どんなに +
動詞・
形容詞:
普通形<ナ
形ーな> + ことか
どれほど ことだろう
なんど
なんと
李 :
忙しくて、てんやわんやなのに、あろうことか、うちのかみさん、
風邪を
引いちまってね。
山田:なんだ、そんなことか。
僕はてっきり
奥さんが
大病で
倒れたのかと、
本気で
心配してたんだぞ。
李 :「なんだ、そんなことか」はないだろう?
女房が
寝込むとどんなに
大変なことかを
思い
知らされたよ。
「〜ことか/〜ことだろう」は
話し
手個人の
気持ちを
表す
感嘆表現で、「どんなに/どれほど/
何度/なんと」などの
副詞と
呼応することが
多いのでしょう。
文末では「〜ことか」「〜ことだろう」のどちらを
使ってもかまいませんが、
会話では「〜ことだろう/〜ことでしょう」や、「なんと〜こと!」のように「だろう」も
省略して
使うことが
多いでしょう。「〜ことか」はどちらかといえば、
書面語に
属します。
感嘆表現には「〜ものだ」(→
文型421)もありますが、
使う
場面が
異なりますから、
併せて
参照してください。
1.
君のことをどんなに
心配したことか。でも、
無事でよかった。
2.
何度君に
忠告したことか。しかし
君はそれに
耳を
貸そうともしなかった。
3.あれからもう
十年か、
何と
月日の
経つのは
早いことだろう。
4.いじめを
受けて
自殺した
少年は、どんなに
辛く、くやしかったことだろう。
5.あなたのいない
毎日が、どれほど
寂しかったことか。