177 *〜ていく
動詞
(
どうし
)
:て
形
(
かたち
)
+ いく
♪
会話
(
かいわ
)
♪
李
(
り
)
:
君
(
くん
)
が
手当
(
てあ
)
たり
次第
(
しだい
)
に
買
(
か
)
い
込
(
こ
)
むから、どんどん
荷物
(
にもつ
)
が
重
(
おも
)
くなっていくよ。
手
(
て
)
が
抜
(
ぬ
)
けそうだよ。
良子
(
りょうこ
)
:
買
(
か
)
い
物
(
もの
)
で、
日頃
(
ひごろ
)
のストレスを
発散
(
はっさん
)
させているのよ。
李
(
り
)
:そんな
身勝手
(
みがって
)
なことを
言
(
い
)
ってると、
二人
(
ふたり
)
の
間
(
あいだ
)
に
見
(
み
)
えない
溝
(
みぞ
)
が、だんだんできていくんじゃないかい?
良子
(
りょうこ
)
:ストレスの
原因
(
げんいん
)
の
半分
(
はんぶん
)
は、あなたにあるのよ。
♯
解説
(
かいせつ
)
♭
「
行
(
い
)
く」から
生
(
う
)
まれる
補助
(
ほじょ
)
動詞
(
どうし
)
の
用法
(
ようほう
)
で、「
本
(
ほん
)
を
持
(
も
)
って
行
(
い
)
く」のように
本来
(
ほんらい
)
の
移動
(
いどう
)
動詞
(
どうし
)
として
使
(
つか
)
われる
他
(
ほか
)
に、
例文
(
れいぶん
)
2、4のように
継続
(
けいぞく
)
、
例文
(
れいぶん
)
3のように
変化
(
へんか
)
の
進行
(
しんこう
)
、
例文
(
れいぶん
)
5のように
消滅
(
しょうめつ
)
を
表
(
あらわ
)
す
用法
(
ようほう
)
が
派生
(
はせい
)
します。
「〜ていく」の
特徴
(
とくちょう
)
は、
常
(
つね
)
に
現在
(
げんざい
)
から
未来
(
みらい
)
への
継続
(
けいぞく
)
・
変化
(
へんか
)
です。
反対
(
はんたい
)
に
過去
(
かこ
)
から
現在
(
げんざい
)
への
継続
(
けいぞく
)
・
変化
(
へんか
)
は「〜てくる」で
表
(
あらわ
)
します。→
例題
(
れいだい
)
1)
なお、
継続
(
けいぞく
)
の「〜ていく/〜てくる」の
前
(
まえ
)
にくる
動詞
(
どうし
)
は「パンを
食
(
た
)
べる・
酒
(
さけ
)
を
飲
(
の
)
む…」のような
目
(
め
)
に
見
(
み
)
える
動詞
(
どうし
)
ではなく、「
生
(
い
)
きる・
暮
(
く
)
らす・
続
(
つづ
)
ける・
育
(
そだ
)
てる…」のような
外形
(
がいけい
)
ではとらえられない
継続
(
けいぞく
)
動詞
(
どうし
)
です。そして、「
疲
(
つか
)
れる・
慣
(
な
)
れる・
増
(
ふ
)
える・〜なる…」や
可能
(
かのう
)
形
(
がた
)
など
状態
(
じょうたい
)
性
(
せい
)
の
動詞
(
どうし
)
が
前
(
まえ
)
に
来
(
く
)
るときは
変化
(
へんか
)
を、「
死
(
し
)
ぬ・
消
(
き
)
える・
滅
(
ほろ
)
ぶ…」などの
現象
(
げんしょう
)
を
表
(
あらわ
)
す
動詞
(
どうし
)
につくときは
消滅
(
しょうめつ
)
を
表
(
あらわ
)
します。
§
例文
(
れいぶん
)
§
1.
疲
(
つか
)
れたし、ここで
少
(
すこ
)
し
休
(
やす
)
んでいかないか。
2.これから
先
(
さき
)
、どうやって
生
(
い
)
きていけばいいんだろう。
3.
最近
(
さいきん
)
の
日本
(
にっぽん
)
経済
(
けいざい
)
は
悪
(
わる
)
くなっていくばかりですねえ。
4.「
住
(
す
)
めば
都
(
と
)
」さ。だから、これからもこの
国
(
くに
)
で
暮
(
く
)
らしていくつもりだ。
5.
炭坑
(
たんこう
)
の
町
(
まち
)
の
灯
(
あかり
)
が、
一
(
ひと
)
つまた
一
(
ひと
)
つと
消
(
き
)
えていった。
★
例題
(
れいだい
)
★
1) ことばの
学習
(
がくしゅう
)
は
一夜漬
(
いちやづ
)
けではできません。
少
(
すこ
)
し(
度
(
ど
)
/
毎
(
まい
)
/ずつ)
積
(
つ
)
み
上
(
あ
)
げ(てくる/ていく/ている)しかない(もの/こと)なんです。
2)
生者必滅
(
しょうじゃひつめつ
)
・
会者定離
(
えしゃじょうり
)
、
人
(
ひと
)
の
世
(
よ
)
は
絶
(
た
)
えず(
変
(
か
)
わる→ )いく。そして、
川
(
かわ
)
の
水
(
みず
)
の(
如
(
ごと
)
し→ )、
一時
(
いちじ
)
も
同
(
おな
)
じところに
留
(
と
)
まることは(ある→ )。
(^^)
前
(
まえ
)
課
(
か
)
の
解答
(
かいとう
)
(^^)
1) であれ/にもまして(→
文型
(
ぶんけい
)
345)/ものだ(
一般
(
いっぱん
)
→
文型
(
ぶんけい
)
420)
2) に/に/
避
(
さ
)
けられた(
可能
(
かのう
)
形
(
かたち
)
)
↑
前
(
ぜん
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
177
↓
次
(
つぎ
)
頁
(
ぺーじ
)
へ
日本語
(
にほんご
)
駆
(
か
)
け
込
(
こ
)
み
寺
(
てら
)
参拝
(
さんぱい
)
口
(
ぐち
)
へ
戻
(
もど
)
る