237 *〜として(は/も)/*〜としての

名詞(めいし): ×  +  として
          としては
          としても
          としての + 名詞(めいし)


♪ 会話(かいわ) ♪
李(り) :自分(じぶん)としては世(よ)の中(なか)がどう変(か)わろうと、人間(にんげん)として誠実(せいじつ)に生(い)きて、悔(く)いのない人生(じんせい)を送(おく)りたいな。
良子(りょうこ):私(わたし)には女(おんな)としてより母親(ははおや)としてという意識(いしき)が強(つよ)いわ。   次(つぎ)の世代(せだい)を残(のこ)せることに何(なに)よりも誇(ほこ)りを感(かん)じるわ。
李(り) :子供(こども)に関(かん)しては女性(じょせい)にかなわないから、男(おとこ)の僕(ぼく)としては仕事(しごと)でがんばるよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜として」は代表(だいひょう)的(てき)な格(かく)助詞(じょし)で、「〜の<立場(たちば)/資格(しかく)/名目(めいもく)/条件(じょうけん)>で」という意味(いみ)を表(あらわ)します。「AはBとして」は「A=B」の関係(かんけい)にあります。「〜として」は話題(わだい)提示(ていじ)の「は」や「も」を伴(ともな)って現(あらわ)れることもありますが、「〜としては」は「Aの<立場(たちば)/観点(かんてん)>に立(た)って言(い)えば」と、Aの立場(たちば)や観点(かんてん)から下(くだ)す判断(はんだん)になります。
  (私(わたし)は)医者(いしゃ)として忠告(ちゅうこく)する。<私(わたし)は医者(いしゃ)の立場(たちば)で>
  医者(いしゃ)としては、忠告(ちゅうこく)しないわけにはいかない。<医者(いしゃ)の立場(たちば)に立(た)って言(い)えば>

§ 例文(れいぶん) §
1.手数料(てすうりょう)として1万(まん)円(えん)いただきます。
2.日本(にっぽん)には古(ふる)くからの民間(みんかん)信仰(しんこう)としての神道(しんとう)があった。
3.彼(かれ)とは友達(ともだち)としてつき合(あ)っているだけで、あなたが御(ご)想像(そうぞう)なさっているような関係(かんけい)ではございませんわ。
4.彼(かれ)は弁護士(べんごし)としては一流(いちりゅう)だが、政治(せいじ)家(か)としては二流(にりゅう)だ。
5.彼女(かのじょ)は妻(つま)としてはもちろん、仕事(しごと)の協力(きょうりょく)者(しゃ)としても、かけがえのない伴侶(はんりょ)であった。

★ 例題(れいだい) ★
1) これ(まで/までに)戦争(せんそう)体験(たいけん)は被害(ひがい)者(しゃ)の立場(たちば)で(語(かた)る/語(かた)られる)ことが多(おお)かったが、加害(かがい)者(しゃ)(にとって/に対(たい)して/として)の日本(にっぽん)も見(み)つめなければならない。
2) 今日(きょう)は教師(きょうし)と( )( )ではなく、ひとりの日本人(にっぽんじん)と( )( )、君(きみ)たちに(話(はな)す→   )たいことがある。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) ても(条件(じょうけん)の逆説(ぎゃくせつ)→文型(ぶんけい)198)/とすれば/盗(ぬす)まれた(受身(うけみ)文(ぶん))
2) と/見(みる)/行(い)かない(〜ない・わけにはいかない→文型(ぶんけい)457)


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