234 〜ところの

動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ーな>  + ところの + 名詞(めいし)
(ちゅう)(ふる)翻訳(ほんやく)調(ちょう)()(いまわ)し)


♪ 会話(かいわ) ♪
() :A(とう)主張(しゅちょう)するところの改革(かいかく)とは、つまるところ、社会(しゃかい)(てき)弱者(じゃくしゃ)()()てるだけの、金持(かねも)ちのための改革(かいかく)()ぎないんじゃないか。
百恵(ももえ)(とく)福祉(ふくし)教育(きょういく)にしわ()せがいく内容(ないよう)ね。
佐藤(さとう):だけど、年金(ねんきん)にせよ健康(けんこう)保険(ほけん)にせよ、(いま)のままでは、財政(ざいせい)破綻(はたん)()をみるより(あき)らかだよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜ところの+N」という(かたち)(ふる)くは漢文(かんぶん)翻訳(ほんやく)使(つか)われたもので、明治(めいじ)以後(いご)英文(えいぶん)(なか)連体(れんたい)修飾(しゅうしょく)()翻訳(ほんやく)にも使(つか)われていました。しかし、現在(げんざい)使(つか)われることはほとんどないので、()んでわかれば十分(じゅうぶん)です。今日(きょう)では「〜ところの」を省略(しょうりゃく)し、以下(いか)のように使(つか)います。
 (わたし)()んだところの資料(しりょう)では → (わたし)()んだ資料(しりょう)では

§ 例文(れいぶん) §
1.(わたし)のめざすところの理想(りそう)とは、社会(しゃかい)(てき)公平(こうへい)一言(ひとこと)()きる。
2.(わたし)()るところの(かれ)は、(あか)るくて積極(せっきょく)(てき)性格(せいかく)()(ぬし)だ。
3.(つま)(とお)っているところの病院(びょういん)は、(がん)治療(ちりょう)にかけては日本(にっぽん)(いち)()(あらそ)うところです。
4.(わたし)()たところの心証(しんしょう)では、社長(しゃちょう)専務(せんむ)後継(こうけい)(しゃ)にとは(かんが)えていないようです。
5.(わたし)納得(なっとく)しがたいところの問題(もんだい)(てん)は、ここまで事態(じたい)悪化(あっか)する(まえ)に、()()はなかったのかということだ。

★ 例題(れいだい) ★
1) (わたし)()る(ところ/こと)の中国(ちゅうごく)は、((かなら)ず/(かなら)ずしも)手放(てばな)しで楽観(らっかん)(ゆる)す(もの/こと)ではない。
2) 明日(あした)開催(かいさい)する→     )ところの株主(かぶぬし)総会(そうかい)( )は、経営(けいえい)(じん)(そう)()()えが((おこな)う→    )模様(もよう)だ。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) ところ/によれば/よう(Nのようだ・Nみたいだ)
2) よる/と/との(伝聞(でんぶん)「〜とのことだ」→文型(ぶんけい)209)


(ぜん)(ぺーじ)234(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)