356 *〜のではないか/*〜んじゃないか

名詞(めいし)    :  な       + のではないか
動詞(どうし)・形容詞(けいようし):普通(ふつう)形(がた) <ナ形(かたち)ーな> のではないだろうか
                     んじゃないか<口(くち)>
                     んじゃないだろうか<口(くち)>
(注(ちゅう):「〜じゃないか」の形(かたち)は解説(かいせつ)参照(さんしょう)のこと)


♪ 会話(かいわ) ♪
佐藤(さとう):ベア交渉(こうしょう)もいよいよ大詰(おおづ)めなんじゃないか。
山田(やまだ):会社(かいしゃ)は経営(けいえい)不振(ふしん)を理由(りゆう)に、ベースアップに難色(なんしょく)を示(しめ)しているらしい。李(り)君(くん)、君(きみ)は組合(くみあい)の役員(やくいん)だろ?
李(り) :今日(きょう)あたりが山場(やまば)になるんじゃないだろうか。「ない袖(そで)は振(ふ)れぬ」と会社(かいしゃ)も開(ひら)き直(なお)っているし、交渉(こうしょう)は難航(なんこう)しているんだ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜のではないか/〜のではないだろうか/〜のではないでしょうか」(口語(こうご)形(かたち)は「〜んじゃないか/〜んじゃないだろうか/〜んじゃないでしょうか」)は形(かたち)の上(うえ)では疑問(ぎもん)ですが、実際(じっさい)上(うえ)は「たぶん〜だろう」と思(おも)ったときに使(つか)われる表現(ひょうげん)で、断定(だんてい)を避(さ)けるために日常(にちじょう)会話(かいわ)でよく使(つか)われる表現(ひょうげん)です。
 注意(ちゅうい)してほしいのは、「ん」のない「〜じゃないか/〜じゃない」(→文型(ぶんけい)193)の形(かたち)は文末(ぶんまつ)を下(さ)げて発話(はつわ)すると、例文(れいぶん)4、5のように強(つよ)い肯定(こうてい)になり、驚(おどろ)き・詰問(きつもん)・反駁(はんばく)などの感情(かんじょう)を表(あらわ)すことです。
  やればできるんじゃないか。=たぶんやればできるだろう
  やればできるじゃないか。 =ね、やはりやればできる。

§ 例文(れいぶん) §
1.捕(と)らぬ狸(たぬき)の皮算用(かわざんよう)はしない方(ほう)がいいんじゃない?
2.息子(むすこ)さんの就職(しゅうしょく)も決(き)まったし、あなたも肩(かた)の荷(に)がおりたんじゃないの?
3.彼(かれ)らはいつも集(あつ)まって、何事(なにごと)かひそひそと話(はな)し合(あ)っているが、何(なに)かよからぬ相談(そうだん)でもしてるんじゃないか。
4.やりたくなけりゃ、やらなきゃいいじゃないか!
5.ほらね、やればできるじゃないか。「案(あん)ずるより生(う)むがやすし」とはこのことさ。

★ 例題(れいだい) ★
1) もう一時(いちじ)を回(まわ)ってる(ん/×)じゃないか。話(はな)しに夢中(むちゅう)に(して/なって)、時間(じかん)が経(た)つ(の/こと)を忘(わす)れてたよ。
2) 電話(でんわ)したけど、彼(かれ)は自宅(じたく)にはもう(いない→     )から、こちらに向(む)かっている( )じゃない( )。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) から言(い)って(→文型(ぶんけい)049)/べき(→文型(ぶんけい)382)/として/至(いた)りだ
2) を(〜をもって→文型(ぶんけい)480)/を(他(た)V)/の


↑前(ぜん)頁(ぺーじ)へ356↓次(つぎ)頁(ぺーじ)へ

日本語(にほんご)駆(か)け込(こ)み寺(てら) 参拝(さんぱい)口(ぐち)へ戻(もど)る