108 *〜しかない/*〜しか〜ない

名詞(めいし)/数詞(すうし)   :    ×      +  しかない
これ・それ・あれ:    ×         しか 〜 ない
格(かく)助詞(じょし)     :    ×
動詞(どうし)      :原形(げんけい)/ている形(かたち)/て形(かたち)


♪ 会話(かいわ) ♪
李(り) :このディジタル・カメラは予定(よてい)外(がい)の買(か)い物(もの)だよ。現金(げんきん)が1万(まん)円(えん)しかないので、カードを使(つか)うしかないな。
小平(しょうへい):ママ、僕(ぼく)、お腹(なか)が空(あ)いたよ。早(はや)く何(なに)か食(た)べようよ。
良子(りょうこ):今日(きょう)は外食(がいしょく)は取(と)りやめて、お家(いえ)で食(た)べましょうね。あなたも節約(せつやく)よ。愛(いと)しい恋女房(こいにょうぼう)の手料理(てりょうり)では、まずくても食(た)べるしかないわよね。それとも、カメラ、諦(あきら)める?

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「しか〜ない」は「だけ」と同(おな)じ限定(げんてい)の用法(ようほう)ですが、語感(ごかん)の違(ちが)いが生(しょう)じます。「〜だけ」は感情(かんじょう)を含(ふく)まない限定(げんてい)ですが、「〜しか〜ない」は「不足(ふそく)・不満(ふまん)・残念(ざんねん)」などの話(はなし)者(しゃ)の感情(かんじょう)が強(つよ)く現(あらわ)れます。この「〜しか〜ない」を更(さら)に強調(きょうちょう)したのが「〜だけしか〜ない」(→文型(ぶんけい)065)です →例題(れいだい)1)
    5000円(えん)だけあります。<客観(きゃっかん)事実(じじつ)>
    5000円(えん)しかありません。<不足(ふそく)・不満(ふまん)・残念(ざんねん)>
 動詞(どうし)と結(むす)びつくときは「遊(あそ)ぶしかない/遊(あそ)んでしかいない/遊(あそ)んでいるしかない」、形容詞(けいようし)と結(むす)びつくときは「美(うつく)しくしかない/不幸(ふこう)でしかない」のようになるのですが、形容詞(けいようし)の用例(ようれい)は少(すく)ないので取(と)り上(あ)げませんでした。

§ 例文(れいぶん) §
1.試験(しけん)まで、泣(な)いても笑(わら)っても、あと一(いち)週間(しゅうかん)しかない。
2.これはこの店(みせ)でしか手(て)に入(はい)らない品物(しなもの)ですよ。
3.あなたって人(ひと)は、自分(じぶん)に都合(つごう)がいいことしか覚(おぼ)えていないのね。
4.人(にん)は過去(かこ)には戻(もど)れない。辛(つら)くったって、前(まえ)に歩(ある)くしかないんだよ。
5.進(すす)むも地獄(じごく)、退(しりぞ)くも地獄(じごく)、こうなったら、なるようになれと開(ひら)き直(なお)るしかない。

★ 例題(れいだい) ★
1) 頼(たよ)れる人(ひと)は、私(わたし)には(もう/まだ)あなた(だけ/しか)(いる/いない)んです。
2) この世(よ)( )は、その人(ひと)( )しか(できる→    )ことが一(ひと)つあると言(い)われている。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) も/も/も
2) に(「〜には(こと)がある」文(ぶん)/し/しない(→文型(ぶんけい)388)


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