181 *〜てくる

動詞(どうし):て形(かたち)  + くる


♪ 会話(かいわ) ♪
李(り) :頼(たの)まれたお豆腐(とうふ)、買(か)ってきたよ。1個(こ)80円(えん)だけど2個(こ)で120円(えん)だったので、2個(こ)買(か)っちゃった。
良子(りょうこ):今日(きょう)は寒(さむ)いし、張(は)り込(こ)んで寄(よ)せ鍋(なべ)にしようかしら?
李(り) :鍋(なべ)にするなら、ねぎや魚介類(ぎょかいるい)がいるだろ?買(か)ってこようか?ついでに酒(さけ)もね。何(なん)だか嬉(うれ)しくなってきたぞ。
良子(りょうこ):でも、財布(さいふ)はだんだん軽(かる)くなっていくわね。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜てくる」は「来(く)る」から派生(はせい)する表現(ひょうげん)で、「〜ていく」(→文型(ぶんけい)177)の正反対(せいはんたい)になる表現(ひょうげん)です。まず、例文(れいぶん)1のように本来(ほんらい)の移動(いどう)動詞(どうし)としての用法(ようほう)があります。
  持(も)ってくる   ・ 持(も)っていく
  近(ちか)づいてくる  ・ 遠(とお)ざかっていく
 また、例文(れいぶん)2、3のように過去(かこ)から現在(げんざい)への継続(けいぞく)・変化(へんか)を表(あらわ)します。
  今(いま)まで女(おんな)で一(ひと)つでこの子(こ)を育(そだ)ててきましたし、これからも育(そだ)てていきます。
 そのほか「〜てくる」は、例文(れいぶん)4、5のように「(考(かんが)えが)浮(う)かぶ・(興味(きょうみ)/怒(いか)り/喜(よろこ)び…が)湧(わ)く・現(あらわ)れる・蘇(よみがえ)る・(痛(いた)み/眠気(ねむけ)/悲(かな)しみ…が)襲(おそ)う…」などの動詞(どうし)について心理(しんり)現象(げんしょう)の発生(はっせい)や、「雨(あめ)が降(ふ)ってきた」のように自然(しぜん)現象(げんしょう)の発生(はっせい)を表(あらわ)します。

§ 例文(れいぶん) §
1.明日(あした)は作文(さくぶん)のテストをするから、中日(ちゅうにち)辞典(じてん)を持(も)って来(こ)なさい。
2.この年(とし)まで生(い)きてきたが、今日(きょう)ほどくやしい思(おも)いをしたことはなかった。
3.会社(かいしゃ)のために三(さん)十(じゅう)年(ねん)も尽(つ)くしてきた私(わたし)を、今(いま)になって要(い)らなくなったからやめろとおっしゃるんですか。
4.バブル崩壊(ほうかい)以後(いご)、土地(とち)やマンションの値段(ねだん)も下(さ)がってきましたが、まだ我々(われわれ)庶民(しょみん)の手(て)には届(とど)きませんね。
5.日(にち)も暮(く)れてきたし、今日(きょう)はこの近(ちか)くで宿(やど)を取(と)らない?

★ 例題(れいだい) ★
1) 日本語(にほんご)の勉強(べんきょう)をしている(最中(さいちゅう)/時(とき)/うち)に、日本(にっぽん)の文化(ぶんか)(に/で)興味(きょうみ)が湧(ゆう)い(ていった/てきた)。
2) ワープロ( )慣(な)れてくる( )、もう手書(てが)きをする( )が(おっくうだ→      )なります。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) ここ/もの/の(〜とおり→文型(ぶんけい)225)
2) の(「ん」も可(か))/離婚(りこん)して/に(慣用(かんよう)語(ご)「〜に明(あ)け暮(く)れる」)


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