名詞A:× + といい +
名詞B:× + といい
といわず といわず
李 :
君の
着てるドレス、
色といい
柄といい
申し
分ないね。
良子: どうせ
誉めるなら、ドレスといいモデルといい
申し
分ないと
言うの!
肝心のことを
忘れてるわ。
李 :「
馬子にも
衣装」って
言葉があったよね。
良子:あなた、
何が
言いたいの?
李 :いやいや、こちらの
話し。
触らぬ
神に
祟りなし。
「〜といい〜といい/〜といわず〜といわず」はA・Bを
例示することで「AもBも、
全部〜」ということを
表しています。
両者の
違いは
次のような
例で
現れます。
手と
言い
足と
言い
血だらけだった。 <
手足の
至る
所>
手と
言わず
足と
言わず
血だらけだった。<
手足だけでなく
体の
至る
所>
つまり、「AといいBといい」は
取り
上げたA・Bに
焦点があり、「AといわずBといわず」は「A・Bを
含めて、
他のCもD…も」
全体に
焦点があるということになります。→
例題1)
1.この
陶器は、その
渋い
色といい
素朴な
形といい、
実にすばらしい。
2.
君といい
妻といい、どうして
女はそんなに
現実的なんだろうねえ。
3.
彼女は
容姿といい
知性といい、
申し
分のない
女性だ。
4.
山といわず
野といわず、
一面雪におおわれた。
5.
彼は
昼といわず
夜といわず、つきっきりで
妻の
看病をした。