名詞 :× + ではなく/ではなくて 〜 だ
句+の/ため/から:× じゃなく/じゃなくて
(
注:
強調の
語気を
強めて
文末が「〜のだ」になることが
多い)
李 :
結婚、
決まったんだって?
水臭いじゃないか、
俺達に
言わないなんて。
佐藤:
隠すつもりじゃなくて、
話すきっかけがなかったんだよ。それに、
日取りも
式場も
決まったわけではないし。
山田:あ〜あ、わが
課の
独身男性は、これで
俺一人か・・・。
李 :「
待てば
海路の
日和あり」ってこともあるさ。
この
文型は
一種の
強調の
表現形式で、
強い
断定の
語気を
含んでいます。この
文型は
名詞以外にも、
例文3〜5のように「〜のではなく〜のだ」「〜からではなく〜からだ」「〜ためではなく〜ためだ」などの
形で、
様々な
句とも
結びつきます。
口語では「〜じゃなくて〜だ」「〜じゃなく〜だ」の
形が
使われることが
多いでしょう。また、
書面語として「〜ではなく〜である/〜で(は)なしに〜である」などがあります。
勉強は
親のためではなく、
自分のためにするのだ。
勉強は
親のためでなしに、
自分のためにするのである。
1.これは
私の
物ではなく、
友人から
借りた
物なのです。
2.
歴史を
変えるのは
選ばれた
政党や
集団ではなく、
民衆の
意志なのだ。
3.
僕は
誰のためでもなく、
自分自身のために
闘うのだ。
4.
私が
怒っているのは、あなたが
過ちを
犯したことじゃなくて、それを
私に
隠そうとしたことだ。
5.あなたが
私と
結婚するのは、
私が
好きだからじゃなく、
私の
家の
財産が
目当てなんじゃないの?