479 〜を目指(めざ)して/〜に()かって

名詞(めいし): ×  +  を目指(めざ)して/を目指(めざ)
          を目指(めざ)
          に()かって/に()かい
          に()かっての + 名詞(めいし)
          に()かう


♪ 会話(かいわ) ♪
百恵(ももえ)(わた)(どり)一斉(いっせい)(きた)()かって()()光景(こうけい)()ると、(ふゆ)()わりを実感(じっかん)するわ。
() : (おな)(とり)自分(じぶん)のいるところを目指(めざ)して()んで()るのを()て、(おそ)(はる)到来(とうらい)()(ひと)もいるわけだね。
山田(やまだ): それで、()(くん)今晩(こんばん)良子(りょうこ)さんの()つわが()目指(めざ)してまっしぐらかい?伝書鳩(でんしょばと)でもあるまいに・・・。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜を目指(めざ)す」は「〜を目標(もくひょう)目的(もくてき)にして」という意味(いみ)(あらわ)します。一方(いっぽう)「〜に()かって」は動作(どうさ)方向(ほうこう)(あらわ)すもので、そこから(すす)進路(しんろ)方角(ほうがく)(あらわ)したり、動作(どうさ)対象(たいしょう)(あらわ)したりするようになります。用例(ようれい)(なか)では、どちらも使(つか)える場合(ばあい)もありますが、(こと)なる使(つか)(かた)もあります。これは意味(いみ)(ちが)いが()むものです。→例題(れいだい)1)
  (つくえ)()かって(×を目指(めざ)して)(ほん)()む。
  教師(きょうし)()かって(×を目指(めざ)して)文句(もんく)()う。
  優勝(ゆうしょう)目指(めざ)して(?に()かって)(もう)練習(れんしゅう)をする。

§ 例文(れいぶん) §
1.(せん)一路(いちろ)西(にし)目指(めざ)して(⇔に()かって)(すす)んだ。
2.(かれ)東大(とうだい)目指(めざ)して(×に()かって)(もう)勉強(べんきょう)(はじ)めた。
2.諸君(しょくん)(みずか)らの目標(もくひょう)()かって(⇔を目指(めざ)して)、()()くことなく(まえ)(すす)め。
3.マラソン選手(せんしゅ)たちはゴールを目指(めざ)して(⇔に()かって)ひたすら(はし)(つづ)けた。
5.(おや)()かって(×を目指(めざ)して)馬鹿(ばか)とは(なに)という(くち)のきき(ほう)か!

★ 例題(れいだい) ★
1) 司法(しほう)試験(しけん)(に()かって/を目指(めざ)して)(まな)ぶこと(じゅう)(ねん)、(きっと/やっと)念願(ねんがん)合格(ごうかく)を(()たす/()たした)。
2) 師走(しわす)とはよく()った( )( )で、年末(ねんまつ)( )()かうこの時期(じき)(だれ)もが(()ぜわしい→    )()(ある)いている。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) をめぐる/によって(→文型(ぶんけい)348)/もたらされた
2) で/で(だ→で)/()てこない((すこ)しも〜ない)


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日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)