249 〜とも/〜なくとも/〜ずとも

動詞(どうし)     :原形(げんけい)       + とも
イ形容詞(けいようし)   :原形(げんけい)<い→く>
動詞(どうし)・イ形容詞(けいようし):[ない]形(かたち)     + なくとも
                   ずとも


♪ 会話(かいわ) ♪
課長(かちょう):今(いま)夜(よる)はおごりだ。四(よん)人(にん)ともまとめて面倒(めんどう)みよう。仕事(しごと)が片(かた)づいてなくとも、五(ご)時(じ)になったら即(そく)出発(しゅっぱつ)だ!
山田(やまだ):最近(さいきん)の課長(かちょう)は、やけにはしゃいでるなあ。少(すく)なくとも、焼鳥(やきとり)屋(や)にぐらいには連(つ)れて行(い)ってくれるだろうさ。
李(り) :でも課長(かちょう)の気(き)が変(か)わらないとも限(かぎ)らないよ。早(はや)く五(ご)時(じ)にならないかなあ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 接続(せつぞく)助詞(じょし)「〜とも」は動詞(どうし)・形容詞(けいようし)に接続(せつぞく)して、逆説(ぎゃくせつ)の「〜ても」に相当(そうとう)する表現(ひょうげん)を作(つく)ります。動詞(どうし)の否定(ひてい)形(かたち)と接続(せつぞく)するときは「〜なくとも」と「〜ずとも」の両(りょう)形(かたち)があります。「〜とも」は今(いま)では古語(こご)に属(ぞく)しますが、「少(すく)なくとも/多(おお)くとも/遅(おそ)くとも/早(はや)くとも/多少(たしょう)とも」などの副詞(ふくし)が この「〜とも」から生(う)まれていますから、知識(ちしき)として知(し)っておくと役(やく)に立(た)つでしょう。
  行(い)くとも   → 行(おこな)っても
  行(い)かなくとも → 行(い)かなくても
  行(い)かずとも  → 行(い)かなくても
  安(やす)くとも   → 安(やす)くても
  安(やす)くなくとも → 安(やす)くなくても

§ 例文(れいぶん) §
1.学(がく)もし成(な)るなくんば、死(し)すとも帰(かえ)らず。(漢詩(かんし))
2.海山(かいさん)遠(とお)くへだつとも、二人(ふたり)の心(こころ)は離(はな)れることはない。
3.いくらか高(たか)くともかまわない。手(て)に入(はい)るなら、金(かね)に糸目(いとめ)はつけない。
4.「あいつが目(め)の上(うえ)のたんこぶだ。始末(しまつ)しろ」  「そんなことは言(い)わずとも知(し)れたことだ」
5.無理(むり)に彼(かれ)を引(ひ)き留(と)めなくともよい。「去(さ)る者(もの)は追(お)わず、来(く)る者(もの)は拒(こば)まず」だ。

★ 例題(れいだい) ★
1) たとえ生活(せいかつ)が(貧(まず)しく/貧(まず)しい)とも、心(こころ)(さえ/まで)貧(まず)しく(して/なって)はならない。
2) 贅沢(ぜいたく)は(できる→    )とも、家族(かぞく)仲良(なかよ)く暮(く)らして(いける→   )さえすれば、それ( )いい。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) こと(→文型(ぶんけい)087)/において(→文型(ぶんけい)291)/とも
2) に(〜に〜ができる)/とも/み(命令(めいれい):V〔ます〕形(かたち)+なさい)


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