146 *〜た‐ところだ/*〜た‐ばかりだ

動詞(どうし):た形(かたち)  + ところ(だ/で/に)
         ばかり(だ/で)
         ばかりの + 名詞(めいし)


♪ 会話(かいわ) ♪
李(り) :日本(にっぽん)に来(き)たばかりの頃(ころ)は、電車(でんしゃ)の切符(きっぷ)も満足(まんぞく)に買(か)えなかったなあ。
良子(りょうこ):先(さき)ほども、自動(じどう)券売(けんばい)機(き)の前(まえ)で困(こま)っている外国(がいこく)の人(ひと)に、買(か)い方(かた)を教(おし)えてきたところよ。
李(り) :君(くん)と初(はじ)めて会(あ)ったのも、券売(けんばい)機(き)の前(まえ)だったね。あの時(とき)のことを思(おも)い出(だ)したよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜た‐ところだ/〜た‐ばかりだ」は初級(しょきゅう)文型(ぶんけい)ですが、用法(ようほう)上気(じょうき)をつけなければならないことがあります。「〜た‐ところだ」は終(お)わった直後(ちょくご)の場面(ばめん)なので、「今(いま)・たった今(いま)・ちょうど」などの副詞(ふくし)とは一緒(いっしょ)に使(つか)えますが、「一(いち)時間(じかん)前(まえ)に/三日(みっか)前(まえ)に」のような過去(かこ)を表(あらわ)す語(かたり)や副詞(ふくし)「まだ」とは一緒(いっしょ)に使(つか)えません。
 一方(いっぽう)、「〜た‐ばかりだ」は「まだ終(お)わって時間(じかん)がそれほどたっていない状態(じょうたい)」を表(あらわ)す文型(ぶんけい)なので、「戦争(せんそう)が終(お)わったばかりの頃(ころ)」のように戦争(せんそう)が終(お)わって2〜3年(ねん)経(た)っていても使(つか)えます。また、「〜た‐ばかりだ」には「〜したばかりの+時(とき)/頃(ころ)/ところ」の形(かたち)がありますが、「〜た‐ところ」にはありません。→例題(れいだい)1)
  たった今(いま)、食(た)べたばかり(⇔ところ)だ。
  二(に)時間(じかん)前(まえ)に食(た)べたばかりだ(×ところ)だ。
  まだ食(た)べてから十(じゅう)分(ふん)たったばかり(×ところ)だ。

§ 例文(れいぶん) §
1.「遅(おそ)くなってごめん」「ううん、僕(ぼく)も今(いま)来(き)たところだよ」
2.「噂(うわさ)をすれば影(かげ)が差(さ)す」とはよく言(い)ったものだ。ちょうど彼(かれ)の噂(うわさ)をしていたところに本人(ほんにん)がにょこっと現(あらわ)れた。
3.会議(かいぎ)は始(はじ)まったばかりで、まだ、本題(ほんだい)には入(はい)っていないよ。
4.昨日(きのう)買(か)ったばかりの服(ふく)に、うっかり醤油(しょうゆ)をこぼし、しみをつけてしまった。
5.先(さき)の戦争(せんそう)が終(お)わったばかりの頃(ころ)、多(おお)くの日本人(にっぽんじん)は茫然(ぼうぜん)自失(じしつ)の状態(じょうたい)だった。

★ 例題(れいだい) ★
1) (まだ/もう)日本(にっぽん)には(来(きた)る/来(き)た)(ばかり/ところ)で、右(みぎ)も左(ひだり)もわかりません。
2) 田中(たなか)はたった今(いま)(出(で)かける→     )ところです が、何(なに)( )急用(きゅうよう)でもお(ある→    )でしたか。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) 売(う)れる(自(じ)V)/誰(だれ)も/ところが
2) 似(に)ている(「似(に)た」も可(か))/かけた/だった


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