306 *〜にくい/〜づらい

動詞(どうし):[ます]形(かたち) +  にくい
          づらい


♪ 会話(かいわ) ♪
李(り) :この交差点(こうさてん)、右折(うせつ)していいの?色々(いろいろ)書(か)いてあって読(よ)みにくいし、何(なに)言(い)ってんだか、わかりづらいよ。
良子(りょうこ):本当(ほんとう)にわかりにくい表示(ひょうじ)ね。掲示(けいじ)責任(せきにん)者(しゃ)は自分(じぶん)で読(よ)んだことあるのかしら?手前味噌(てまえみそ)もいいとこね。
李(り) :あーあ、そんなこと言(い)ってるから行(い)き過(す)ぎちゃったよ。さーてと、ここはUターンできるのかな?

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜にくい」の類(るい)義(ぎ)表現(ひょうげん)に「〜辛(からし)(づら)い」があります。「〜にくい」は客観(きゃっかん)的(てき)状態(じょうたい)を述(の)べる表現(ひょうげん)ですが、「〜づらい」は話(はなし)者(しゃ)の肉体(にくたい)的(てき)・心理(しんり)的(てき)理由(りゆう)で「〜するのが難(むずか)しい」事態(じたい)を表(あらわ)します。「〜にくい」は対象(たいしょう)に原因(げんいん)・理由(りゆう)があり、「〜づらい」は話(はなし)者(しゃ)自身(じしん)に原因(げんいん)・理由(りゆう)があると考(かんが)えればいいでしょう。
  (黒板(こくばん)の字(じ)が小(ちい)さくて)読(よ)みにくい。ー客観(きゃっかん)状態(じょうたい)が理由(りゆう)ー
  (眼鏡(めがね)がないので)読(よ)みづらい。  ー肉体(にくたい)的(てき)理由(りゆう)ー
 もう一(ひと)つの類(るい)義(ぎ)表現(ひょうげん)に「〜難(かた)い」(→文型(ぶんけい)034)がありますが、実際(じっさい)上(うえ)は不可能(ふかのう)を表(あらわ)す表現(ひょうげん)です。
  言葉(ことば)では表(あらわ)しがたい。<困難(こんなん)で、ほぼ不可能(ふかのう)>
  言葉(ことば)では表(あらわ)しにくい。<困難(こんなん)だが、できないことはない>

§ 例文(れいぶん) §
1.言(い)いにくい(⇔づらい)ことなんだけど、少々(しょうしょう)、用立(ようだ)ててもらえないだろうか。
2.この録音(ろくおん)テープは雑音(ざつおん)が入(はい)っていて、聞()き取(きと)りにくい(⇔づらい)。
3.この金属(きんぞく)は電気(でんき)を通(とお)しにくく(×づらく)、しかもステンレスより強靭(きょうじん)です。
4.足(そく)に肉刺(まめ)ができて、歩(ある)きづらい(×にくい)んだ。
5.歳(さい)のせいか、小(ちい)さい字(じ)が読(よ)みづらく(×にくく)なった。

★ 例題(れいだい) ★
1) あの店(みせ)はつけが(たまる/たまっている)ので、行(い)き(にくい/づらい)んだ。別(べつ)の店(みせ)に(する/しよう)よ。
2) この鍋(なべ)は(熱(ねっ)する→   )やすくて(冷(さ)める→   )にくい特殊(とくしゅ)合金(ごうきん)( )作(つく)られている。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) 見(み)せ/たら(条件(じょうけん)の順接(じゅんせつ))/ほしがる(第三者(だいさんしゃ)も感情(かんじょう)・希望(きぼう))
2) もらえ(可能(かのう)形(かたち))/に(「〜に〜がわかる」)/に


↑前(ぜん)頁(ぺーじ)へ306↓次(つぎ)頁(ぺーじ)へ

日本語(にほんご)駆(か)け込(こ)み寺(てら) 参拝(さんぱい)口(ぐち)へ戻(もど)る