これ・それ・あれ: × + ほか(は)ない
動詞 :
原形 よりほかしかたがない
よりほか 〜 ない
良子:
中野から
新宿まで、
人身事故で
中央線が
不通だって
構内放送してるわよ。
待つよりほかないのかな?
小平:えっ、どうしよう。
困ったなあ、
一時間目から
試験なんだ。
良子: じゃあ、
総武線に
乗り
換えるほかないわよ。まだ
間に
合うかもしれないわ。さあ、
急いで。
「〜ほか(は)ない/〜よりほか〜ない」は、「〜しかない」(→
文型108)のグループで、どれも「〜
以外にない/〜
以外の
方法はない」という
意味を
表し、それが
唯一の
選択であることを
強調する
表現になります。なお、
下の
例のように「〜(より)ほか〜ない」の
間に
語が
入ることもあります。
こうなったら、
引き
返す しかない。
ほかない。
よりほかない。
よりほか
残された
方法はない。
1.
今は
再起を
期して、
時節到来を
待つほかはない。
2.どう
答えていいのかわからず、
笑ってごまかすよりほかしかたがなかった。
3.
数千年も
前の
遺体が、そのままの
姿で
発掘されたなんて、ただただ
驚くほかない。
4.もう
手術をするよりほか
患者を
救う
道はありません。
5.
長年の
苦労が
元の
木阿弥になったけど、くよくよしても
始まらないし、また
一から
出直すよりほかないね。