457 *〜わけにはいかない/〜こともならず

動詞(どうし) : 原形(げんけい)/ない形(かたち)  +  わけにはいかない
               わけにはゆかない
               わけにゃいかない<口(くち)>
               わけにゃいかん<口(くち)>
動詞(どうし) : 原形(げんけい)      +  こともならず


♪ 会話(かいわ) ♪
課長(かちょう):責任(せきにん)ある仕事(しごと)が任(まか)せられるかどうかは、君(きみ)の能力(のうりょく)如何(いかが)だよ。性別(せいべつ)で差別(さべつ)するわけにゃいかない時代(じだい)だよ。
百恵(ももえ):でも女性(じょせい)に与(あた)えられているのは、男(おとこ)の補助(ほじょ)的(てき)仕事(しごと)ばかりです。現状(げんじょう)をきちんと認識(にんしき)してほしいんです。
真理(まり):同感(どうかん)です。簡単(かんたん)に引(ひ)き下(さ)がるわけにはいきません。
課長(かちょう):しばらく検討(けんとう)させてくれ。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜わけにはいかない」は、何(なに)か周囲(しゅうい)の事情(じじょう)があって「〜することができない」という意味(いみ)を表(あらわ)す文型(ぶんけい)になります。そして、動詞(どうし)の否定(ひてい)形(かたち)と結(むす)びついた「〜わけにはいかない」の形(かたち)は「〜しなければならない/〜ざるを得(え)ない」と同(おな)じ義務(ぎむ)・必然(ひつぜん)を表(あらわ)すようになります。この文語(ぶんご)が「〜することもならぬ/〜することもならず」です。
  行(い)くわけにはいかない。  (≒行(い)くことができない)
  行(い)かないわけにはいかない。(≒行(い)かなければならない)
 なお、この文型(ぶんけい)は個人(こじん)的(てき)事情(じじょう)や能力(のうりょく)が理由(りゆう)でできないことには使(つか)われません。
  歯(は)が痛(いた)くて食(た)べられない(×食(た)べるわけにはいかない)。

§ 例文(れいぶん) §
1.社長(しゃちょう)命令(めいれい)とあっては、従(したが)わないわけにはいかない。
2.進(すす)むこともならず、退(しりぞ)くこともならず、八方塞(はっぽうふさ)がりだ。
3.わけを聞(き)いたからには、一肌脱(ひとはだぬ)がないわけにはいくまい。
4.行(い)きたいわけではないが、上司(じょうし)からのゴルフの誘(さそ)いなので無碍(むげ)に断(ことわ)るわけにもいかず、困(こま)っている。
5.政府(せいふ)も荒廃(こうはい)した教育(きょういく)現場(げんば)の現状(げんじょう)を無視(むし)するわけにはいかなくなり、やっと重(おも)い腰(こし)を上(あ)げた。

★ 例題(れいだい) ★
1) 重役(じゅうやく)会(かい)の決定(けってい)(を/に)賛成(さんせい)している(わけではない/わけにはいかない)が、僕(ぼく)には協力(きょうりょく)しない(わけではない/わけにはいかない)事情(じじょう)があったんだ。
2) たとえ会社(かいしゃ)の決定(けってい)で(ある→    )と、このような理不尽(りふじん)な命令(めいれい)( )従(したが)う( )( )にはいきません。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) に/わけなく/わけがない(→文型(ぶんけい)453/→文型(ぶんけい)455)
2) に(→文型(ぶんけい)313)/わけ/に(→文型(ぶんけい)313)


↑前(ぜん)頁(ぺーじ)へ457↓次(つぎ)頁(ぺーじ)へ

日本語(にほんご)駆(か)け込(こ)み寺(てら) 参拝(さんぱい)口(ぐち)へ戻(もど)る