269 *〜ながら /〜ながらに/〜ながらの

名詞(めいし): ×   +  ながら
動詞(どうし):[ます](かたち)     ながらに
             ながらの+名詞(めいし)


♪ 会話(かいわ) ♪
() :小学生(しょうがくせい)(たち)が「今日(きょう)(じゅく)はやめて、ゲームセンターに()こうよ」って(わら)いながら(はな)()ってるのを()いたよ。
良子(りょうこ)共働(ともばたら)きしながら、ようやくの(おも)いで()どもを(じゅく)(かよ)わせてる()両親(りょうしん)もいらっしゃるのでしょうにね。
() :「(おや)(こころ)()()らず」ってよく()われるけど、いつものことながら、親子(おやこ)関係(かんけい)(むずか)しいと(おも)うなあ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「AながらB」は、ABのどちらもが動作(どうさ)(せい)動詞(どうし)のときは同時(どうじ)進行(しんこう)並行(へいこう)動作(どうさ)(あらわ)します。この「〜ながら」は「〜つつ」(→文型(ぶんけい)169)を使(つか)うことができます。
  テレビを()ながら〔・()つつ)、ご(はん)()べている。
 それ以外(いがい)に、「〜ながら(に)/〜ながらのN」の(かたち)(おも)名詞(めいし)一部(いちぶ)動詞(どうし)にもついて、「Aのままの状態(じょうたい)でB」を(あらわ)すことがあり、この場合(ばあい)前件(ぜんけん)Aが後件(こうけん)Bが()こったときの状態(じょうたい)状況(じょうきょう)説明(せつめい)となっています。この「〜ながら」は「()まれながらに/(なみだ)ながらに/(むかし)ながらの/いつもながら/()きながらに」などですが、慣用(かんよう)表現(ひょうげん)として(おぼ)えた(ほう)がいいでしょう。

§ 例文(れいぶん) §
1.あなた、食事(しょくじ)をしながら新聞(しんぶん)()むのはやめて。
2.ゴーと(おと)をたてながら、電車(でんしゃ)(とお)()ぎて()った。
3.(かれ)()まれながらに()()えなかったが、世界(せかい)でも指折(ゆびお)りのギター奏者(そうしゃ)となった。
4.いつもながらの(あざ)やかなお手並(てな)みですなあ。
5.(むかし)(おう)()んだとき、(おお)くの奴隷(どれい)たちや(つま)たちは()きながらに(ほうむ)られたと()う。

★ 例題(れいだい) ★
1) 中国(ちゅうごく)残留(ざんりゅう)孤児(こじ)方々(かたがた)が、日本(にっぽん)()()んだ(よろこ)びを(なみだ)(つつ/ながら)に(かた)っていた。それを(()ると/()て)、 (わたし)(なみだ)(きん)じ(()た/()なかった)。
2) そのボクサーは、(なん)()( )挫折(ざせつ)から(はう→   )()がる→   )ながら、ついにチャンピオンの()()にした。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) ()て/(なお)そう(〜(よ)うじゃないか→文型(ぶんけい)440)/しかない
2) ()(→文型(ぶんけい)117)/(なお)し(〜ようがない→文型(ぶんけい)435)/()


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