391 〜ぽっち/〜ぽっきり

これ・それ・あれ・数詞(すうし): ×  +  ぽっち
                   ぽっちの  + 名詞(めいし)
数詞(すうし)         : ×  +  ぽっきり
                   ぽっきりの + 名詞(めいし)


♪ 会話(かいわ) ♪
小平(しょうへい):栗(くり)の皮(かわ)って、むくのって難(むずか)しいね。一(いち)時間(じかん)たってもたったこれっぽっちだ。食(た)べればあっという間(ま)なのに。
良子(りょうこ):栗(くり)の皮(かわ)くらいで悲鳴(ひめい)を上(あ)げないでよ。家事(かじ)はささいなことの積(つ)み重(かさ)ねよ。これからは男(おとこ)の子(こ)も家事(かじ)ができないと、お嫁(よめ)さんの来(らい)手(て)がないわよ。
李(り) : ただいま、いい匂(にお)いだね。今日(きょう)は栗(くり)ご飯(はん)かい?

♯ 解説(かいせつ) ♭
 これらの接尾(せつび)語(ご)は「〜だけしか数量(すうりょう)がない」という意味(いみ)を表(あらわ)します。「〜ぽっち」は数詞(すうし)や「これ・それ・あれ」と結(むす)びつき、とても少(すく)なく不足(ふそく)しているといった嘆息(たんそく)の感情(かんじょう)が強(つよ)く現(あらわ)れます。
 「〜ぽっきり」は「〜だけで終(お)わり」という「だけ」と同(おな)じ限定(げんてい)表現(ひょうげん)なので、同(おな)じ文脈(ぶんみゃく)で使(つか)っても語感(ごかん)の差(さ)が生(しょう)じます。また、「〜ぽっきり」は「これ・それ・あれ」にはつきませんし、「ぽっきり」は「木(き)の枝(えだ)がぽっきり折(お)れた」というような副詞(ふくし)の用法(ようほう)もあります。→例題(れいだい)1)

§ 例文(れいぶん) §
1.それっぽっちのはした金(がね)じゃ、焼(や)け石(いし)に水(みず)だよ。
2.大(おお)きな口(くち)を叩(たた)いたくせに、これっぽっちのこともできないのか。
3.三(さん)人(ひと)ぽっち(⇔ぽっきり)じゃ、とても人手(ひとで)が足(た)りない。
4.お父(とう)さんったら、けちもいいとこ、2000円(えん)ぽっち(⇔ぽっきり)しかお年玉(としだま)をくれなかった。
5.三(さん)百(ひゃく)グラムぽっち(⇔ぽっきり)の肉(にく)なんて、この子(こ)ひとりでペロリと平(たい)らげちゃうよ。

★ 例題(れいだい) ★
1) たったこれっ(ぽっち/ぽっきり)(だけ/しか)ないの?
2) 上(うえ)を向(む)いて歩(ある)こう。涙(なみだ)が(こぼれる→     )ように、(泣(な)く→   )ながら歩(ある)く、ひとり( )( )( )の夜(よる)。 (歌(うた):坂本(さかもと)九(きゅう)、作詞(さくし):永(えい)六輔(ろくすけ))

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) せっかく/からには(→文型(ぶんけい)056/〜からこそ→文型(ぶんけい)050)/ほか
2) やった/の(名詞(めいし)句(く)を作(つく)る「の」→文型(ぶんけい)354)/ない


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