072 *〜くらい

名詞(めいし)    :    ×    +  くらい(ぐらい)
動詞(どうし)形容詞(けいようし)普通(ふつう)(がた)<ナ(かたち)ーな>
(ちゅう):「こ・そ・あ・ど」接続(せつぞく)する(とき)(のぞ)けば「ぐらい」が普通(ふつう)


♪ 会話(かいわ) ♪
良子(りょうこ):わざわざ()かけて()たのだから、お(ちゃ)(いち)(はい)ぐらい()れてくれてもいいと(おも)うけど。
(しょう)(まご)()(もの)最中(さいちゅう)だから()ってよ。一口(ひとくち)()べれば、(ぼく)料理(りょうり)(うで)がどのくらいかわかるよ。
良子(りょうこ):それにしても(まご)(くん)はまめね。いつも自炊(じすい)してるの?
(しょう)(まご)自炊(じすい)しなけりゃ、(ぼく)たち留学生(りゅうがくせい)生活(せいかつ)できないよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 程度(ていど)(あらわ)す「〜くらい」の用法(ようほう)ですが、(そう)じて()えるのは(ひく)いレベルの例示(れいじ)(おお)使(つか)われます。「〜ほど」(→文型(ぶんけい)392)も同様(どうよう)程度(ていど)(あらわ)します。
 (たと)えば(した)(れい)で「〜ほど」を使(つか)った場合(ばあい)、「〜ぐらい」で表現(ひょうげん)された「新聞(しんぶん)()むわずかな時間(じかん)もない」という(はなし)(しゃ)失望(しつぼう)残念(ざんねん)感情(かんじょう)()え、普通(ふつう)客観(きゃっかん)(てき)程度(ていど)例示(れいじ)になります。
  (いそが)しくて、(たと)えば新聞(しんぶん)()時間(じかん)がないぐらいだ(・ほどだ)。
 そして、例文(れいぶん)3〜5や(した)(れい)のように、「そんな簡単(かんたん)でささやかなこと」という最低限(さいていげん)程度(ていど)例示(れいじ)する(ぶん)では「ほど」が使(つか)えなくなります。→例題(れいだい)1)
  ひらがなぐらい(×ほど)()めますよ。馬鹿(ばか)にしないでください。
  (おく)れるときは電話(でんわ)ぐらい(×ほど)しなさい。

§ 例文(れいぶん) §
1.この(いち)ヶ月(かげつ)というもの、(いそが)しくて新聞(しんぶん)()(ひま)もないぐらい(⇔ほど)だ。
2. 彼女(かのじょ)清潔(せいけつ)(へき)は、ほとんど病的(びょうてき)なぐらい(⇔ほど)だった。
3.(ころ)んでちょっとけがをしたぐらいで、(おお)げさに(さわ)ぐな。
4.手紙(てがみ)一本(いっぽん)ぐらいくれてもいいのに、日本(にっぽん)()ってから(なに)音沙汰(おとさた)もない。
5.食事(しょくじ)(まえ)には、()ぐらい(あら)いなさい。

★ 例題(れいだい) ★
1) 馬鹿(ばか)(に/を)しないでください。これ(くらい/ほど)のことは、子供(こども)に(だって/って)できますよ。
2) その事件(じけん)が(()こる→    )のは、それは(不気味(ぶきみ)だ→     )ぐらい((しず)かだ→     )ある(よる)のことだった。

(^^)(まえ)()解答(かいとう)(^^)
1) ぐらい/ように(→文型(ぶんけい)446)/とは(→文型(ぶんけい)242)
2) だけ(〜だけあって→文型(ぶんけい)132)/で/し(→文型(ぶんけい)429)


(ぜん)(ぺーじ)072(つぎ)(ぺーじ)

日本語(にほんご)()()(てら) 参拝(さんぱい)(ぐち)(もど)