396 ほんの〜/ものの〜

ほんの + 名詞(めいし)や、少量(しょうりょう)を表(あらわ)す数詞(すうし)・副詞(ふくし)
ものの + 数詞(すうし)


♪ 会話(かいわ) ♪
山田(やまだ):油断大敵(ゆだんたいてき)だ。ものの五(ご)分(ふん)、目(め)を離(はな)したすきに自転車(じてんしゃ)が影(かげ)も形(かたち)もなくなったよ。買(か)ったばかりだったのに。
李(り) :それはとんだ災難(さいなん)だったね。警察(けいさつ)には届(とど)けた?もののひと月(つき)もしないうちに出(で)てくるかもしれないよ。
山田(やまだ):歩(ある)くのが面倒(めんどう)で、ほんの軽(かる)い気持(きも)ちで他人(たにん)の自転車(じてんしゃ)に乗(の)って行(い)っちゃう人(ひと)が多(おお)いらしいね。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 連体詞(れんたいし)「ほんの」は「ほんの(微量(びりょう)・少量(しょうりょう)・数(すう)分(ふん))」などのように名詞(めいし)や、「ほんの(1〜2分(ふん)・一口(ひとくち)・2〜3メートル…)/ほんの(少(すこ)し・しばらく・ちょっと・僅(わず)か・少々(しょうしょう))」などのように少数(しょうすう)・少量(しょうりょう)を表(あらわ)す数詞(すうし)・副詞(ふくし)について、問題(もんだい)とならないほどの少(すく)ない数量(すうりょう)であることを表(あらわ)します。
 また、多(おお)くは慣用(かんよう)的(てき)に決(き)まった言()い方(いかた)ですが、「ほんの(子(こ)ども・お礼(れい)のしるし・お口汚(くちよご)し・名(な)ばかりの<名詞(めいし)>・形(かたち)ばかりの<名詞(めいし)>)」などのように取(と)るに足(た)りない小(ちい)さな存在(そんざい)・物(もの)であることも表(あらわ)します。→例題(れいだい)1)
 一方(いっぽう)、連体詞(れんたいし)「ものの」は時間(じかん)や距離(きょり)・人数(にんずう)などを表(あらわ)す数詞(すうし)などについて、「多(おお)くても/せいぜい」の意味(いみ)を表(あらわ)したり、「実(じつ)に・ほんとうに」を意味(いみ)する「ものの見事(みごと)に」など「好(す)きこそものの上手(じょうず)なれ」などの慣用(かんよう)表現(ひょうげん)を作(つく)ります。

§ 例文(れいぶん) §
1.つまらない物(もの)ですが、これはほんのお礼(れい)のしるしです。
2.申(もう)し訳(わけ)ございませんが、ほんの少々(しょうしょう)お待(ま)ちください。
3.ほんのお口汚(くちよご)しですが、いかがですか。お口(くち)に合(あ)えばよろしいんですが。
4.会社(かいしゃ)といっても、社員(しゃいん)3名(めい)のほんの名(な)ばかりの、吹(ふ)けば飛(と)ぶような小(ちい)さな会社(かいしゃ)なんです。
5.隣(となり)の駅(えき)は目(め)と鼻(はな)の先(さき)で、電車(でんしゃ)に乗(の)って、ものの(⇔ほんの)2、3分(ふん)で着(つ)きます。

★ 例題(れいだい) ★
1) 結婚式(けっこんしき)と言(い)っても(ほんの/ものの)形(かたち)(だけ/ばかり)の披露宴(ひろうえん)を開(ひら)いた(だけ/ばかり)でした。
2) 彼(かれ)は100キロ( )( )あるバーベルを、( )( )の見事(みごと)に持(も)ち上(あ)げて(みた→     )。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) に(受身(うけみ)文(ぶん))/と言(い)わんばかり(→文型(ぶんけい)222)/は
2) で(範囲(はんい)限定(げんてい))/ほど/ない


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