163 *〜ついでに

名詞(めいし):  の     +   ついでに
動詞(どうし)原形(げんけい)/た(かたち)


♪ 会話(かいわ) ♪
課長(かちょう)出張(しゅっちょう)のついでに、時間(じかん)(つく)って中国(ちゅうごく)()両親(りょうしん)()ってこいよ。これでお土産(みやげ)でも()ってってくれ。
() :お心遣(こころづか)いありがとうございます。今回(こんかい)()好意(こうい)(あま)えさせていただきます。
課長(かちょう)仕事(しごと)(ほう)もしっかり(たの)むよ。
() :はい、アフターサービスのよさを印象(いんしょう)づけてきます。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「ついで」は「機会(きかい)」を意味(いみ)する名詞(めいし)で、この「AついでにB」文型(ぶんけい)(しゅ)たる 行為(こうい)Aをする機会(きかい)利用(りよう)して、付帯(ふたい)行為(こうい)(+α)Bをするという意味(いみ)(あらわ)します。「AするついでにBする」「AしたついでにBした」と作文(さくぶん)するといいでしょう。
 この「〜ついでに」は「〜がてら」(→文型(ぶんけい)000)と(るい)義文(よしふみ)(がた)ですが、「〜がてら」は同時(どうじ)進行(しんこう)なので、下図(かず)のような用法(ようほう)(じょう)(ちが)いがあります。
    ()あり 
 また、例文(れいぶん)4のように副詞(ふくし)として使(つか)われることも、例文(れいぶん)5のように名詞(めいし)として単独(たんどく)使(つか)われることもあります。

§ 例文(れいぶん) §
1.()(もの)()かけたついでに、()(くん)(いえ)()ってきた。
2.出張(しゅっちょう)京都(きょうと)支社(ししゃ)()くついでに、大阪(おおさか)まで(あし)()ばして、友人(ゆうじん)()ってくるつもりだ。
3.部長(ぶちょう)のところに()くの?だったら、そのついでにこの書類(しょるい)()って()ってくれない?
4.ついでに社長(しゃちょう)のお(みみ)()れたいことがございます。
5.東京(とうきょう)()るついでがおありでしたら、是非(ぜひ)(わたし)のうちにお()()りください。

★ 例題(れいだい) ★
1) あなた、洗濯(せんたく)の(ついでに/がてら)、お風呂(ふろ)掃除(そうじ)も(ていて/ておいて)ね。(その/この)ついでに○○も(たの)むわ。
2) 伊豆(いず)まで()たんだし、ついでに伊東(いとう)あたり( )温泉(おんせん)( )一泊(いっぱく)して、骨休(ほねやす)めをして(()く→    )よ。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) (ちゅう)/になりまして/(もう)し(〜ようがない→文型(ぶんけい)435)
2) で/()ち(→文型(ぶんけい)019)/いただけ(可能(かのう)(かたち)使(つか)うと依頼(いらい)


(ぜん)(ぺーじ)163(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)