053 *〜からと
言
(
い
)
って/*〜からって/〜からとて
名詞
(
めいし
)
: だ + からと
言
(
い
)
って 〜 ない
動詞
(
どうし
)
・
形容詞
(
けいようし
)
::
普通
(
ふつう
)
形
(
がた
)
<ナ
形
(
かたち
)
ーだ> からって
からとて
♪
会話
(
かいわ
)
♪
李
(
り
)
:
景気
(
けいき
)
がいくらいいからと
言
(
い
)
って、
何
(
なに
)
もしなくても
自然
(
しぜん
)
に
物
(
もの
)
が
売
(
う
)
れるってわけじゃあないよ。
山田
(
やまだ
)
:でも
店
(
みせ
)
の
前
(
まえ
)
でやたらに
呼
(
よ
)
び
込
(
こ
)
みをしたからって、お
客
(
きゃく
)
が
来
(
き
)
てくれるとは
限
(
かぎ
)
らないよ。
課長
(
かちょう
)
:しかし、
客足
(
きゃくあし
)
が
少
(
すく
)
ないからと
言
(
い
)
って、むざむざと
店
(
みせ
)
をたたむわけにはいかないからなあ。
♯
解説
(
かいせつ
)
♭
これらの
文型
(
ぶんけい
)
は「いくら〜(の)
理由
(
りゆう
)
があったとしても〜」という
意味
(
いみ
)
を
表
(
あらわ
)
します。「〜からと
言
(
い
)
って」の
短
(
みじか
)
い
形
(
かたち
)
が「〜からって」で、
文語
(
ぶんご
)
が「〜からとて」ですが、
意味
(
いみ
)
・
用法
(
ようほう
)
は
同
(
おな
)
じです。これらの
文型
(
ぶんけい
)
はどれも「〜ても」で
置
(
お
)
き
換
(
か
)
えることが
可能
(
かのう
)
ですが、この
文型
(
ぶんけい
)
は
文末
(
ぶんまつ
)
に
否定
(
ひてい
)
判断
(
はんだん
)
を
加
(
くわ
)
えるのが
特徴
(
とくちょう
)
で、
多
(
おお
)
くは「〜からと
言
(
い
)
って〜ない」と
呼応
(
こおう
)
します。
熱
(
ねつ
)
が
熱
(
ねつ
)
が
下
(
さ
)
がっても(≒
下
(
さ
)
がったからと
言
(
い
)
って)、
安心
(
あんしん
)
してはいけない。
誰
(
だれ
)
が
反対
(
はんたい
)
しても(×
反対
(
はんたい
)
したからと
言
(
い
)
って)、
私
(
わたし
)
は
行
(
い
)
く。
§
例文
(
れいぶん
)
§
1.
日本人
(
にっぽんじん
)
だからと
言
(
い
)
って、
正
(
まさ
)
しく
敬語
(
けいご
)
が
使
(
つか
)
えるとは
限
(
かぎ
)
らない。
2.
相手
(
あいて
)
が
弱
(
よわ
)
そうに
見
(
み
)
えるからって、
決
(
けっ
)
して
油断
(
ゆだん
)
するな。
3.
苦
(
くる
)
しいからとて、
途中
(
とちゅう
)
で
投
(
な
)
げ
出
(
だ
)
すわけにはいかない。
4.
健康
(
けんこう
)
に
自信
(
じしん
)
があるからって、そんなに
無理
(
むり
)
をしてると
体
(
からだ
)
を
壊
(
こわ
)
しますよ。
5.
夫婦
(
ふうふ
)
だからと
言
(
い
)
って、お
互
(
たが
)
いに
何
(
なに
)
の
秘密
(
ひみつ
)
もないなどということはあり
得
(
え
)
ませんよ。
§
例題
(
れいだい
)
§
1) ボーナスが
出
(
で
)
た(からには/からと
言
(
い
)
って)、
無駄遣
(
むだづか
)
いをするな。
社会
(
しゃかい
)
人
(
じん
)
になった(からには/からといって)、いざというの
時
(
とき
)
のための
蓄
(
たくわ
)
えをし(ておけ/てしまえ)。2)
一
(
いち
)
度
(
ど
)
( )
二
(
に
)
度
(
ど
)
、
受験
(
じゅけん
)
に(
失敗
(
しっぱい
)
する→ )からって、(しょげる→ )
込
(
こ
)
むことはないよ。
(^^)
前
(
まえ
)
課
(
か
)
の
解答
(
かいとう
)
(^^)
1) からして/でき/そうもない(
様態
(
ようたい
)
「そうだ」の
否定
(
ひてい
)
形
(
かたち
)
に
注意
(
ちゅうい
)
)
2) か/か/いられない(〜てはいられない:→191P)
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日本語
(
にほんご
)
駆
(
か
)
け
込
(
こ
)
み
寺
(
てら
)
参拝
(
さんぱい
)
口
(
ぐち
)
へ
戻
(
もど
)
る