267 〜ないものはない/〜ない<名詞(めいし)>はない

名詞(めいし)    : でない         + ものはない
動詞(どうし)・形容詞(けいようし):ない形(かたち) <ナ形(かたち)ーでない>    名詞(めいし) + はない


♪ 会話(かいわ) ♪
李(り) :鯨(くじら)を一度(いちど)食(た)べてみたいなあ。
良子(りょうこ):子(こ)どもの頃(ころ)はまだ食卓(しょくたく)に上(のぼ)っていたけど、今(いま)じゃ専門(せんもん)店(てん)でしか食(た)べられないわ。頭(あたま)のてっぺんから尻尾(しっぽ)の先(さき)まで、利用(りよう)できないものはないらしいわよ。
李(り) :人間(にんげん)が食(た)べないものはないみたいだね。広東(かんとん)では、四(よっ)つ足(あし)はテーブル以外(いがい)何(なん)でも食(た)べるなんて言(い)うよ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜ないものはない/〜ない<名詞(めいし)>はない」は二(に)重(じゅう)否定(ひてい)になっていて、「全(すべ)て〜できる/ある/である」を意味(いみ)する強調(きょうちょう)表現(ひょうげん)になります。「〜ない<名詞(めいし)>は<何一(なにひと)つ/誰(だれ)一人(ひとり)/一(いち)時(じ)も・・・>ない/いない」などの形(かたち)が多(おお)いでしょう。そして、「できないものはない」は「何(なん)でもできる」よりも、はるかに強(つよ)い語感(ごかん)になります。
  知(し)らない漢字(かんじ)はない ≧ 漢字(かんじ)は全(すべ)て知(し)っている

§ 例文(れいぶん) §
1.およそ薬(くすり)と名(な)の付(つ)くもので、危険(きけん)でないものはない。
2.秋葉原(あきはばら)に行(い)けば、電気(でんき)製品(せいひん)で手(て)に入(はい)らないものはないと言(い)っていいだろう。
3.この世(よ)に自然(しぜん)の創造(そうぞう)物(ぶつ)でないものは何(なに)ひとつとしてない。
4.知(し)らない漢字(かんじ)はないと彼(かれ)は豪語(ごうご)しているが、果(は)たして本当(ほんとう)かなあ?
5.自分(じぶん)の子(こ)どもが可愛(かわい)くない親(おや)など誰(だれ)一人(ひとり)としていない。

★ 例題(れいだい) ★
1) 彼(かれ)は温泉(おんせん)好(す)きで、日本(にっぽん)の温泉(おんせん)(で/に)行(おこな)ったことが(ある/ない)(もの/ところ)はないと自慢(じまん)していた。
2) 中華(ちゅうか)料理(りょうり)( )(食(た)べられる→      )ものはないが、あの蛇(へび)料理(りょうり)だけは、ちょっと食(た)べるの( )勇気(ゆうき)が要(い)った。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) さえ(「〜すら〜ば」の形(かたち)はない→文型(ぶんけい)101)/くれれ/もの
2) 買(か)えない/が(逆説(ぎゃくせつ))/追(お)われる


↑前(ぜん)頁(ぺーじ)へ267↓次(つぎ)頁(ぺーじ)へ

日本語(にほんご)駆(か)け込(こ)み寺(てら) 参拝(さんぱい)口(ぐち)へ戻(もど)る