209 *〜ということだ/〜とのことだ/〜由(ゆかり)

名詞(めいし)     :    だ      +  そうだ
動詞(どうし)・形容詞(けいようし) :普通(ふつう)形(がた)<ナ形(かたち)ーだ>     ということだ
各種(かくしゅ)助詞(じょし)・副詞(ふくし):    ×         とのことだ
                      (との)由(ゆかり)
(注(ちゅう):広(ひろ)く句(く)と結(むす)びつく。口語(こうご)形(かたち)として「〜(ん)だって」がある)


♪ 会話(かいわ) ♪
李(り) :今年(ことし)の新入(しんにゅう)社員(しゃいん)は、変(か)わったのが多(おお)いらしいよ。多様(たよう)な人材(じんざい)を採(と)るよう、採用(さいよう)基準(きじゅん)を手直(てなお)ししたそうだ。
山田(やまだ):僕(ぼく)らが新(しん)人類(じんるい)だと言(い)われていた頃(ころ)が懐(なつ)かしいね。今(いま)じゃ新(しん)新(しん)人類(じんるい)とか言(い)うんだって。次(つぎ)は異(い)星(ほし)人(じん)かな?
百恵(ももえ):お気楽(きらく)言(い)ってられるのも、配属(はいぞく)されるまでよ。この課(か)にも一人(ひとり)配属(はいぞく)されるということよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜ということだ/〜とのことだ」は他(た)から聞(き)いたことを客観(きゃっかん)的(てき)に引用(いんよう)しそのまま伝(つた)える伝聞(でんぶん)の表現(ひょうげん)で、新聞(しんぶん)・テレビなど報道(ほうどう)で広(ひろ)く使(つか)われています。前(まえ)は命令(めいれい)形(かたち)でも意向(いこう)形(かたち)でも何(なん)でもそのまま引用(いんよう)できます。
 一方(いっぽう)、伝聞(でんぶん)の「〜そうだ」は終止(しゅうし)形(かたち)にしかつきませんし、用法(ようほう)上(じょう)の制約(せいやく)があって、例文(れいぶん)4のように、「(〜だろう)とのことだ/(〜に・で・を・から…)とのことだ」のように推量(すいりょう)の助動詞(じょどうし)・助詞(じょし)・副詞(ふくし)などと結(むす)びつく表現(ひょうげん)はできませんし、例文(れいぶん)5のように「〜そうだった」という過去(かこ)形(かたち)もありません。さらに、順接(じゅんせつ)の「〜そうで/〜そうだから」は使(つか)えますが、「〜そうだが〜/〜そうなのに〜」などの逆説(ぎゃくせつ)で文(ぶん)を続(つづ)けることもできないなどの制約(せいやく)があります。→例題(れいだい)1)
 なお、手紙(てがみ)でよく使(つか)われる「〜(との)由(ゆかり)」は「〜とのことだ」に相当(そうとう)する書面(しょめん)語(ご)で、「〜んだって」は口語(こうご)専用(せんよう)の表現(ひょうげん)です。

§ 例文(れいぶん) §
1.天気(てんき)予報(よほう)によると、明日(あした)は雨(あめ)が降(ふ)るんだって(⇔そうだ)。
2.○○大学(だいがく)に合格(ごうかく)なされたとのこと(⇔そうで)、本当(ほんとう)におめでとうございます。
3.御(ご)子息(しそく)の医科(いか)大学(だいがく)への御(ご)入学(にゅうがく)がお決(き)まりになった由(ゆかり)(⇔とのこと/⇔そうで)、心(こころ)からお祝(いわ)い申(もう)し上(あ)げます。
4.社長(しゃちょう)から午前(ごぜん)中(ちゅう)に連絡(れんらく)をとのことでした(×そうでした)。
5.景気(けいき)は秋(あき)あたりには回復(かいふく)に向(む)かうだろうということだ(×そうだ)。

★ 例題(れいだい) ★
1) 田中(たなか)さんは十(じゅう)時(じ)(まで/までに)来(きた)る(そうだった/とのことだった)が、(来(きた)る/来(らい))そうもないねえ。
2) 気象庁(きしょうちょう)の予報(よほう)( )は、今年(ことし)は(寒(さむ)い→   )(なる→   )そうだから、そろそろ冬着(ふゆぎ)を出(だ)そうかしら。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) ほど/になった(あの時(とき)=過去(かこ))/は(〜ほど〜はない→文型(ぶんけい)395)
2) か/言(い)おう(形(かたち)の問題(もんだい))/か


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