247 〜と()える/〜と(おも)える/〜かに()える

名詞(めいし)名詞(めいし)():   × / だ   + と()える
動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ー×/だ>  と(おも)える/と(おも)われる
名詞(めいし)名詞(めいし)():    ×      + かに()える/かと()える
動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ー×>    かに(おも)える/かと(おも)われる


♪ 会話(かいわ) ♪
() :景気(けいき)上向(うわむ)いてきたと()えて、高速(こうそく)道路(どうろ)にタクシーやトラックが()えたよ。
山田(やまだ)一時(いちじ)はこのまま日本(にっぽん)沈没(ちんぼつ)かと(おも)われたけど、なかなか日本(にっぽん)経済(けいざい)底力(そこぢから)(すご)いもんだ。
() :製造(せいぞう)(ぎょう)(なに)()っても日本(にっぽん)がぬきんでているよ。日本(にっぽん)(すす)むべき(みち)は、技術(ぎじゅつ)立国(りっこく)にこそあると(おも)えるね。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜と()える」は外見(がいけん)からの推量(すいりょう)判断(はんだん)を、「〜と(おも)える/〜と(おも)われる」は情報(じょうほう)対象(たいしょう)から()ける印象(いんしょう)()べるという(ちが)いはありますが、どちらも感覚(かんかく)推量(すいりょう)表現(ひょうげん)で、ほとんど「〜ようだ」(→資料(しりょう)「)と同義(どうぎ)になります。
  相当(そうとう)生活(せいかつ)(くる)しい と()える/と(おも)われる(・ようだ)。
 また、例文(れいぶん)5のように(さら)不確(ふたし)かな気持(きも)ちを(あらわ)す「〜かに()える/〜かに(おも)える」という表現(ひょうげん)もありますので、(あわ)せて(おぼ)えましょう。

§ 例文(れいぶん) §
1.(かれ)相当(そうとう)()っていると()えて、足下(あしもと)がふらついている。
2.(あきな)いの(ほう)(ひま)だと()えて、店員(てんいん)(たち)はおしゃべりに(きょう)じていた。
3.あの()()(はら)った態度(たいど)からして、相当(そうとう)自信(じしん)があると(おも)われる。
4.回復(かいふく)するかに()えた景気(けいき)は、四月(しがつ)(さかい)(ふたた)下降(かこう)(てん)じた。
5.事態(じたい)収拾(しゅうしゅう)()かっているかに(おも)えたが、(じつ)正反対(せいはんたい)だった。

★ 例題(れいだい) ★
1) 一時(いちじ)はもう((たす)かる/(たす)からない)かに(おも)えた(が/のに)、(おっと)危篤(きとく)状態(じょうたい)(だっ)回復(かいふく)(に/へ)と()かった。
2) (かれ)はこのところ仕事(しごと)( )(いそが)しい( )()えて、こちらの(みせ)にはほとんど(かお)を(()る→    )ません。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) (なみ)(→文型(ぶんけい)275)/だけ(〜だけのN→文型(ぶんけい)132)/つけた(()V)
2) と/が(逆説(ぎゃくせつ))/でき(→文型(ぶんけい)003)


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