155 *〜だらけ/〜まみれ

名詞(めいし): ×  +   だらけ
           まみれ


♪ 会話(かいわ) ♪
課長(かちょう)(あめ)には()られるし、おまけに(みち)舗装(ほそう)されていないしで、(くるま)(どろ)まみれになってしまったよ。
() :山田(やまだ)(くん)駐車(ちゅうしゃ)(じょう)(くるま)(あら)ってましたよ。(どろ)だらけになっても、(くるま)(さわ)ってられれば幸福(こうふく)みたいですねえ。
課長(かちょう)山田(やまだ)(くん)運転(うんてん)して(つか)れただろうに。
() :デスクワークより、(かれ)(せい)()っているんですよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜だらけ」は名詞(めいし)直接(ちょくせつ)ついて「〜が(おお)い/〜がいっぱいだ」という意味(いみ)(あらわ)接尾(せつび)()で、(つね)不快(ふかい)(きたな)い・過度(かど)だといったマイナスの印象(いんしょう)(あらわ)しています。いいことには「〜がいっぱいだ」を使(つか)うといいでしょう。
  おいしそうな料理(りょうり)がいっぱいだ(×だらけだ)。
 「〜だらけ」と「〜まみれ」の(ちが)いについて()えば、「〜まみれ」は(きたな)(もの)表面(ひょうめん)付着(ふちゃく)した場合(ばあい)、つまり付着(ふちゃく)(ぶつ)にしか使(つか)えませんが、「〜だらけ」はそれ以外(いがい)場合(ばあい)にも使(つか)えることでしょう。
  間違(まちが)いだらけ(×まみれ)の作文(さくぶん)
  欠点(けってん)だらけ(×まみれ)の人間(にんげん)
  ()だらけ(・まみれ)の()

§ 例文(れいぶん) §
1.そんなしわだらけ(×まみれ)のワイシャツを()て、みっともないったらありゃしない。
2.その(おとこ)は、()だらけ(⇔まみれ)になって、そこに(たお)れていた。
3.(きたな)部屋(へや)ねえ。ほこりまみれ(⇔だらけ)じゃないの。
4.借金(しゃっきん)だらけ(×まみれ)で、(くび)(まわ)りません。
5.どこで(なに)があったのか、(かれ)(からだ)中傷(ちゅうしょう)だらけ(×まみれ)で(かえ)ってきた。

★ 例題(れいだい) ★
1) 民族(みんぞく)問題(もんだい)(は/が)()からないこと(だらけ/まみれ)で、解決(かいけつ)糸口(いとぐち)(しか/すら)つかめないのが実状(じつじょう)だ。
2) (たし)かに(おれ)欠点(けってん)( )( )( )の人間(にんげん)だが、友人(ゆうじん)裏切(うらぎ)る(ようだ→  )真似(まね)(けっ)して(する→    )。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) に(〜(ちゅう)文型(ぶんけい)162)/()われば/(およ)ばない(不必要(ふひつよう)文型(ぶんけい)000)
2) に(N+になる)/なり(V〔ます〕(かたち)+たい)/が(前置(まえお)き)


(ぜん)(ぺーじ)155(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)