名詞 : × + と(も)なると
動詞・
形容詞:
普通形 <ナ
形ー×> と(も)なれば
と(も)なっては〜ない
課長:
年末ともなると、
何かと
気ぜわしいな。ボーナスもいいけど、
右から
左へ
飛んでいくだけだしなあ。
真理:でも、
課長ともなれば、ボーナスもドカンと
出るんでしょう。
羨ましいですわ。
課長:
家のローンもあるし、この
歳ともなると
老後の
心配もしないわけにはいかないし、
楽じゃないんだよ。
「〜と(も)なると/〜と(も)なれば」は「〜という
状況・
場合になると」という
意味を
表し、
後件でどんな
結論になるかを
述べます。「〜と(も)なると」は
当然の
結果という
気持ちが
現れます。
一方、「〜と(も)なれば」には
推量の
気持ちが
含まれていて、
文末で「〜だろう」などの
推量の
表現が
多く
現れます。
「と(も)なっては〜ない」は
例文4、5のように
常に
後件で
良くない
結果になることを
強調するのが
特徴で、
文末で
否定形か
否定の
意味を
表す
語と
呼応します。
失望、
残念といった
感情が
強く
現れる
表現でしょう。→
例題1)
1.ゴールデンウイークともなると、
観光地は
人で
溢れる。
2.
安楽死問題ともなれば、
様々な
問題があり、
一朝一夕に
答えは
出せません。
3.
口では
勇ましいことを
言っていながら、いざ
実行となると、しり
込みしてしまう
者が
続出する
始末だ。
4.
今となっては、もう
手の
打ちようがないですねえ。
5.
校内暴力もこれほどとなっては、もはや
教師だけでは
手に
負えません。