182 *〜てくれ/〜てちょうだい/〜たまえ

動詞(どうし):て(かたち)  + くださいませんか/ていただけませんか(男女(だんじょ)(そと)丁寧(ていねい)
   ないでください/くださいますか(男女(だんじょ)普通(ふつう)
     くれ/くれないか/ほしい/もらいたい((おとこ)仲間(なかま)(うえ)から(した)へ)
         ちょうだい/もらえないかしら/くださらない((おんな)仲間(なかま)丁寧(ていねい)
動詞(どうし):[ます](かたち) + たまえ((おとこ)(うえ)から(した)へ、命令(めいれい)(ちか)い)


♪ 会話(かいわ) ♪
() :おい、小平(しょうへい)、そこのタバコをとってくれないか?
小平(しょうへい)(いや)だよ。自分(じぶん)のことは自分(じぶん)でしろって、いつもお(とう)さんは(ぼく)()ってるじゃないか。
良子(りょうこ)小平(こだいら)、ちょっと()(もの)()ってちょうだい?
小平(しょうへい):お駄賃(だちん)、くれる?だったら(おこな)ってもいいよ。
() :なんと現金(げんきん)(やつ)だなあ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 これらは(すべ)依頼(いらい)表現(ひょうげん)(ぞく)します。依頼(いらい)表現(ひょうげん)(かたち)(おお)くありますが、ここでは代表(だいひょう)(てき)なものを()()げるにとどめます。用法(ようほう)(じょう)注意(ちゅうい)するのは(おとこ)言葉(ことば)(おんな)言葉(ことば)があることです。(たと)えば「〜てちょうだい」は(おんな)言葉(ことば)、「〜たまえ」は(おとこ)言葉(ことば)で、共通(きょうつう)しているのはどちらも目上(めうえ)から目下(もっか)(たい)して使(つか)われるます。(とく)に「〜たまえ」は強制(きょうせい)(りょく)のある()(いかた)で、語調(ごちょう)によってはほとんど命令(めいれい)になります。なお、初級(しょきゅう)(まな)んだ「〜てください」は指示(しじ)(ちか)語感(ごかん)をもっていて、目上(めうえ)(ひと)使(つか)うととても失礼(しつれい)になります。ですから、目上(めうえ)(ひと)()らない(ひと)依頼(いらい)するときは、「〜ていただけませんか/〜ていただけないでしょうか」(男女(だんじょ)共通(きょうつう))を使(つか)ってください。

§ 例文(れいぶん) §
1.そこに(すわ)って。(じつ)はあなたに(はな)したいことがあったの。
2.誤解(ごかい)なさらないでください。(わたし)はそんなつもりで()ったんじゃありません。
2.さあさあみんな、(あつ)まってちょうだい。せっかくの料理(りょうり)()めてしまうわよ。
4.()たまえ。これが東洋(とうよう)最大(さいだい)()われるAホテルだ。
5.もし(きみ)反論(はんろん)があるなら、遠慮(えんりょ)はいらん。()ってみたまえ。

★ 例題(れいだい) ★
1) このことは(だれ)にも(はな)さない(を/と)約束(やくそく)して(いかだきます/いただけます)か。でしたら、お(はなし)し(して/しても)かまいません。
2) (いま)(いそが)しい→    )()(はな)せないから、もうしばらくそこで(()っている→     )(くれる→  )たまえ。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) うち(期間(きかん)≒〜(あいだ)に→文型(ぶんけい)016)/に(対象(たいしょう))/てきた
2) に(対象(たいしょう))/と(→文型(ぶんけい)203)/の(→文型(ぶんけい)354)/おっくうに


(ぜん)(ぺーじ)182(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)