039 〜かと()うと/〜かと()えば

なぜ  〜 名詞(めいし)    :    ×     + かと()うと
どう    動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち) ー×>   かと()えば
どうして
どちら


♪ 会話(かいわ) ♪
() :ねえ、どちらの(ふく)似合(にあ)う?
良子(りょうこ):どちらかと()えば、右手(みぎて)()っている(あか)るい(いろ)(ほう)がいいと(おも)うわ。若々(わかわか)しくていいんじゃない?
() :(すこ)派手(はで)じゃないか?
良子(りょうこ):そんなことないわよ。日本(にっぽん)のサラリーマンは(くろ)っぽいのとか、(はい)(いろ)っぽいのとか、とにかく地味(じみ)すぎるのよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜かと()うと/〜かと()えば」は疑問(ぎもん)()呼応(こおう)して、「〜のことに(かん)して(かた)れば」という意味(いみ)(あらわ)します。(おお)くは「なぜ〜かと()うと〜からだ/どうして〜かと()えば〜からだ」のように理由(りゆう)()べることが(おお)いのですが、「どう/どちら/どんな…」などとも一緒(いっしょ)使(つか)うことができます。
 なお、「なぜかと()うと/どうしてかと()うと」などの接続詞(せつぞくし)もここから()まれています。例文(れいぶん)5のように、(まれ)疑問(ぎもん)()(ふく)まない用例(ようれい)もありますが、相手方(あいてがた)にとって意外(いがい)なこと、想像(そうぞう)もしなかったことを(あらわ)すことが(おお)いでしょう。

§ 例文(れいぶん) §
1.どちらが()きかと()えば、やはり(ぼく)はこちらの(ほう)ですね。
2.(だれ)適任(てきにん)かと()えば、やはり山田(やまだ)(くん)以外(いがい)にいないだろう。
3.日本語(にほんご)学習(がくしゅう)にはどんな方法(ほうほう)一番(いちばん)いいかと()うと、とにかく(まる)ごと暗記(あんき)することでしょうね。
4.成功(せいこう)秘訣(ひけつ)ですか?どうすれば(ゆめ)実現(じつげん)できるかと()うと、そうですねえ、(ゆめ)()(つづ)けることでしょうね。
5.(おや)教師(きょうし)だから、その息子(むすこ)勉強(べんきょう)ができるかと()えば、  そうとばかりは()えないようです。

★ 例題(れいだい) ★
1) なぜ(ぼく)(は/が)(おこ)っているかと(()えば/()って)、(きみ)自分(じぶん)失敗(しっぱい)(ひと)のせいに(する/しよう)とするからだ。
2) お(かね)があるから(しあわ)せ( )と()う( )、一概(いちがい)にそうとは(()える→ )わけです。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) こと(〜とのことだ→文型(ぶんけい)209)/がてら/みよう(勧誘(かんゆう)提案(ていあん)
2) 散歩(さんぽ)し/()って(=〜て、それから)/()って(→文型(ぶんけい)181)


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日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)