名詞 : × + ならまだしも
動詞・
形容詞:
普通形<ナ
形ー×>
名詞 : だ + からまだしも
動詞・
形容詞:
普通形<ナ
形ーだ>
係長:
女のくせに、
気がきかないなあ。
忙しいのならまだしも、みんなにお
茶の
一杯ぐらい
出したらどうだ。
百恵:
女のくせになんていう
言い
方は、セクハラものですよ。セクハラ
対策セミナーで
習いませんでしたぁ?
係長:
口だけは
一人前だな。かわいげのない
奴だ。
百恵:
私だからまだしも、ほかの
女性なら
告訴しますよ。
「まだしも」は「(
十分とは
言えないが、)まだましだ/まだ
少しはいい」という
意味で、「〜ならまだしも」は「〜ならまだいいが、〜/〜なら、まだ
許せるが、〜」という
意味の
文型をつくります。
また、「まだしも」は「〜からまだしも」のように「〜から、まだよかったが、〜」という
意味の
理由を
表す
文型も
作りますが、これは「〜からまだよかったようなものの、〜」という
連語を
使っても
表せます。この
二つの
文型はどちらも
非難や
叱責を
表す
表現となります。
1.
注意されて
謝るならまだしも、
逆に
開き
直っている。
2.
酒を
飲むだけならまだしも、うちの
主人は
酔うと
暴力をふるうんです。
3.
単なる
冗談ならまだしも、
彼の
話にはいつも
刺がある。
4.
私がその
場にいたからまだしも、いなかったらお
客とけんかになっていたところだぞ。
5.
小さい
事故で
済んだからまだしも、
一歩間違ったら
大災害になるところだった。