142 〜たてる

他動詞(たどうし):[ます](かたち) + たてる


♪ 会話(かいわ) ♪
() :どうしたんだい?さっきから会社(かいしゃ)不満(ふまん)ばかり()いたてているけど、課長(かちょう)(いや)みでも()われたの?
山田(やまだ)今年(ことし)(ふゆ)のボーナス、いくらだか()ってるか?あの金額(きんがく)()たら、とても冷静(れいせい)ではいられないよ。
() :()るだけでもましだと(おも)った(ほう)がいいよ。みんなが仕事(しごと)する()をなくしたら、それこそ会社(かいしゃ)倒産(とうさん)だよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜()てる」は動詞(どうし)の[ます](かたち)について、例文(れいぶん)1、2のように「()()てる・()()てる・()()てる・()()てる…」などのように原義(げんぎ)(ちか)意味(いみ)複合(ふくごう)動詞(どうし)や、例文(れいぶん)3〜5のように「(はげ)しく〜する」という意味(いみ)程度(ていど)強調(きょうちょう)複合(ふくごう)動詞(どうし)(つく)ります。後者(こうしゃ)(れい)としては、「(あお)りたてる・()(いた)てる・()()てる・()()てる・せき()てる・()めたてる・()めたてる・()えたてる・ほめたてる…」などがありますが、「〜()てる」の(まえ)につく動詞(どうし)はほぼ()まっていますから、語彙(ごい)として(おぼ)えた(ほう)がいいでしょう。

§ 例文(れいぶん) §
1.この一帯(いったい)東京湾(とうきょうわん)をごみで()()ててできた()()()だ。
2.その雑誌(ざっし)民主(みんしゅ)主義(しゅぎ)旗手(きしゅ)として、戦後(せんご)出版(しゅっぱん)(かい)不滅(ふめつ)金字塔(きんじとう)をうち()てた。
3.(かれ)新人(しんじん)(しょう)()った(ころ)口々(くちぐち)()()てた人々(ひとびと)が、()()になると、てのひらを(かえ)したように(つめ)たくなった。
4.ちょっとしたことで、すぐ(さわ)()てる最近(さいきん)のテレビ報道(ほうどう)には問題(もんだい)(おお)い。
5.自分(じぶん)責任(せきにん)(たな)()げて、部下(ぶか)失敗(しっぱい)()めたてた。

★ 例題(れいだい) ★
1) (かざ)り(()くした/()った/たてた)部屋(へや)よりも、シンプル(な/で)清楚(せいそ)部屋(へや)(ほう)(が/は)(ぼく)()きだ。
2) 新聞(しんぶん)で((さか)んだ→    )汚職(おしょく)事件(じけん)(こと)を(()く→  )()てているが、当人(とうにん)平然(へいぜん)と(する→    )。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) ()がった(助詞(じょし)「が」に注意(ちゅうい)文型(ぶんけい)003)/たて/が(→文型(ぶんけい)031)
2) なり/の/()こした(→文型(ぶんけい)080)


(ぜん)(ぺーじ)142(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)