073 *〜ぐらい〜はない

名詞(めいし)    :    ×      + ぐらい 〜 はない
動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ーな>
(ちゅう):「こ・そ・あ・ど」接続(せつぞく)する(とき)(のぞ)けば「ぐらい」が普通(ふつう)


♪ 会話(かいわ) ♪
佐藤(さとう)(くん)()ってるときは(たの)しいけど、(わか)れるときぐらい(つら)いことはないよ。
真理(まり)毎日(まいにち)()えるのは(うれ)しいけど、会社(かいしゃ)(ほう)頑張(がんば)ってね。
佐藤(さとう):ありがとう。でも、()わなきゃ(よる)(なが)すぎるよ。ひとりだったら、もうとっくに(くず)れてるな。
真理(まり)(わたし)だって(うし)(がみ)()かれる(おも)いなのよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜ぐらい〜はない」は「()(くら)べても、それ以上(いじょう)のものはない」という最高(さいこう)程度(ていど)(あらわ)します。この用例(ようれい)は「〜ほど〜はない」(→文型(ぶんけい)395)文型(ぶんけい)使(つか)って(あらわ)せます。
  自分(じぶん)(いえ)ぐらい(・ほど)いいところはない。
  あの(ひと)ぐらい(・ほど)自分勝手(じぶんがって)(ひと)はいない。
 しかし、蔑視(べっし)嫌悪(けんお)感情(かんじょう)(ふく)(とき)は「ぐらい〜はない」の(ほう)(おお)使(つか)われます。つまり、(おどろ)きや(いか)りや蔑視(べっし)などの(はなし)(しゃ)感情(かんじょう)(つよ)(あらわ)れるのは「ぐらい〜はない」で、「〜ほど〜はない」は客観(きゃっかん)(てき)説明(せつめい)になります。

§ 例文(れいぶん) §
1.言葉(ことば)もわからない外国(がいこく)で、病気(びょうき)をするぐらい不安(ふあん)なことはありません。
2.(なに)もすることがないぐらい、(つら)いことはない。
3.陰口(かげぐち)ぐらい()いていて(いや)なものはない。
4.お(まえ)ぐらい(うま)鹿(しか)(やつ)()たことがない。
5.()せかけの親切(しんせつ)ぐらい、(ひと)(きず)つけるものはない。

★ 例題(れいだい) ★
1) あの(とき)ぐらい(()ずかしく/()ずかしい)(おも)いをしたこと(は/が)なかった。(あな)があったら(はい)りたいぐらい(だ/だった)よ。
2) あいつ( )( )( )むかつく(やつ)( )いない。(かお)()る( )さえ((いや)だ→     )ぐらいだ。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) に/くらい/だって(「〜でも」の口語(こうご)(かたち)文型(ぶんけい)198)
2) ()こった/不気味(ぶきみ)な(ナ(かたち))/(しず)かな(ナ(かたち)


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日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)