017 *〜得(え)る/*〜得(え)ない

動詞(どうし):[ます]形(かたち)  + 得(え)る
            得(え)ない


♪ 会話(かいわ) ♪
百恵(ももえ):ねえねえ、山田(やまだ)さんが昨夜(さくや)UFOを見(み)たって言(い)ってたわよ。
李(り) :あり得(え)ないよ。でも、嘘(うそ)を付(つ)く男(おとこ)じゃないから、あいつの目(め)の錯覚(さっかく)だろう。
百恵(ももえ):まるっきしロマンがないんだから。この広(ひろ)い宇宙(うちゅう)のどこかに宇宙(うちゅう)人(じん)がいることだってあり得(え)るわよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜得(え)る/〜得(え)ない」は可能(かのう)表現(ひょうげん)の一種(いっしゅ)で、一般(いっぱん)動詞(どうし)につくときは可能(かのう)形(がた)「〜られる/〜 られない」と意味(いみ)はあまり変(か)わりません。しかし、「話(はな)し得(え)る」は状況(じょうきょう)から判断(はんだん)して「〜話(はな)せる可能(かのう)性(せい)がある」が本来(ほんらい)の意味(いみ)なので、単(たん)に能力(のうりょく)を言(い)うだけの「彼(かれ)は英語(えいご)が話(はな)せる」を「彼(かれ)は英語(えいご)が話(はな)し得(え)る」とは言(い)えません。
 また、「〜得(え)る/〜得(え)ない」は可能(かのう)形(かたち)が作(つく)れない「ある・できる」などの状態(じょうたい)動詞(どうし)や無(む)意志(いし)性(せい)の自動詞(じどうし)について、「あり得(え)る/あり得(え)ない」「起(お)こり得(え)る/起(お)こり得(え)ない」のように「〜する可能(かのう)性(せい)がある/ない」ことを表(あらわ)します。
  あり得(え)る(=存在(そんざい)する可能(かのう)性(せい)がある/×あれる)
  できうる(=できる可能(かのう)性(せい)がある/×できれる)

§ 例文(れいぶん) §
1.人(にん)類(るい)が火星(かせい)に移住(いじゅう)するってことは、近(ちか)い将来(しょうらい)、起(お)こり得(え)ることだ。
2.私(わたし)ができ得(え)る限(かぎ)りのことは、喜(よろこ)んでいたしましょう。
3.これが今(いま)選択(せんたく)し得(え)る最良(さいりょう)の方法(ほうほう)ではないでしょうか。
4.申(もう)し訳(わけ)ないが、まだ公表(こうひょう)し得(え)る段階(だんかい)ではないので、あしからず。
5.彼(かれ)ほどの財力(ざいりょく)があれば、なし得(え)ないものはないと言(い)っていいだろう。

★ 例題(れいだい) ★
1) 考(かんが)え(得(え)る/兼(か)ねる)限(かぎ)りの手(て)は尽(つ)くし(ておいた/てみた)が、もはや倒産(とうさん)を免(まぬか)れる道(みち)は(絶(た)った/絶(た)たれた)。
2) あなたの主張(しゅちょう)は支離滅裂(しりめつれつ)で、私(わたし)( )は到底(とうてい)(納得(なっとく)す る→   )(得(え)る→   )。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) している/に/うっかり(不注意(ふちゅうい)は「うっかり」)
2) いたし(→文型(ぶんけい)044)/の/に(「うちに」と「うちは」の違(ちが)いに注意(ちゅうい))


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