099 *〜最中(さいちゅう)に/*〜最中(さいちゅう)は/*〜最中(さいちゅう)

名詞(めいし):    の      +  最中(さいちゅう)
動詞(どうし):〜ている/〜ていた     最中(さいちゅう)
((ちゅう)形容詞(けいようし)(いそが)しい」につく(れい)もある)


♪ 会話(かいわ) ♪
山田(やまだ)(いま)決算(けっさん)()(いそが)しい最中(さいちゅう)なので、(にち)(あらた)めてお電話(でんわ)ください。それではまた!
() :以前(いぜん)つき()っていた彼女(かのじょ)からの電話(でんわ)だろ?(つめ)たいこと()わずに、(はなし)だけでも()いてやれよ。
山田(やまだ)私用(しよう)電話(でんわ)仕事(しごと)最中(さいちゅう)にかけてこられると、往生(おうじょう)するよ。それに、もう彼女(かのじょ)とよりを(もど)()はないし。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜最中(さいちゅう)」は「ちょうど〜ているところ」<動作(どうさ)継続(けいぞく)(ちゅう)>を(あらわ)します。しかし「最中(さいちゅう)」は行為(こうい)(もっと)重要(じゅうよう)なピーク()(あらわ)(かたり)なので、例文(れいぶん)1の「タバコを()っているところ」を「〜最中(さいちゅう)に」()えると不自然(ふしぜん)になりますし、例文(れいぶん)2の「(あわ)てているところ」ような行為(こうい)ではなく心理(しんり)状態(じょうたい)(あらわ)すときは使(つか)えなくなります。その(てん)、「〜ところ」は動作(どうさ)動詞(どうし)でも、感情(かんじょう)感覚(かんかく)心理(しんり)(あらわ)動詞(どうし)でも(ひろ)使(つか)うことができます。
 この「〜最中(さいちゅう)」と類義語(るいぎご)に「〜(ちゅう)」(→文型(ぶんけい)188)がありますが、名詞(めいし)との接続(せつぞく)(かたち)(ちが)いますから、注意(ちゅうい)しましょう。
 食事(しょくじ)最中(さいちゅう) ー 食事(しょくじ)(ちゅう)
 電話(でんわ)最中(さいちゅう) ー 電話(でんわ)(ちゅう)

§ 例文(れいぶん) §
1.トイレでタバコを()っているところ(×最中(さいちゅう))を教師(きょうし)()つかり、停学(ていがく)処分(しょぶん)にされた。
2.()()しの()最中(さいちゅう)(あめ)()()し、(あわ)てているところ(×最中(さいちゅう))です。
3.みんなが食事(しょくじ)をしている最中(さいちゅう)を、突然(とつぜん)(だい)地震(じしん)(おそ)った。
4.(いま)容疑(ようぎ)(しゃ)()調(しら)べをしている最中(さいちゅう)だが、なかなか(くち)()らない。
5.(にん)(はな)している最中(さいちゅう)に、(よこ)から(くち)(はさ)まないでください。

★ 例題(れいだい) ★
1) (やま)(みち)(で/に)((まよ)ったから/(まよ)って)、途方(とほう)()れていた(最中(さいちゅう)/ところ)に、地元(じもと)(ひと)(とお)りかかった。
2) (いま)()()り( )(まえ)にして、原稿(げんこう)を(()く→    )最中(さいちゅう)だから、その(はなし)今度(こんど)( )してくれ。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) (さい)(さい)/なにとぞ(副詞(ふくし)依頼(いらい))/して(謙譲(けんじょう)文型(ぶんけい)019)
2) 訪問(ほうもん)した/に(→文型(ぶんけい)323)/()べさせ(→文型(ぶんけい)102)


(ぜん)(ぺーじ)099(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)