366 *〜はずがない

名詞(めいし)     :    の     +  はずがない
こんな・そんな:    ×        はずはない
動詞(どうし)形容詞(けいようし) :普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ーな>    はずない<(くち)


♪ 会話(かいわ) ♪
() :おかしいなあ!(かれ)住所(じゅうしょ)()つからない。()()めておいたはずなのに、ないはずはないがなあ。
良子(りょうこ)(わたし)物忘(ものわす)れがひどくなったわ。しまったはずの洗濯(せんたく)(ぶつ)()つからなかったり、やはり(とし)のせいかしら?
() :まさか、まだ30(だい)だよ。だが自分(じぶん)だけはそんなはずはないと(おも)っていても、やはり(とし)だけはとるからねえ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「はず」は可能(かのう)(せい)予定(よてい)(あらわ)形式(けいしき)名詞(めいし)で、この「〜はずがない」は「〜の可能(かのう)(せい)(まった)くない」という意味(いみ)(あらわ)します。(おな)意味(いみ)を「〜わけがない」を使(つか)っても(あらわ)すことができます。なお、「〜ないはずがない」は()(じゅう)否定(ひてい)で「〜はずだ」と同義(どうぎ)になります。
 「〜はずだ」の否定(ひてい)(かたち)には「〜はずがない」と「〜ないはずだ」がありますが、「〜はずがない」は「絶対(ぜったい)(けっ)して」などの副詞(ふくし)呼応(こおう)し、「〜ないはずだ」は「たぶん/おそらく」などの副詞(ふくし)呼応(こおう)します。つまり、(した)(れい)のように「〜はずがない」は100%の否定(ひてい)ですが、「〜ないはずだ」は「()ない可能(かのう)(せい)(たか)い」が「()る」可能(かのう)(せい)(すこ)しあります。
  (かれ)()るはずがない。<()可能(かのう)(せい)は100%ない>
  (かれ)()ないはずだ。 <()ない可能(かのう)(せい)(たか)いが、()可能(かのう)(せい)(すこ)しある>

§ 例文(れいぶん) §
1.子供(こども)だって(のぼ)れる(やま)だから、危険(きけん)なはずがないよ。
2.どこの(うま)(ほね)かわからない(やつ)言葉(ことば)(しん)じられるはずがない。
3.「どこにもありませんよ」「そんなはずはない。もっとよく(さが)せ」
4.(くん)にできないはずがない。やろうとしないから、いつまでたってもできないんだ。
5.祭日(さいじつ)なのに、ディズニーランドが()んでいないはずがないじゃないか。

★ 例題(れいだい) ★
1) 教師(きょうし)で(しか/さえ)(できる/できない)ような(むずか)しい問題(もんだい)なのに、中学生(ちゅうがくせい)()ける(はずだ/はずがない)。
2) (かれ)( )は(ぼく)直接(ちょくせつ)連絡(れんらく)(する→    )のだから、今日(きょう)会議(かいぎ)のことを(かれ)が(()る→    )はずがない。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) する/ばかり/ずくめ(〜だらけ→文型(ぶんけい)155/〜ずくめ→文型(ぶんけい)118)
2) ばかり/の((かく)助詞(じょし)+の+N)/が(()V)


(ぜん)(ぺーじ)366(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)