067 *〜 切(き)る/*〜切(き)れる/*〜切(き)れない

動詞(どうし):[ます]形(かたち)  +  切(き)る
             切(き)れる
             切(き)れない


♪ 会話(かいわ) ♪
山田(やまだ):あ〜あ、やっぱりふられちゃった。でも、彼女(かのじょ)のこと、諦(あきら)め切(き)れないなあ。
佐藤(さとう):一(いち)度(ど)や二(に)度(ど)の失恋(しつれん)が何(なに)だって言(い)うんだよ。自慢(じまん)じゃないが、俺(おれ)なんて失恋(しつれん)歴(れき)五(ご)回(かい)だぞ。
山田(やまだ):それで悟(さと)り切(き)った顔(かお)をしてるんだ。
佐藤(さとう):おい、それって俺(おれ)を褒(ほ)めたつもりかい?

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜切(き)る」は元々(もともと)「噛(か)み切(き)る・叩(たた)き切(き)る・焼(や)き切(き)る…」のように切断(せつだん)を意味(いみ)していますが、終(お)わらせる行為(こうい)、更(さら)に「完全(かんぜん)に〜する」という意味(いみ)が派生(はせい)します。他動詞(たどうし)や「人(ひと)」が主語(しゅご)になる自動詞(じどうし)(例(れい):走(はし)る・歩(ある)く・勝(か)つ…)など、動作(どうさ)性(せい)動詞(どうし)につくと行為(こうい)の完了(かんりょう)・完遂(かんすい)を表(あらわ)します。
  ビールを一気(いっき)に飲(の)みきった。
  ゴールまで走(はし)りきった。
 状態(じょうたい)性(せい)の自動詞(じどうし)や「あきらめる・苦(くる)しめる・信(しん)じる・軽蔑(けいべつ)する…」などの感情(かんじょう)・心理(しんり)を表(あらわ)す動詞(どうし)につくと極限(きょくげん)状態(じょうたい)を表(あらわ)します。
  腐(くさ)りきった金権(きんけん)政治(せいじ)を正(ただ)せ。
  親(おや)はその子(こ)を信(しん)じ切(き)っていた。

§ 例文(れいぶん) §
1.私(わたし)は彼女(かのじょ)への思(おも)いを断(た)ち切(き)ることができない。
2.やった!三(さん)年(ねん)かかったが、ついに原文(げんぶん)で源氏物語(げんじものがたり)を読(よ)み切(き)ったぞ。
3.わかり切(き)ったことを言(い)うんじゃない。
4.澄(す)み切(き)った青空(あおぞら)、なんとさわやかな秋(あき)なんだろう。
5.ちょっと彼(かれ)は自分勝手(じぶんがって)すぎて、僕(ぼく)はとても付(つ)き合(あ)いきれませんね。

★ 例題(れいだい) ★
1) 男(おとこ)(っぽく/らしく)、思(おも)い(抜(ぬ)いて/切(き)って)彼女(かのじょ)に思(おも)いを(打(う)ち明(あ)けたら/打(う)ち明(あ)ければ)どうかしら。当(あ)たって砕(くだ)けろよ。
2) 何(なに)があったの( )、彼(かれ)は(やつれる→     )切(き)った顔(かお)( )していた。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) で(原因(げんいん)・理由(りゆう))/が(自(じ)V)/すれすれ/まで(→文型(ぶんけい)403)
2) に/に(〜に達(たっ)する)/駆(か)け(→文型(ぶんけい)094)


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