078 〜こそあれ/〜こそすれ

動詞(どうし):[ます]形(かたち)  +  こそすれ
名詞(めいし): ×     +  こそあれ


♪ 会話(かいわ) ♪
課長(かちょう):残念(ざんねん)だが、昨年(さくねん)始(はじ)めた新規(しんき)事業(じぎょう)から、年度末(ねんどまつ)をもって撤退(てったい)することになった。
山田(やまだ):期待(きたい)こそあれ、挫折(ざせつ)は想像(そうぞう)すらしなかっただけに意外(いがい)です。時(とき)、我(われ)に利(り)あらずでしたね。
李(り) :誰(だれ)もが成(な)り行(ゆ)きを心(こころ)配(はい)しこそすれ、無関心(むかんしん)な社員(しゃいん)は一人(ひとり)もいませんでしたのに。残念(ざんねん)がるでしょうねえ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜こそあれ/〜こそすれ」は「〜けれども/〜ても」を強調(きょうちょう)する逆説(ぎゃくせつ)の言()い方(いかた)です。改(あらた)まった場面(ばめん)では年配(ねんぱい)者(しゃ)が使(つか)うことがありますが、今日(きょう)では古(ふる)い書面(しょめん)語(ご)ですから、読(よ)んでわかれば十分(じゅうぶん)です。

§ 例文(れいぶん) §
1.仕事(しごと)には分業(ぶんぎょう)こそあれ、上下(じょうげ)、貴賎(きせん)の区別(くべつ)はない。
2.程度(ていど)の差(さ)こそあれ、誰(だれ)でも出世(しゅっせ)欲(よく)というものは持(も)っている。
3.あなたには感謝(かんしゃ)こそすれ、恨(うら)みを抱(いだ)くなんてあろうはずがありません。
4.苦労(くろう)こそあれ、やはり子育(こそだ)ては楽(たの)しいものです。
5.盗(ぬす)みこそすれ、非道(ひどう)はせず。

★ 例題(れいだい) ★
1) 彼女(かのじょ)は国民(こくみん)的(てき)歌手(かしゅ)(にとって/として/に対(たい)して)、日本人(にっぽんじん)なら知(ち)ら(ぬ/ず)人(じん)はいないが、名誉(めいよ)、財産(ざいさん)(こそあれ/こそすれ)、幸(しあわ)せ少(すく)ない女性(じょせい)だった。
2) お恥(はじ)ず かしいことながら、英語(えいご)は(読(よ)める→   )こそ( )( )、話(はな)す方(ほう) ( )なると、さっぱり駄目(だめ)なんです。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) こそ/が/こそ/べき(〜はずだ→文型(ぶんけい)367/〜べきだ→文型(ぶんけい)382)
2) 思(おも)い(→文型(ぶんけい)270)/に(〜が〜に恵(めぐ)まれる)/の


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