()づいた(てん)を、((おも)いつく→     )まま((はな)す→    )みます。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) か/()たついでに(→文型(ぶんけい)163/〜がてら→文型(ぶんけい)038)/()った
2) した/こと/()われる(受身(うけみ)(ぶん):〜が〜に()われる)


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日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)