名詞・
格助詞: × + など
なんか
なんて
動詞・
形容詞: × + など
なんて
山田:これ、
女性ならではの
斬新な
提案だね。
真理:あら、ありがとう。お
世辞でもそう
言っていただけたらうれしいわ。もっとも、「
豚もおだてりゃ
木に
登る」なんて
言われそうだけど。
山田:おいおい、
僕はお
世辞なんか
言ってないよ。ただ、
会社が
採用してくれるかどうか、
話は
別だけどね。
「〜など」の
口語形が「〜なんか」「〜なんて」と
言うことができますが、「〜なんか/〜なんて」は
相手や
対象を
軽視・
軽蔑する
感情、
自分に
対しては
謙遜・
自虐という
感情が
強く
表れるのが
特徴です。
用法から
見てみると、
前が
名詞の
時はどれも
使えますが、
動詞・
形容詞の
後には「〜なんか」は
使えません。また「〜なんて」には「〜など/なんか+
格助詞(が/を/に/で/と/へ)」のように
後ろに
格助詞が
来る
用法がありません。また「〜なんて」には「〜なんて+
名詞(
人・こと・
物)」の
用法がありますが、「〜など/〜なんか」にはありません。→
例題1)
お
前なんか(・など/・ なんか)
死んでしまえ!
重要な
会議に
遅刻するなんて(・など/×なんか)、
許せない。
例えば、
推理小説なんか(・など/×なんて)が
好きですね。
田中さんなんて(×など/×なんか)
人は
知らない。
1.ハワイやバリ
島なんか(⇔など/×なんて)が、
日本人に
人気がありますね。
2.お
歳暮には、
例えばビール
券なんか(⇔など/×なんて)を
送ると
喜ばれますよ。
3.
学生が
教師に
対して
暴力をふるうなんて(⇔など/×なんか)、もってのほかだ。
4.あなたの
顔なんか(⇔など/なんて)
見たくもないわ。
5.
知らないなんて(×など/×なんか)ことは
言わせないぞ。