名詞 : × + めく
形容詞の
語幹 :<イ
形ー[い]>/<ナ
形ー [な]>
擬音語・
擬態語:
語基(きらきら→きら)
良子:
梅のつぼみがほころんで、
急に
春めいてきたわね。
寒い
冬がようやく
終わりを
告げようとしているわ。
李 :
散歩のとき
見かけた
田んぼで、おたまじゃくしが、うじゃうじゃと、うごめいていたよ。
良子:やはり
田舎はいいわねえ。
都会では
味わえない
季節感があるわ。あっ、
一句ひらめいた。
接尾語「〜めく」は
名詞・
形容詞の
語幹、
擬音語や
擬態語の
語基について、
前にくる
語の
要素がはっきりと
表面に
現れた
様子を
表す
自動詞を
作ります。「
春めく・
色めく・
冗談めく・
皮肉めく・
他人めく・
老人めく/
古めく・あだめく/きらめく・ざわめく・うごめく・なまめく・はためく・ひらめく…」などですが、ある
程度つく
語は
限られています。また、「〜めく」は
擬音語・
擬態語について、「ひらひら→ひらめく/ざわざわ→ざわめく…」などのように
多くの
自動詞を
作りますが、これは「ひらひらする/ざわざわする」と
同じ
意味を
表します。これらはつく
語も
限られているので、
語彙として
覚えた
方がいいでしょう。
1.きらめく
太陽に
青い
海、
考えだけでも
胸がときめくわ。
2.
彼の
言葉は、
僕にはどこか
皮肉めいて
聞こえた。
3.
俺たちは
十年来の
友人じゃないか、そんな
他人めいた
言い
方はするなよ。
4.みんなが
真剣に
討論しているときに、
冷やかしめいたことは
言うもんじゃない。
5.その
男は
謎めいた
薄笑いを
浮かべて、
部屋を
出ていった。