392 *〜ほど/*〜て〜ほどだ/*〜ほど〜ない

名詞(めいし)数詞(すうし)      :    ×     +  ほど
動詞(どうし)形容詞(けいようし)     :普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ーな>    ほどの+名詞(めいし)
これ・それ・あれ・どれ:             ほどだ
                         ほどだった
                         ほど〜ない


♪ 会話(かいわ) ♪
() :(さむ)くなってきたね。昨日(きのう)(えき)階段(かいだん)()(ぱら)いが、(こおり)(すべ)って(ころ)んでいたほどだよ。
良子(りょうこ):ただでさえ千鳥足(ちどりあし)なのに、(した)(こお)ってたら(あぶ)ないわ。でも、()ってると、(おも)ったほどけがをしないようね。
() :(いた)いけど格好(かっこう)(わる)いから、じっとやせ我慢(がまん)してるだけだよ。(さわ)いで通行人(つうこうにん)(わら)われるほど馬鹿(ばか)じゃないさ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「ほど((ほど))」は程度(ていど)(あらわ)(かたり)で、例文(れいぶん)1、2のように「〜ほど〜ない」の(かたち)比較(ひかく)基準(きじゅん)をあらわしたり、例文(れいぶん)3のように数量(すうりょう)についてだいたいの数量(すうりょう)概数(がいすう))を(あらわ)したり、例文(れいぶん)4、5のように程度(ていど)例示(れいじ)したりします。
 この程度(ていど)例示(れいじ)形容(けいよう)する「〜ほど」の用例(ようれい)(おお)くは「〜ぐらい」(→文型(ぶんけい)072)を使(つか)っても(あらわ)せます。
  ()(まわ)るほど(⇔ぐらい)(いそが)しい。
  くやしくて()きたいほど(⇔ぐらい)だった。
 しかし、比較(ひかく)基準(きじゅん)をあらわす「〜ほど〜ない」(ぶん)は「〜ぐらい」が使(つか)えません。(ぎゃく)に、軽視(けいし)感情(かんじょう)最低(さいてい)程度(ていど)例示(れいじ)するときは「〜ほど」が使(つか)えません。→例題(れいだい)1)
  今年(ことし)去年(きょねん)ほど(×ぐらい)(さむ)くない。  <比較(ひかく)
  (あさ)()きたら(かお)ぐらい(×ほど)(あら)いなさい。<最低(さいてい)程度(ていど)

§ 例文(れいぶん) §
1.いつも(えら)そうなことをいってるくせに、(くち)ほど(×ぐらい)にもない(やつ)だなあ。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
2.看板(かんばん)(いつわ)りありとまでは()わないが、宣伝(せんでん)されてるほど(×ぐらい)うまい(みせ)
じゃなかった。<比較(ひかく)
3.そこには(えき)から(ある)いて30(ふん)ほど(⇔ぐらい)で()く。
4.それは(ぼく)(のど)から()()るほど(⇔ぐらい)ほしい。
5.(こい)(もう)()とは()うものの、(かれ)ときたら、あばたもえくぼと()っていいほど(⇔
ぐらい)だよ。

★ 例題(れいだい) ★
1) (ちょう)()きれば/()きたら)、(かお)(ほど/ぐらい)((あら)えば/(あら)ったら)どうなの?
2) (()ずかしい→       )、(あな)が(ある→    )ら((はい)る→ )たいほどだった。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) ぽっち/しか
2) こぼれない(〜ないように→文型(ぶんけい)153)/()き/ぽっち


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日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)