297 〜に(かぎ)

名詞(めいし)    :    ×        + に(かぎ)
動詞(どうし)形容詞(けいようし)原形(げんけい)<ナ(かたち)ー×>/ない(かたち)


♪ 会話(かいわ) ♪
() :やばい!右折(うせつ)できるのは路線(ろせん)バスに(かぎ)るって()いてあるのに、うっかり見落(みお)として()がっちゃった。
良子(りょうこ)警官(けいかん)がいなければ、(なに)をやってもいいなんて(かんが)えないでね。交通(こうつう)法規(ほうき)(まも)って安全(あんぜん)運転(うんてん)するに(かぎ)るわ。
() :日本(にっぽん)交通(こうつう)標識(ひょうしき)がやたら(おお)くて、()きれないよ。標識(ひょうしき)瞬間(しゅんかん)判断(はんだん)できる簡単(かんたん)なものに(かぎ)るよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜に(かぎ)る」は例文(れいぶん)1、2のように「〜だけだ」と(おな)限定(げんてい)意味(いみ)(あらわ)します。(さら)にそこから派生(はせい)して、例文(れいぶん)3〜5のように「〜(の)が一番(いちばん)いい」という(はなし)(しゃ)判断(はんだん)印象(いんしょう)(あらわ)すようになります。後者(こうしゃ)は「〜に()したことはない」(→文型(ぶんけい)309)と(おな)意味(いみ)(あらわ)しますが、「〜に()したことはない」は相手(あいて)(たい)する勧告(かんこく)表現(ひょうげん)で、ほとんど「〜した(ほう)がいい」(→文型(ぶんけい)388)と(おな)意味(いみ)(あらわ)しています。一方(いっぽう)、「〜に(かぎ)る」は自分(じぶん)印象(いんしょう)感想(かんそう)ですから、使(つか)()けが必要(ひつよう)場合(ばあい)(しょう)じます。→例題(れいだい)1)
  (なに)()っても、やはり(うた)演歌(えんか)(かぎ)る(?に()したことはない)よ。
  (おく)れてはいけないから、(はや)めに()かけるに()したことはない(△に(かぎ)る)。

§ 例文(れいぶん) §
1.()しマンション・1DK。ただし、女性(じょせい)(かぎ)る。
2.(いち)人当(ひとあ)たりの予算(よさん)は、()(まん)(えん)(かぎ)られている。
3.(つか)れたときは(なに)(かんが)えず、ゆっくり(やす)むに(かぎ)ります。
4.接客(せっきゃく)サービスが()たり()ったりなら、ホテルは(やす)いに(かぎ)るよ。
5.無理(むり)はしないに(かぎ)る。無理(むり)はきっとどこかで破綻(はたん)するからね。

★ 例題(れいだい) ★
1) ((なん)と/いくら)()っても、(なつ)(つめ)たいビールに(()したことはない/(かぎ)る)よ。いやあ、うまい!()(かえ)る(そうだ/ようだ/らしい)。
2) (うそ)は(()う→     )に(かぎ)る。さもないと(うそ)(かく)す( )( )に、(うそ)( )(うそ)(かさ)ねることになる。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) に(かぎ)らない/()える(()V)/()()められて(受身(うけみ)(ぶん)
2) (いや)第三者(だいさんしゃ)感情(かんじょう))/の/な(なかろう=ないだろう)


(ぜん)(ぺーじ)297(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)