171 *〜つつある
動詞
(
どうし
)
:[ます]
形
(
かたち
)
+ つつある
♪
会話
(
かいわ
)
♪
李
(
り
)
:
日本
(
にっぽん
)
の
海外
(
かいがい
)
協力
(
きょうりょく
)
に
対
(
たい
)
する
地道
(
じみち
)
な
努力
(
どりょく
)
は、
世界
(
せかい
)
的
(
てき
)
に
認
(
みと
)
められつつあるね。
良子
(
りょうこ
)
:
私
(
わたし
)
も
地域
(
ちいき
)
の
国際
(
こくさい
)
交流
(
こうりゅう
)
の
催
(
もよお
)
しに
参加
(
さんか
)
したり、
海外
(
かいがい
)
旅行
(
りょこう
)
したりして、
個人
(
こじん
)
レベルで
国際
(
こくさい
)
化
(
か
)
を
進
(
すす
)
めつつあるのよ。
李
(
り
)
:
君
(
くん
)
も
中国語
(
ちゅうごくご
)
を
学
(
まな
)
ばない?ご
希望
(
きぼう
)
とあれば
個人
(
こじん
)
授業
(
じゅぎょう
)
を
喜
(
よろこ
)
んで
引
(
ひ
)
き
受
(
う
)
けさせてもらうよ。
♯
解説
(
かいせつ
)
♭
「〜つつある」は
動詞
(
どうし
)
の[ます]
形
(
かたち
)
と
結
(
むす
)
びついて、
眼前
(
がんぜん
)
で
正
(
まさ
)
に
進行
(
しんこう
)
中
(
ちゅう
)
の
動作
(
どうさ
)
を
表
(
あらわ
)
します。「
刻
(
こく
)
一刻
(
いっこく
)
と/
日々
(
ひび
)
/ますます」など
状況
(
じょうきょう
)
変化
(
へんか
)
を
伝
(
つた
)
える
語
(
かたり
)
と
結
(
むす
)
びつくことが
多
(
おお
)
いでしょう。
多
(
おお
)
くは「
年々
(
ねんねん
)
増
(
ふ
)
えつつある・
増
(
ふ
)
えている」「
回復
(
かいふく
)
に
向
(
む
)
かいつつある・
回復
(
かいふく
)
に
向
(
む
)
かっている」のように「〜ている」に
置
(
お
)
き
換
(
か
)
えられます。しかし、この
表現
(
ひょうげん
)
の
特徴
(
とくちょう
)
は、
例文
(
れいぶん
)
5の「
消
(
き
)
える/
死
(
し
)
ぬ/
崩
(
くず
)
れる…」のような
瞬間
(
しゅんかん
)
動詞
(
どうし
)
について、スローモーションの
映像
(
えいぞう
)
のように、その
進行
(
しんこう
)
を
表
(
あらわ
)
せることです。これは
他
(
た
)
の
表現
(
ひょうげん
)
に
代
(
か
)
えることができない「〜つつある」の
独自
(
どくじ
)
の
世界
(
せかい
)
です。
例
(
たと
)
えば、
下
(
した
)
の「
死
(
し
)
ぬ」ような
瞬間
(
しゅんかん
)
動詞
(
どうし
)
(
多
(
おお
)
くが
自動詞
(
じどうし
)
)と
結
(
むす
)
びついたとき、「ている」
形
(
かたち
)
は
死
(
し
)
んだ
状態
(
じょうたい
)
を
表
(
あらわ
)
しますが、「〜つつある」は
死
(
し
)
が
近
(
ちか
)
づく
百
(
ひゃく
)
分
(
ぶん
)
の
一
(
いち
)
秒
(
びょう
)
の
世界
(
せかい
)
が
現
(
あらわ
)
せます。
死
(
し
)
んでいる。 <
死
(
し
)
んだ
状態
(
じょうたい
)
>
死
(
し
)
につつある <
刻
(
こく
)
一刻
(
いっこく
)
と
死
(
し
)
が
迫
(
せま
)
っている>
§
例文
(
れいぶん
)
§
1.
地球
(
ちきゅう
)
人口
(
じんこう
)
は、
年々
(
ねんねん
)
増
(
ふ
)
えつつある。
2.
病状
(
びょうじょう
)
は
回復
(
かいふく
)
に
向
(
む
)
かいつつあるので、ご
安心
(
あんしん
)
ください。
3.
今
(
いま
)
わがチームは
劣勢
(
れっせい
)
を
挽回
(
ばんかい
)
し、
優勢
(
ゆうせい
)
に
転
(
てん
)
じつつある。
4.
元気
(
げんき
)
そうに
見
(
み
)
えた
彼
(
かれ
)
ではあったが、
彼
(
かれ
)
の
体
(
からだ
)
は
癌
(
がん
)
にむしばまれつつあった。
5.まさに
風前
(
ふうぜん
)
の
灯
(
ともしび
)
火
(
ひ
)
、さしもの
帝国
(
ていこく
)
にも
終
(
お
)
わりの
日
(
ひ
)
が
刻
(
こく
)
一刻
(
いっこく
)
と
迫
(
せま
)
りつつあった。
★
例題
(
れいだい
)
★
1)
若者
(
わかもの
)
の
間
(
あいだ
)
(に/で)は、
一
(
ひと
)
つの
会社
(
かいしゃ
)
に
一生
(
いっしょう
)
勤
(
つと
)
める(ことだ/ものだ)という
考
(
かんが
)
え
方
(
かた
)
は
次第
(
しだい
)
に(
変
(
か
)
わり/
変
(
か
)
え)つつある。
2)
中国
(
ちゅうごく
)
経済
(
けいざい
)
は
驚
(
おどろ
)
く(べし→ )スピードで(
発展
(
はってん
)
する→ )つつあり、それにつれて
国民
(
こくみん
)
の
生活
(
せいかつ
)
水準
(
すいじゅん
)
も
急速
(
きゅうそく
)
に(
上向
(
うわむ
)
く→ )つつある。
(^^)
前
(
まえ
)
課
(
か
)
の
解答
(
かいとう
)
(^^)
1) に/
戻
(
もど
)
りつ(
慣用
(
かんよう
)
語
(
ご
)
「
行
(
い
)
きつ
戻
(
もど
)
りつ」)/とうとう(「やっと」は
実現
(
じつげん
)
)
2) よう(
比喩
(
ひゆ
)
・
比況
(
ひきょう
)
:まるで〜ようだ)/
浮
(
う
)
き/
沈
(
しず
)
み
↑
前
(
ぜん
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
171
↓
次
(
つぎ
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
日本語
(
にほんご
)
駆
(
か
)
け
込
(
こ
)
み
寺
(
てら
)
参拝
(
さんぱい
)
口
(
ぐち
)
へ
戻
(
もど
)
る