478 *〜をめぐって/*〜をめぐる

名詞(めいし): ×  +  をめぐって
          をめぐり
          をめぐる+名詞(めいし)
          をめぐっての+名詞(めいし)


♪ 会話(かいわ) ♪
李(り) :開放(かいほう)政策(せいさく)をとる国(くに)が増(ふ)えたので、新(しん)市場(いちば)をめぐっての競争(きょうそう)は苛烈(かれつ)をきわめていますね。
課長(かちょう):途上(とじょう)国(こく)サイドも開発(かいはつ)資金(しきん)獲得(かくとく)、民族(みんぞく)資本(しほん)保護(ほご)、国民(こくみん)所得(しょとく)向上(こうじょう)、国内(こくない)の所得(しょとく)格差(かくさ)是正(ぜせい)と課題(かだい)山積(さんせき)だよ。
李(り) :一方(いっぽう)の先進(せんしん)国(こく)では、福祉(ふくし)制度(せいど)をめぐって国論(こくろん)が真(ま)っ二(ふた)つに割(わ)れる例(れい)が多(おお)いみたいですね。

♯ 解説(かいせつ) ♭
 「〜をめぐって」は下(した)の図(ず)のように、何(なに)かを中心(ちゅうしん)にして、その周(まわ)りで起(お)こっている様々(さまざま)な事象(じしょう)を取(と)り上(あ)げます。類(るい)義(ぎ)の「〜に関(かん)して」(→文型(ぶんけい)304)は関連(かんれん)する内容(ないよう)を取(と)り上(あ)げますが、「〜をめぐって」は内容(ないよう)ではなく、周囲(しゅうい)で発生(はっせい)している出来事(できごと)を取(と)り上(あ)げると考(かんが)えればいいでしょう。→例題(れいだい)1)
   図(ず)あり 
 更(さら)に類義語(るいぎご)として「〜にまつわる」(→文型(ぶんけい)304)がありますが「〜に関(かん)して」の項(こう)で取(と)り上(あ)げました。

§ 例文(れいぶん) §
1.原発(げんぱつ)の賛否(さんぴ)をめぐって、議論(ぎろん)が白熱(はくねつ)している。
2.消費(しょうひ)税(ぜい)法案(ほうあん)が可決(かけつ)されたが、その内容(ないよう)をめぐって与野党(よやとう)間(かん)には解釈(かいしゃく)の違(ちが)いがある。
3.社長(しゃちょう)の後任(こうにん)をめぐり、社内(しゃない)は専務(せんむ)派(は)と副(ふく)社長(しゃちょう)派(は)のふたつに割(わ)れて対立(たいりつ)している。
4.工事(こうじ)入札(にゅうさつ)をめぐる贈収賄(ぞうしゅうわい)事件(じけん)が明(あか)るみに出(で)た。
5.教育(きょういく)改革(かいかく)をめぐっての議論(ぎろん)の中(なか)では、知識(ちしき)詰(つ)め込(こ)み教育(きょういく)がもたらす弊害(へいがい)が中心(ちゅうしん)テーマとなった。

★ 例題(れいだい) ★
1) 中東(ちゅうとう)の石油(せきゆ)(に関(かん)する/をめぐる)大国(たいこく)の利権(りけん)争(あらそ)い(によって/によると)、幾度(いくど)も戦乱(せんらん)が(もたらされた/もたらした)。
2) 行政(ぎょうせい)改革(かいかく)をめぐっては、国会(こっかい)( )も総論(そうろん)賛成(さんせい)・各論(かくろん)反対(はんたい)( )、少(すこ)しも具体(ぐたい)策(さく)が(出(で)てくる→      )。

(^^)前(まえ)課(か)の解答(かいとう)(^^)
1) を前(まえ)にしたら/変(か)わる(自(じ)V)/もの(一般(いっぱん)・普遍(ふへん)→文型(ぶんけい)420)
2) を/忙(いそが)し(様態(ようたい)「そうだ」)/そうに(そうに+V)


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