438 〜(よ)うが〜まいが/〜(よ)うと〜まいと |
名詞 :だろう/であろう + と〜まいと
動詞 :
未然形<〜(よ)う> と〜(よ)うと
イ
形容詞:<ー[い]→かろう> が〜まいが
ナ
形容詞:<ー[な]→だろう/であろう> が〜(よ)うが
李 :おい、あそこで
若い
女性が、やくざ
風の
男に
絡まれてるぞ。
二人で
行って
助けてやらないか。
山田:
馬鹿言うなよ。
命あっての
物種だよ。
笑われようが
軽蔑されようが、「
君子危うきに
近寄らず」だ。
李 :あらら、あいつ
薄情な
男だなあ。すたこらさっさと
逃げちゃったよ。
逃げ
足の
早いこと!
待ってくれ〜っ。
「〜(よ)うが〜(よ)うが/〜(よ)うが〜まいが」など、これらの
文型はどれも「
前件(A、B )とは
関係なく、
後件が
成立する」という
意味を
表します。「〜(よ)うが/〜(よ)うと」(→
文型437)から
作られた
文型なので、「〜ても〜ても、
関係なく/〜ても〜なくても、
関係なく〜」と
無関係を
強調します。
注意するのはAの
場合もBの
場合も
成立することを
表す「AにしろBにしろ/AにせよBにせよ」(→
文型319)との
違いですが、
意味の
違いが、
用法の
違いを
生むことがあります。
行こうが
行くまいが(・
行くにせよ
行かないにせよ)、
参加費はもらうよ。
結婚しようとすまいと(×
結婚するにせよしないにせよ)、
私の
自由よ。
1.あんな
奴、
死のうが
生きようが、
俺の
知ったことか!
2.
大地震があろうがなかろうが、
備えあれば
憂いなしだ。
3.まあ
彼はいようがいまいがあまり
関係ない、いわば
会社でも
影の
薄い
存在です。
4.たとえ
救出が
困難であろうと
危険であろうと、
敵軍に
包囲された
自軍を
見殺しにはできない。
5.ごろごろ
寝ていようと、ぶらぶらしていようと、
休みの
日ぐらい
俺の
自由にさせてくれ。