188 〜ては〜/〜ては〜ては〜

動詞(どうし)・形容詞(けいようし):て形(かたち)<ナ形(かたち)ーで>  +  は
                    は 〜 ては
(注(ちゅう):口語(こうご)では「〜ては→ちゃ/〜では→じゃ」となることが多(おお)い)


♪ 会話(かいわ) ♪
山田(やまだ):中国語(ちゅうごくご)講座(こうざ)を録音(ろくおん)しては聞(き)いているうちに、簡単(かんたん)な会話(かいわ)なら聞()き取(きと)れるようになったよ。
李(り) :それは素晴(すば)らしいね。ところで異国(いこく)関係(かんけい)もいいけど、異性(いせい)関係(かんけい)の方(ほう)のその後(ご)の進展(しんてん)はどう?
山田(やまだ):彼女(かのじょ)のこと?誘(さそ)っては断(ことわ)られ、誘(さそ)っては断(ことわ)られさ。こんなに冷(つめ)たくされては、もうあきらめるしかないよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜ては」(「〜ては」「〜では」→口語(こうご)形(かたち)「〜ちゃ」「〜じゃ」)は、例文(れいぶん)1〜3のように「〜たら」(仮定(かてい)・既定(きてい))の意味(いみ)を表(あらわ)すことがあります。この「〜ては」は「〜たら、当然(とうぜん)の結果(けっか)〜」という意味(いみ)を含(ふく)んでいて、後件(こうけん)で望(のぞ)ましくない事態(じたい)を招(まね)く時(とき)しか使(つか)えない特徴(とくちょう)を持(も)っています。
  雨(あめ)が降(ふ)ったら(・降(ふ)っては)、中止(ちゅうし)するしかないね。<悪(わる)い事態(じたい)>
  雨(あめ)が降(ふ)ったら(×晴(は)れては)、水不足(みずぶそく)が解消(かいしょう)する。 <いい事態(じたい)>
 もうひとつは、例文(れいぶん)4、5のように動詞(どうし)について動作(どうさ)の反復(はんぷく)を表(あらわ)します。例(たと)えば、「酔(よ)って喧嘩(けんか)をする」は一回(いっかい)の行為(こうい)ですが、「酔(よ)っては喧嘩(けんか)をする」は習慣(しゅうかん)的(てき)に反復(はんぷく)されている行為(こうい)になります。この場合(ばあい)、「〜ては〜ては〜/〜ちゃ〜ちゃ〜/〜じゃ〜じゃ)〜」の形(かたち)で、反復(はんぷく)を強調(きょうちょう)する表現(ひょうげん)もよく使(つか)われます。

§ 例文(れいぶん) §
1.「壁(かべ)に耳(みみ)あり障子(しょうじ)に目(め)あり」。この話(はなし)は人(ひと)に知(し)られてはま  ずい。声(こえ)を抑(おさ)えて。
2.見(み)ちゃ駄目(だめ)、今(いま)、着替(きが)えているところだから。
3.そこまで馬鹿(ばか)にされては、黙(だま)って引(ひ)き下(さ)がるわけにはいかない。
4.達磨(だるま)のように転(ころ)んでは立(た)ち上(あ)がり、雑草(ざっそう)のように踏(ふ)まれ  ては強(つよ)くなる、そんな人間(にんげん)になりなさい。
5.飲(の)んじゃくだまく、くだまいちゃまわりの客(きゃく)と喧嘩(けんか)をす  る。なんと酒癖(さけぐせ)の悪(わる)い奴(やつ)だ。

★ 例題(れいだい) ★
1) あんなに(頼(たよ)んでは/頼(たの)まれては)、僕(ぼく)も断(ことわ)り(きれ/抜(ぬ)け)(ない/なかった)んだよ。
2) (寄(よ)せる→     )は返(かえ)す波(なみ)の音(おと)を(聞(き)く→   )ながら、私(わたし)はいつしか深(ふか)い眠(ねむ)り( )落(お)ちていた。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) に(〜に素直(すなお)になる)/なれなかった/てならない
2) と(自然(しぜん)・必然(ひつぜん)の条件(じょうけん)「と」/→文型(ぶんけい)203)/恋(こい)しくて/ならなく


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