068 〜(さい)/〜間際(まぎわ)

名詞(めいし): の     + (さい)
動詞(どうし):[ます](かたち)       (さい)の + 名詞(めいし)
名詞(めいし): ×     + 間際(まぎわ)
動詞(どうし)原形(げんけい)         間際(まぎわ)
              間際(まぎわ)の + 名詞(めいし)


♪ 会話(かいわ) ♪
良子(りょうこ)(ゆう)べのあなたの()間際(まぎわ)一言(ひとこと)()になって、なかなか()つけなかったのよ。
() :ごめん、ごめん。提案(ていあん)(しょ)()()わってなかったもんだから、(あせ)りぎみだったんだ。
良子(りょうこ)間際(まぎわ)になって(あわ)てるのは、あなたの(わる)(くせ)ね。仕事(しごと)のとばっちりを()けるのは()(ぴら)御免(ごめん)よ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜(さい)/〜間際(まぎわ)」は「〜する直前(ちょくぜん)に〜」を(あらわ)(てん)では共通(きょうつう)しています。なかでも「〜間際(まぎわ)」は(とく)用法(ようほう)(じょう)制約(せいやく)もなく、ひろく直前(ちょくぜん)(あらわ)すことができます。
 一方(いっぽう)、「〜(さい)」は「名詞(めいし)+の(さい)」の(とき)は「きわ」と()み、それ以外(いがい)は「ぎわ」と()みますが、「いまわの(さい)」「往生際(おうじょうぎわ)」「()(ぎわ)」など、()別離(べつり)関係(かんけい)する慣用(かんよう)(てき)()(いかた)がほとんどです。
 注意(ちゅうい)してほしいのは、漢字(かんじ)(さい)」を使(つか)って「〜とき」を(あらわ)す「〜(さい)(さい)」(→文型(ぶんけい)098)と()用法(ようほう)があることです。接続(せつぞく)(ちが)いに注意(ちゅうい)してください。
  (わか)(ぎわ)(ぎわ)に彼女(かのじょ)()(にぎ)った。(動詞(どうし)[ます](かたち):〜する直前(ちょくぜん)に)
  (わか)れる(さい)(さい)に彼女(かのじょ)()(にぎ)った。(動詞(どうし)普通(ふつう)(かたち):〜するとき)

§ 例文(れいぶん) §
1.そのマラソン選手(せんしゅ)は、ゴール間際(まぎわ)(たお)れた。
2.出発(しゅっぱつ)間際(まぎわ)になって、(かれ)突然(とつぜん)()かない」と()()した。
3.(ちち)()(ぎわ)(=いまわの(さい))に、息子(むすこ)たちへの遺言(ゆいごん)(のこ)した。
4.(ちち)()間際(まぎわ)に、(はは)()(にぎ)って「ありがとう」と()った。
5.(むかし)武士(ぶし)は、()(ぎわ)大切(たいせつ)にしたと()われる。

★ 例題(れいだい) ★
1) 試験(しけん)(まぎわ/ぎわ/さい)になって(あわ)てることがない(ために/ように)、(いま)から勉強(べんきょう)し(てある/ておく)(こと/もの)だね。
2) 帰国(きこく)間際(まぎわ)( )なって、現金(げんきん)とパスポートが(紛失(ふんしつ)する→       )こと( )()がついた。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) らしく(→文型(ぶんけい)174/→文型(ぶんけい)450)/()って/()()けたら
2) か(疑問(ぎもん)()の「か」)/やつれ/を(→文型(ぶんけい)466)


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日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)