116 *〜
末
(
すえ
)
(に)/*〜
末
(
すえ
)
の
名詞
(
めいし
)
: の +
末
(
すえ
)
(に) 〜 した
動詞
(
どうし
)
:た
形
(
かたち
)
末
(
すえ
)
の +
名詞
(
めいし
)
♪
会話
(
かいわ
)
♪
佐藤
(
さとう
)
:
両派
(
りょうは
)
は
長
(
なが
)
い
争
(
あらそ
)
いの
末
(
すえ
)
にたもとを
分
(
わ
)
かったね。
仲
(
なか
)
を
取
(
と
)
り
持
(
も
)
とうとした
努力
(
どりょく
)
も、
水
(
みず
)
の
泡
(
あわ
)
と
消
(
き
)
えたわけだ。
時間
(
じかん
)
とともに
利害
(
りがい
)
関係
(
かんけい
)
が
生
(
う
)
まれて、
組織
(
そしき
)
をむしばむね。
李
(
り
)
:どんな
争
(
あらそ
)
いも、
終
(
お
)
わってみると
空
(
むな
)
しいなあ。
公害
(
こうがい
)
裁判
(
さいばん
)
も
長
(
なが
)
いこと
争
(
あらそ
)
った
末
(
すえ
)
に
和議
(
わぎ
)
に
持
(
も
)
ち
込
(
こ
)
まれたけど、
患者
(
かんじゃ
)
の
多
(
おお
)
くは
亡
(
な
)
くなっているし、
双方
(
そうほう
)
に
不満
(
ふまん
)
は
残
(
のこ
)
ってるよ。
♯
解説
(
かいせつ
)
♭
「〜
末
(
すえ
)
(に 」は「〜した
結果
(
けっか
)
〜した」を
表
(
あらわ
)
しますが、その
過程
(
かてい
)
で
色々
(
いろいろ
)
な
困難
(
こんなん
)
や
問題
(
もんだい
)
があったことが
暗示
(
あんじ
)
している
点
(
てん
)
に
特徴
(
とくちょう
)
があります。
同
(
おな
)
じ
結果
(
けっか
)
を
表
(
あらわ
)
す「〜あげくに」(→
文型
(
ぶんけい
)
002)は、
必
(
かなら
)
ず
悪
(
わる
)
い
結果
(
けっか
)
の
発生
(
はっせい
)
ですが、「〜
末
(
すえ
)
に」は
悪
(
わる
)
い
結果
(
けっか
)
も
良
(
よ
)
くない
結果
(
けっか
)
も
表
(
あらわ
)
すことができます。これら「〜
末
(
すえ
)
に」「〜あげくに」は
人為
(
じんい
)
の
事柄
(
ことがら
)
で
何
(
なん
)
らかの
話
(
はなし
)
者
(
しゃ
)
の
感情
(
かんじょう
)
が
含
(
ふく
)
まれますから、
自然
(
しぜん
)
現象
(
げんしょう
)
そのものや、
新聞
(
しんぶん
)
報道
(
ほうどう
)
のように
客観
(
きゃっかん
)
事実
(
じじつ
)
をそのまま
伝
(
つた
)
える
文
(
ぶん
)
では
不自然
(
ふしぜん
)
になります。そのときは「〜
結果
(
けっか
)
」を
使
(
つか
)
いましょう。
大雨
(
おおあめ
)
の
結果
(
けっか
)
、
山崩
(
やまくず
)
れが
起
(
お
)
こった。<
自然
(
しぜん
)
現象
(
げんしょう
)
>
裁判
(
さいばん
)
の
結果
(
けっか
)
、
有罪
(
ゆうざい
)
が
確定
(
かくてい
)
した。 <
客観
(
きゃっかん
)
事実
(
じじつ
)
の
伝達
(
でんたつ
)
>
その
他
(
た
)
、「
末
(
まつ
)
」は
単独
(
たんどく
)
の
名詞
(
めいし
)
として、「
年
(
とし
)
の
末
(
すえ
)
<
終
(
お
)
わり
頃
(
ごろ
)
>」「この
子
(
こ
)
は
末
(
すえ
)
が
楽
(
たの
)
しみだ<
将来
(
しょうらい
)
>」などの
用法
(
ようほう
)
があります。
§
例文
(
れいぶん
)
§
1.いろいろ
考
(
かんが
)
えた
末
(
すえ
)
、
進学
(
しんがく
)
をあきらめることにしました。
2.
大
(
だい
)
恋愛
(
れんあい
)
の
末
(
すえ
)
の
結婚
(
けっこん
)
が、なんと
一
(
いち
)
年間
(
ねんかん
)
で
破綻
(
はたん
)
とはねえ。
3.
実験
(
じっけん
)
に
実験
(
じっけん
)
を
重
(
かさ
)
ねた
末
(
すえ
)
に、ついに
新薬
(
しんやく
)
の
開発
(
かいはつ
)
に
成功
(
せいこう
)
した。
4.
経営
(
けいえい
)
会議
(
かいぎ
)
で
協議
(
きょうぎ
)
の
末
(
すえ
)
、
君
(
きみ
)
を
副
(
ふく
)
社長
(
しゃちょう
)
に
抜擢
(
ばってき
)
することにした。
会社
(
かいしゃ
)
再建
(
さいけん
)
のため、
腕
(
うで
)
を
振
(
ふ
)
るってくれたまえ。
5.
別
(
わか
)
れるの
別
(
わか
)
れないのとすったもんだの
末
(
すえ
)
、
結局
(
けっきょく
)
、
元
(
もと
)
のさやに
収
(
おさ
)
まった。
★
例題
(
れいだい
)
★
1)
戦後
(
せんご
)
生
(
い
)
き
別
(
わか
)
れ(にした/になった)
娘
(
むすめ
)
を(
捜
(
さが
)
し
求
(
もと
)
める/
探
(
さが
)
し
求
(
もと
)
めた)
末
(
まつ
)
、50
年
(
ねん
)
目
(
め
)
にしてやっと(
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
える/
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
えた)。
2) あいつ( )きたら、
人
(
ひと
)
( )さんざん
迷惑
(
めいわく
)
を(かける→ )
末
(
まつ
)
に、
礼
(
れい
)
も(
言
(
い
)
う→ )ずに
出
(
で
)
て
行
(
い
)
った。
(^^)
前
(
まえ
)
課
(
か
)
の
解答
(
かいとう
)
(^^)
1)
上
(
うえ
)
/
贈
(
おく
)
られる(「〜を〜に〜する」→「〜が〜に〜られる」)/もの
2)
知
(
し
)
り(→
文型
(
ぶんけい
)
017)/に/ことになっている(
規則
(
きそく
)
→
文型
(
ぶんけい
)
090)
↑
前
(
ぜん
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
116
↓
次
(
つぎ
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
日本語
(
にほんご
)
駆
(
か
)
け
込
(
こ
)
み
寺
(
てら
)
参拝
(
さんぱい
)
口
(
ぐち
)
へ
戻
(
もど
)
る