453 *〜わけがない

動詞(どうし)・形容詞(けいようし): 普通(ふつう)形(がた)<ナ形(かたち) ーな>  +  わけがない
                      わけない <口(くち)>


♪ 会話(かいわ) ♪
李(り) :一(いち)億(おく)円(えん)の宝(たから)くじに当(あ)たった夢(ゆめ)を見(み)たよ。五(ご)枚(まい)買(か)ってるけど、今朝(けさ)の朝刊(ちょうかん)に当(とう)せん番号(ばんごう)が出(で)てるはずだよ。
良子(りょうこ):そんなこと、あるわけがないでしょ。でも、どれどれ見(み)てみるわ。万一(まんいち)ってこともあるから。
李(り) :はっは、当(あ)たるわけがないと言(い)いながら、これだからねえ。宝(たから)くじって、抽選(ちゅうせん)結果(けっか)を見(み)るまでが花(はな)なのさ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜わけがない」は「そうなる<道理(どうり)・理由(りゆう)>は100%ない」と断定(だんてい)的(てき)に可能(かのう)性(せい)を否定(ひてい)する表現(ひょうげん)です。ほとんどの用例(ようれい)が「〜はずがない」を使(つか)って表(あらわ)せますが、「〜わけがない」は何(なに)かの理由(りゆう)・事情(じじょう)を問題(もんだい)にしている文脈(ぶんみゃく)で使(つか)われることが多(おお)く、「〜はずがない」は可能(かのう)性(せい)そのものを問題(もんだい)にした文脈(ぶんみゃく)で使(つか)われますから、例文(れいぶん)3のような「道理(どうり)がない、不当(ふとう)だ」といった道義(どうぎ)的(てき)・社会(しゃかい)的(てき)責任(せきにん)を問題(もんだい)にする場合(ばあい)は「〜わけがない」の方(ほう)が自然(しぜん)です。なお、「〜ないわけがない」は二(に)重(じゅう)否定(ひてい)で、「必(かなら)ず〜する/だ」という断定(だんてい)になります。
  彼(かれ)にできるわけがない。 <決(けっ)してできない>
  彼(かれ)にできないわけがない。<必(かなら)ずできる>

§ 例文(れいぶん) §
1.お前(まえ)が知(し)らないわけがない。素直(すなお)に白状(はくじょう)しろ。
2.隣国(りんごく)の内紛(ないふん)だからといって、対岸(たいがん)の火事(かじ)と決(き)め込(こ)んでいいわけがない。
3.人(にん)の娘(むすめ)を傷物(きずもの)にしておいて、「ごめんなさい」で済(す)まされるわけがないだろう。
4.「それ、2万(まん)円(えん)ぐらい?」「そんなに安(やす)いわけないだろ」
5.「元気(げんき)でやってるかい?」「元気(げんき)なわけがないだろ。女房(にょうぼう)が子供(こども)を連(つ)れて、実家(じっか)に帰(かえ)ってしまったんだから」

★ 例題(れいだい) ★
1) 彼(かれ)はけち(だから/なのに)、こんな寄付(きふ)に協力(きょうりょく)し(てもらう/てくれる)(わけではない/わけがない)よ。
2) 患者(かんじゃ)を人体(じんたい)実験(じっけん)( )使(つか)うなんて、そんなことが(許(ゆる)す→    )ていい( )( )がない。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) わけがわからなかった/なるほど(「やはり」は期待(きたい)・予想(よそう))/わけ
2) から/言(い)われ(受身(うけみ)文(ぶん):〜から〜られる)/わけ


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