動詞:た
形 + ところ(だ/で/に)
ばかり(だ/で)
ばかりの +
名詞
李 :
日本に
来たばかりの
頃は、
電車の
切符も
満足に
買えなかったなあ。
良子:
先ほども、
自動券売機の
前で
困っている
外国の
人に、
買い
方を
教えてきたところよ。
李 :
君と
初めて
会ったのも、
券売機の
前だったね。あの
時のことを
思い
出したよ。
「〜た‐ところだ/〜た‐ばかりだ」は
初級文型ですが、
用法上気をつけなければならないことがあります。「〜た‐ところだ」は
終わった
直後の
場面なので、「
今・たった
今・ちょうど」などの
副詞とは
一緒に
使えますが、「
一時間前に/
三日前に」のような
過去を
表す
語や
副詞「まだ」とは
一緒に
使えません。
一方、「〜た‐ばかりだ」は「まだ
終わって
時間がそれほどたっていない
状態」を
表す
文型なので、「
戦争が
終わったばかりの
頃」のように
戦争が
終わって2〜3
年経っていても
使えます。また、「〜た‐ばかりだ」には「〜したばかりの+
時/
頃/ところ」の
形がありますが、「〜た‐ところ」にはありません。→
例題1)
たった
今、
食べたばかり(⇔ところ)だ。
二時間前に
食べたばかりだ(×ところ)だ。
まだ
食べてから
十分たったばかり(×ところ)だ。
1.「
遅くなってごめん」「ううん、
僕も
今来たところだよ」
2.「
噂をすれば
影が
差す」とはよく
言ったものだ。ちょうど
彼の
噂をしていたところに
本人がにょこっと
現れた。
3.
会議は
始まったばかりで、まだ、
本題には
入っていないよ。
4.
昨日買ったばかりの
服に、うっかり
醤油をこぼし、しみをつけてしまった。
5.
先の
戦争が
終わったばかりの
頃、
多くの
日本人は
茫然自失の
状態だった。