253 〜と(も)なると/〜と(も)なっては

名詞(めいし)    : ×       +  と(も)なると 
動詞(どうし)・形容詞(けいようし):普通(ふつう)形(がた) <ナ形(かたち)ー×> と(も)なれば
                    と(も)なっては〜ない


♪ 会話(かいわ) ♪
課長(かちょう):年末(ねんまつ)ともなると、何(なに)かと気(き)ぜわしいな。ボーナスもいいけど、右(みぎ)から左(ひだり)へ飛(と)んでいくだけだしなあ。
真理(まり):でも、課長(かちょう)ともなれば、ボーナスもドカンと出(で)るんでしょう。羨(うらや)ましいですわ。
課長(かちょう):家(いえ)のローンもあるし、この歳(とし)ともなると老後(ろうご)の心配(しんぱい)もしないわけにはいかないし、楽(らく)じゃないんだよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜と(も)なると/〜と(も)なれば」は「〜という状況(じょうきょう)・場合(ばあい)になると」という意味(いみ)を表(あらわ)し、後件(こうけん)でどんな結論(けつろん)になるかを述(の)べます。「〜と(も)なると」は当然(とうぜん)の結果(けっか)という気持(きも)ちが現(あらわ)れます。一方(いっぽう)、「〜と(も)なれば」には推量(すいりょう)の気持(きも)ちが含(ふく)まれていて、文末(ぶんまつ)で「〜だろう」などの推量(すいりょう)の表現(ひょうげん)が多(おお)く現(あらわ)れます。
 「と(も)なっては〜ない」は例文(れいぶん)4、5のように常(つね)に後件(こうけん)で良(よ)くない結果(けっか)になることを強調(きょうちょう)するのが特徴(とくちょう)で、文末(ぶんまつ)で否定(ひてい)形(かたち)か否定(ひてい)の意味(いみ)を表(あらわ)す語(かたり)と呼応(こおう)します。失望(しつぼう)、残念(ざんねん)といった感情(かんじょう)が強(つよ)く現(あらわ)れる表現(ひょうげん)でしょう。→例題(れいだい)1)

§ 例文(れいぶん) §
1.ゴールデンウイークともなると、観光(かんこう)地(ち)は人(ひと)で溢(あふ)れる。
2.安楽(あんらく)死(し)問題(もんだい)ともなれば、様々(さまざま)な問題(もんだい)があり、一朝一夕(いっちょういっせき)に答(こた)えは出(だ)せません。
3.口(くち)では勇(いさ)ましいことを言(い)っていながら、いざ実行(じっこう)となると、しり込(ご)みしてしまう者(もの)が続出(ぞくしゅつ)する始末(しまつ)だ。
4.今(いま)となっては、もう手(て)の打(う)ちようがないですねえ。
5.校内(こうない)暴力(ぼうりょく)もこれほどとなっては、もはや教師(きょうし)だけでは手(て)に負(お)えません。

★ 例題(れいだい) ★
1) 彼(かれ)は人(ひと)には面倒(めんどう)な仕事(しごと)を(する/させる)くせに、いざ自分(じぶん)がやる(となると/となっては)(嫌(いや)だ/嫌(いや)がる)。
2) 現代(げんだい)医学(いがく)( )もってしても(治(なお)せる→    )難病(なんびょう)とも( )( )と、ご両親(りょうしん)の心痛(しんつう)は察(さっ)するに余(あま)りある。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) 聞(き)く/聞(き)いていた(過去(かこ)・継続(けいぞく))/流(なが)れて(自(じ)V)
2) と/と(→文型(ぶんけい)203)/如(ごと)く(→文型(ぶんけい)083)/へ


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